第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間におきましては、昨年末からの新型コロナウイルスの感染拡大により、世界経済全体が深刻な打撃を受けました。海外においては、米国及び欧州では、景気は極めて厳しい状況にあるものの、下げ止まりつつあり、また、中国では、景気は厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きが続いております。国内においては、景気は極めて厳しい状況にありますが、下げ止まりつつあります。国内外において、経済活動の再開が段階的に進められる中で、さらなる感染拡大への懸念もあり、依然として世界的に景気の先行きが不透明な状況が続いております。

 

このような状況の中、当第1四半期連結累計期間の売上収益は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響により、為替のマイナス影響24億円を含め、前年同期に対し277億30百万円(27.9%)減少の717億87百万円となりました。
 当第1四半期連結累計期間の損益については、事業利益は、全ての事業で減収により大幅な減益となったことから、全体では為替のマイナス影響7億円を含め前年同期に対し、96億54百万円(89.5%)減少の11億37百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、事業利益の減少に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う操業停止損25億円の計上等により、90億99百万円減少の18億9百万円の損失となりました。

(注)事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するも

   のです。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① 楽器事業

当第1四半期連結累計期間の売上収益は、為替のマイナス影響18億円を含め前年同期に対し、208億94百万円(30.9%)減少の466億38百万円となりました。

商品別には、アコースティックピアノと管楽器は、店舗閉鎖等の影響を受け減収となりました。EC販売の比率が比較的高いギターは、国内や欧州で増収となり前年並みの売上げを確保しました。また電子楽器は、北米で増収となりましたが全体では減収となりました。

事業利益は、為替のマイナス影響6億円を含め前年同期に対し、73億34百万円(74.5%)減少の25億15百万円となりました。

 

② 音響機器事業

当第1四半期連結累計期間の売上収益は、為替のマイナス影響6億円を含め前年同期に対し、52億77百万円(21.3%)減少の195億38百万円となりました。

商品別には、オーディオ機器は、国内と北米は増収でしたが全体では減収となりました。業務用音響機器は、ライブ市場や設備市場の縮小により減収となりましたが、国内の音響設備工事は納入が進み増収となりました。ICT機器は国内の会議システム需要増により増収となりました。

事業利益は、為替のマイナス影響1億円を含め前年同期に対し、19億57百万円減少の10億80百万円の損失となりました。 

 

 

③ その他の事業

当第1四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期に対し、15億58百万円(21.7%)減少の56億10百万円となりました。
 商品別には、電子デバイスは増収となりましたが、FA機器は市況回復が遅れ減収となりました。
 事業利益は、前年同期に対し、3億63百万円減少の2億97百万円の損失となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前期末の4,740億34百万円から71億10百万円(1.5%)減少し、4,669億23百万円となりました。
 流動資産は、前期末から183億59百万円(6.8%)減少し、2,518億30百万円となり、非流動資産は、112億48百万円(5.5%)増加し、2,150億92百万円となりました。流動資産では、売上収益の減少や債権の計上・回収における季節変動の影響により、営業債権及びその他の債権が減少しました。非流動資産では、保有有価証券の時価回復により金融資産が増加しました。

当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前期末の1,475億84百万円から117億62百万円(8.0%)減少し、1,358億21百万円となりました。
 流動負債は、前期末から90億71百万円(9.1%)減少し、900億77百万円となり、非流動負債は、26億90百万円(5.6%)減少し、457億44百万円となりました。流動負債では、生産水準の低下や債務の計上・支払における季節変動の影響により、営業債務及びその他の債務が減少しました。
 当第1四半期連結会計期間末の資本合計は、前期末の3,264億50百万円から46億52百万円(1.4%)増加し、3,311億2百万円となりました。四半期利益がマイナスとなったことや配当金の支払いにより利益剰余金は減少しましたが、保有有価証券の時価回復により、その他の資本の構成要素が増加しました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第1四半期連結累計期間において現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、41億65百万円減少前年同期は88億92百万円減少)し、期末残高は885億6百万円となりました。

 

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間において営業活動の結果使用した資金は、主として税引前四半期利益がマイナスとなったことにより、14億24百万円(前年同期に得られた資金は72億3百万円)となりました。

 

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間において投資活動の結果得られた資金は、主として定期預金の減少により、20億68百万円(前年同期に使用した資金は41億5百万円)となりました。

 

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は、主として配当金の支払により、48億76百万円(前年同期に使用した資金は105億5百万円)となりました。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、60億59百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

(6) 生産及び販売の実績

   当第1四半期連結累計期間において、新型コロナウイルスの感染拡大により、生産実績及び販売実績が減少

  しております。

  各報告セグメント別の生産実績及び販売実績は、次のとおりであります。

 

 ① 生産実績

セグメントの名称

当第1四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

    至 2020年6月30日)

金額(百万円)

前年同期比(%)

楽器

33,220

60.0

音響機器

16,975

57.3

その他

5,542

90.5

合計

55,738

61.2

 

(注) 1 金額は平均販売価格によっており、セグメント間の内部振替後の数値によっております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 ② 販売実績

   販売実績につきましては、「(1) 経営成績の分析」に記載のとおりであります。

 

(7) 主要な設備

前連結会計年度末において未定としておりました2021年3月期通期の設備の新設、除却等の計画につきましては、当第1四半期連結会計期間末において、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

計画金額(百万円)

目的

楽器

10,976

合理化、製造設備及び営業施設の更新

音響機器

3,028

新製品生産、製造設備及び営業施設の更新

その他

796

製造設備及び営業施設の更新、研究開発

合計

14,800

 

 

(注)1 上記計画に伴う所要資金14,800百万円は、自己資金で賄う予定であります。

   2 上記以外に経常的な設備の更新のための売廃却を除き、重要な売廃却はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。