当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界経済全体が依然として厳しい状況にありますが、持ち直しの動きが続いております。海外においては、米国では景気は着実に持ち直しが続き、欧州でも経済活動が抑制される中、景気は持ち直しの動きが見られました。中国では、景気は緩やかに回復しております。また、国内においては、景気は持ち直しの動きが続いております。国内外において、経済活動の再開が段階的に進められている中で、感染再拡大への懸念もあり、依然として世界的に景気の先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当第1四半期連結累計期間の売上収益は、新型コロナウイルス感染拡大による影響からの回復が進み、前年同期に対し306億77百万円(42.7%)増加の1,024億65百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間の損益については、事業利益は、売上収益の大幅な増加により、前年同期に対し122億44百万円増加の133億82百万円(前年同期は11億37百万円の利益)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期に対し152億22百万円増加の134億13百万円(前年同期は18億9百万円の損失)となりました。
(注)事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するも
のです。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 楽器事業
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期に対し219億36百万円(47.0%)増加の685億75百万円となりました。
商品別には、全ての商品で増収となり、アコースティックピアノ、電子楽器、ギターは、新型コロナウイルス感染拡大による影響が生じる前の前々年同期との比較でも増収となりました。地域別でも全ての地域で前年に対し増収となりました。
事業利益は、前年同期に対し78億72百万円(313.0%)増加の103億87百万円となりました。
② 音響機器事業
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期に対し49億41百万円(25.3%)増加の244億79百万円となりました。
商品別には、オーディオ機器は、商品供給不足などにより北米と国内の販売が前年を下回り減収となりました。業務用音響機器は、需要が回復傾向となり全ての地域で増収となりました。ICT機器は、国内の会議システム需要が継続し増収となりました。
事業利益は、24億17百万円増加の13億37百万円(前年同期は10億80百万円の損失)となりました。
③ その他の事業
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期に対し37億99百万円(67.7%)増加の94億10百万円となりました。
商品別には、電子デバイス、自動車用内装部品、FA機器は、いずれも市況の回復により増収となりました。
事業利益は、前年同期に対し19億54百万円増加の16億56百万円(前年同期は2億97百万円の損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前期末の5,576億16百万円から192億61百万円(3.5%)増加し、5,768億78百万円となりました。
流動資産は、前期末から58億68百万円(1.9%)増加し、3,069億71百万円となり、非流動資産は、133億93百万円(5.2%)増加し、2,699億7百万円となりました。流動資産では、現金及び現金同等物が増加しました。非流動資産では、保有有価証券の時価上昇により金融資産が増加しました。
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前期末の1,606億67百万円から2億60百万円(0.2%)増加し、1,609億27百万円となりました。
流動負債は、前期末から58億18百万円(5.8%)減少し、950億34百万円となり、非流動負債は、60億79百万円(10.2%)増加し、658億93百万円となりました。流動負債では、債務の計上・支払における季節変動の影響により、営業債務及びその他の債務が減少しました。非流動負債では、保有有価証券の時価上昇等により繰延税金負債が増加しました。
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は、前期末の3,969億49百万円から190億1百万円(4.8%)増加し、4,159億51百万円となりました。四半期利益により利益剰余金が増加したことに加え、保有有価証券の時価上昇等により、その他の資本の構成要素が増加しました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間において現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、117億50百万円増加(前年同期は41億65百万円減少)し、期末残高は1,410億95百万円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間において営業活動の結果得られた資金は、主として税引前四半期利益により、126億90百万円(前年同期に使用した資金は14億24百万円)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間において投資活動の結果得られた資金は、主として有形固定資産及び無形資産の売却による収入により、51億77百万円(前年同期に得られた資金は20億68百万円)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は、主として配当金の支払により、69億65百万円(前年同期に使用した資金は48億76百万円)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、60億12百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 生産及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、生産実績及び販売実績が前年同期に対し増加しております。新型コロナウイルス感染症の影響により縮小した生産実績及び販売実績が回復したことによるものです。
各報告セグメント別の生産実績及び販売実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
(注) 金額は平均販売価格によっており、セグメント間の内部振替後の数値によっております。
② 販売実績
販売実績につきましては、「(1) 経営成績の分析」に記載のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。