【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

ヤマハ株式会社(以下、当社)は日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所に株式を上場しております。登記上の本社の住所は静岡県浜松市中区中沢町10番1号であります。当社の要約四半期連結財務諸表は、2020年9月30日を期末日とし、当社及びその子会社(以下、当社グループ)から構成されております。当社グループは楽器事業、音響機器事業及びその他の事業を営んでおります。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号に準拠して作成しております。四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しております。

要約四半期連結財務諸表は2020年11月13日に代表執行役社長 中田卓也によって承認されております。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、「3.重要な会計方針」に記載する会計方針に基づいて作成されております。資産及び負債の残高は、公正価値で測定する金融商品及び確定給付制度に係る資産又は負債など重要な会計方針に別途記載がある場合を除き、取得原価に基づいて計上しております。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円(百万円単位、単位未満切捨て)で表示しております。

 

(4) 未適用の公表済み基準書及び解釈指針

要約四半期連結財務諸表の承認日までに公表されている基準書及び解釈指針のうち、当社グループが早期適用していない重要な規定はありません。

 

3.重要な会計方針

 要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下の項目を除き、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。当社グループは、当第2四半期連結会計期間より、以下の基準を早期適用しております。

 

IFRS

新設・改訂の概要

IFRS第16号

リース

COVID-19に関連した賃料減免に関する会計処理を改訂

 

 

本改訂は、新型コロナウイルスの感染拡大の直接的な結果として賃料減免を受けたリースの借手に対して、簡便的な会計処理を選択することを認めるものであります。 
 本改訂によれば、新型コロナウイルスに関連する賃料減免のうち所定の要件を満たすものについて、これがIFRS第16号において規定される「リースの条件変更」に該当するか否かに係る評価を行わなくてもよいとする実務上の便法を借手が選択することができるとされております。

当社グループは、要件を満たす賃料減免について本便法を適用し、変動リース料として処理しております。当第2四半期連結累計期間において、変動リース料として純損益に認識した金額は225百万円であります。

 

 

4.重要な会計上の見積り及び判断

当社グループの要約四半期連結財務諸表に重要な影響を与える可能性のある判断、見積り及び仮定は、前連結会計年度に係る連結財務諸表から重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大が当社グループに与える影響は、依然として不確実性が高い状況が続いておりますが、引き続き緩やかに改善が進んでいくと想定して、将来の業績の見積りを行っております。影響が想定以上に長期化した場合、当社グループの将来の業績に重要な影響を及ぼし、要約四半期連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

 

5.その他の費用

(操業停止損)

世界的に深刻な影響を与えている新型コロナウイルスの感染拡大により、主に第1四半期連結会計期間において、直営の店舗や音楽教室等の休業、工場の操業停止等の影響を受けました。この結果、当第2四半期連結累計期間において、休業・操業停止期間の発生費用等を操業停止損として「その他の費用」に2,423百万円計上しております。なお、操業停止損に対応する新型コロナウイルス感染症にかかる助成金等を控除しております。

 

 

6.セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、経済的特徴及び製品・サービス内容の類似性に基づき、「楽器」及び「音響機器」の2つを報告セグメントとしており、それ以外の事業は、「その他」に含めております。

楽器事業は、ピアノ、電子楽器、管・弦・打楽器等の製造販売等を行っております。音響機器事業は、オーディオ機器、業務用音響機器、情報通信機器等の製造販売を行っております。その他には、電子デバイス事業、自動車用内装部品事業、FA機器事業、ゴルフ用品事業、リゾート事業等を含んでおります。

 

(2) 報告セグメント情報

報告セグメント情報は、次のとおりであります。

 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「3.重要な会計方針」における記載と同一であります。

また、当社グループは、事業利益をセグメント利益としております。事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するものです。

 

前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

 

その他

 

合計

 

調整額

 

要約四半期
連結財務諸
表計上額

楽器

 

音響機器

 

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上収益

 

138,651

 

54,532

 

193,183

 

15,340

 

208,524

 

 

208,524

セグメント間の
売上収益

 

 

 

 

178

 

178

 

178

 

 

138,651

 

54,532

 

193,183

 

15,519

 

208,702

 

178

 

208,524

事業利益

[セグメント利益]

 

22,287

 

3,670

 

25,958

 

185

 

26,143

 

 

26,143

その他の収益

 

 

 

1,605

その他の費用

 

 

187

営業利益

 

 

27,560

金融収益

 

 

2,402

金融費用

 

1,121

持分法による投資損益

 

9

税引前四半期利益

 

28,851

 

(注) セグメント間の売上収益は市場実勢価格に基づいております。

 

当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

 

その他

 

合計

 

調整額

 

要約四半期
連結財務諸
表計上額

楽器

 

音響機器

 

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上収益

 

107,230

 

45,201

 

152,432

 

12,371

 

164,803

 

 

164,803

セグメント間の
売上収益

 

 

 

 

127

 

127

 

127

 

 

107,230

 

45,201

 

152,432

 

12,499

 

164,931

 

127

 

164,803

事業利益

[セグメント利益]

(△は損失)

 

11,740

 

1,578

 

13,318

 

288

 

13,029

 

 

13,029

その他の収益

 

 

 

1,018

その他の費用

 

 

3,311

営業利益

 

 

10,736

金融収益

 

 

658

金融費用

 

1,283

持分法による投資損益

 

税引前四半期利益

 

10,111

 

(注) セグメント間の売上収益は市場実勢価格に基づいております。

 

7.売上収益

売上収益の内訳は、次のとおりであります。

(1) 収益の分解

当社グループは、経済的特徴及び製品・サービスの類似性に基づき、「楽器」及び「音響機器」の2つの事業を報告セグメントとして分解し、それ以外の事業は、「その他」に含めております。また、地域別の収益は、顧客の所在地別に分解しております。分解した売上収益とセグメント売上収益との関連は、次のとおりであります。

各事業に含まれる製品等については、「6.セグメント情報」を参照してください。

 

前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

 

その他

 

合計

 

 

楽器

 

音響機器

 

日本

 

37,593

 

13,067

 

11,223

 

61,885

北米

 

28,173

 

12,994

 

1,839

 

43,007

欧州

 

23,299

 

15,095

 

112

 

38,508

中国

 

25,874

 

4,255

 

859

 

30,988

その他

 

23,710

 

9,119

 

1,305

 

34,134

合計

 

138,651

 

54,532

 

15,340

 

208,524

顧客との契約から認識した収益

 

137,858

 

54,351

 

15,259

 

207,469

その他の源泉から認識した収益

 

792

 

181

 

81

 

1,055

 

(注) 日本及び中国以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。

      北米:米国、カナダ

    欧州:ドイツ、フランス、イギリス

    その他:韓国、オーストラリア

 

 

当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

 

その他

 

合計

 

 

楽器

 

音響機器

 

日本

 

24,839

 

14,619

 

8,083

 

47,542

北米

 

22,445

 

10,106

 

1,512

 

34,063

欧州

 

19,502

 

11,766

 

156

 

31,425

中国

 

23,116

 

3,247

 

1,067

 

27,432

その他

 

17,326

 

5,462

 

1,551

 

24,340

合計

 

107,230

 

45,201

 

12,371

 

164,803

顧客との契約から認識した収益

 

106,639

 

44,981

 

12,310

 

163,931

その他の源泉から認識した収益

 

590

 

220

 

60

 

871

 

(注) 日本及び中国以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。

      北米:米国、カナダ

    欧州:ドイツ、フランス、イギリス

    その他:韓国、オーストラリア

 

8.配当金

配当金の支払額は、次のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)

決議

 

株式の種類

 

配当金の総額
  (百万円)

 

1株当たり配当額
  (円)

 

基準日

 

効力発生日

2019年6月24日
定時株主総会

 

普通株式

 

5,389

 

30.00

 

2019年3月31日

 

2019年6月25日

 

 

当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)

決議

 

株式の種類

 

配当金の総額
  (百万円)

 

1株当たり配当額
  (円)

 

基準日

 

効力発生日

2020年6月23日
定時株主総会

 

普通株式

 

5,802

 

33.00

 

2020年3月31日

 

2020年6月24日

 

 

基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末日後となるものは、次のとおりであります。

 

前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)

決議

 

株式の種類

 

配当金の総額
  (百万円)

 

1株当たり配当額
  (円)

 

基準日

 

効力発生日

2019年11月1日
取締役会

 

普通株式

 

5,885

 

33.00

 

2019年9月30日

 

2019年12月5日

 

 

当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)

決議

 

株式の種類

 

配当金の総額
  (百万円)

 

1株当たり配当額
  (円)

 

基準日

 

効力発生日

2020年11月2日
取締役会

 

普通株式

 

5,801

 

33.00

 

2020年9月30日

 

2020年12月3日

 

 

 

9.1株当たり四半期利益

基本的1株当たり四半期利益及びその算定上の基礎は、次のとおりであります。

 

 

 

 

 

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年9月30日)

 

当第2四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年9月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

 

21,119

 

7,084

普通株式の加重平均株式数 (千株)

 

178,535

 

175,808

基本的1株当たり四半期利益(円)

 

118.29

 

40.30

 

(注) 希薄化後1株当たり四半期利益については、希薄化効果を有する潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2019年7月1日

至 2019年9月30日)

 

当第2四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

至 2020年9月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

 

13,829

 

8,893

普通株式の加重平均株式数 (千株)

 

178,356

 

175,799

基本的1株当たり四半期利益(円)

 

77.54

 

50.59

 

(注) 希薄化後1株当たり四半期利益については、希薄化効果を有する潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

 

10.金融商品

(1) 金融商品の公正価値

① 公正価値ヒエラルキー

公正価値のヒエラルキーは以下のとおりであります。

レベル1:活発な市場における無調整の公表価格により測定された公正価値

レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して算出された公正価値

レベル3:観察可能なデータに基づかないインプットを含む評価技法から算出された公正価値

金融商品のレベル間の振替は、各報告期間末に発生したものとして認識しております。なお、前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間において、レベル間の振替が行われた重要な金融資産はありません。

 

② 公正価値の算定方法

主な金融商品の公正価値の算定方法は、次のとおりであります。

(a) 現金及び現金同等物、償却原価で測定される金融資産及び負債(借入金、リース負債を除く)

現金及び現金同等物、短期投資、償却原価で測定される債権及び債務(借入金、リース負債を除く)は、短期で決済され、もしくは要求払いの性格を有する金融商品であるため、公正価値は帳簿価額と近似しており、帳簿価額によっております。

 

(b) 資本性金融資産及び純損益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産

上場株式は、報告期間末の市場価格で評価しており、レベル1に分類しております。非上場株式、出資金及び純損益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産は、投資先の財務諸表等を利用し、類似会社の市場価格に基づく評価手法等の適切な評価手法を用いて評価しており、レベル3に分類しております。

 

(c) 借入金

短期借入金は短期で決済されるため、公正価値は帳簿価額と近似しており、帳簿価額によっております。

長期借入金は将来キャッシュ・フローを、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2に分類しております。

 

 

(d) デリバティブ取引

デリバティブ取引に関する金融商品の公正価値は、取引先の金融機関から提示された価格に基づいて算定しており、レベル2に分類しております。

 

③ 償却原価で測定する金融商品

償却原価で測定する金融商品の公正価値は帳簿価額と近似しております。そのため、帳簿価額と公正価値の比較は開示を省略しております。

 

④ 公正価値で測定する金融商品

公正価値で測定する金融商品の内訳は、次のとおりであります。

前連結会計年度(2020年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 (単位:百万円)

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

負債性金融資産

 

 

 

497

 

497

デリバティブ資産

 

 

128

 

 

128

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融資産

 

57,690

 

 

5,494

 

63,185

合計

 

57,690

 

128

 

5,991

 

63,811

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ負債

 

 

 

 

合計

 

 

 

 

 

 

当第2四半期連結会計期間(2020年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 (単位:百万円)

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

負債性金融資産

 

 

 

314

 

314

デリバティブ資産

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融資産

 

66,658

 

 

5,229

 

71,888

合計

 

66,658

 

 

5,543

 

72,202

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ負債

 

 

△387

 

 

△387

合計

 

 

△387

 

 

△387

 

 

 

レベル3に分類した経常的に公正価値で測定する金融商品の増減の内訳は、次のとおりであります。

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年9月30日)

 

当第2四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年9月30日)

期首残高

 

5,790

 

5,991

 利得及び損失(注)1

 

50

 

△78

 その他の包括利益(注)2

 

640

 

△264

 購入

 

0

 

0

 売却・償還

 

△1

 

△104

期末残高

 

6,480

 

5,543

 

(注) 1 利得及び損失は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、連結損益計算書上、「金

     融収益」及び「金融費用」に表示しております。

     2 その他の包括利益は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、連結包括

         利益計算書上、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」に表示しております。

 

      該当する金融商品は、主に非上場株式、出資金及び純損益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産でありま

    す。これらは、投資先の財務諸表等を利用し、類似会社の市場価格に基づく評価手法等の適切な評価手法を用いて

    評価しております。

 

11.後発事象

2020年10月20日に、当社グループの取引先において火災が発生しました。この影響により、電子部品の調達が滞り、生産・販売に影響を受ける可能性が高くなっております。現在、情報収集を進め、対応策を検討しておりますが、現時点での当連結会計年度の業績への影響金額を合理的に見積もることは困難な状況であります。

 

2 【その他】

(1) 2020年11月2日開催の取締役会において、2020年9月30日現在の株主名簿に記載された株主または登録質権者に対し、剰余金の配当として、1株につき普通配当33円(総額5,801,405,643円)を支払うことを決議しております。

 

(2) その他該当事項はありません。