第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間におきましては、世界の景気は、一部地域において足踏みが見られるものの、持ち直しの動きが続いております。海外においては、米国では景気は着実に持ち直しが続き、欧州でも一部で厳しい状況が残るものの、景気は持ち直しの動きが見られました。中国では上海のロックダウンの影響が残るものの、景気は持ち直しの動きが見られます。また、国内においては、景気は持ち直しの動きが続いております。国内外において景気の持ち直しが続くことが期待される中で、新型コロナウイルス感染症の新たな変異株の感染拡大の影響、原材料価格の上昇や供給面での制約、ロシア・ウクライナ情勢の長期化等による下振れリスクなどへの懸念もあり、依然として世界的に景気の先行きが不透明な状況が続いております。

 

このような状況の中、当第1四半期連結累計期間の売上収益は、中国・上海のロックダウンや半導体調達難などの影響を受けたものの、対USドルの為替レートが大幅な円安になったことから、前年同期に対し34億24百万円(3.3%)増加の1,058億89百万円となりました。
 当第1四半期連結累計期間の損益については、事業利益は、実質減収の中、為替影響も限定的であったことから、前年同期に対し24億5百万円(18.0%)減少の109億77百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期は固定資産売却益を47億円計上したこともあり、48億21百万円(35.9%)減少の85億92百万円となりました。

(注)事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するものです。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① 楽器事業

当第1四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期に対し47億96百万円(7.0%)増加の733億71百万円となりました。

商品別には、アコースティックピアノと電子楽器は上海のロックダウンの影響などにより、中国での販売が減少し、全体でも減収となりました。ギターは中国で二桁成長したほか、北米でも販売を伸ばしましたが減収となりました。管弦打楽器は北米での販売が大幅に回復したことなどから増収となりました。

事業利益は、前年同期に対し8億30百万円(8.0%)減少の95億57百万円となりました。

 

② 音響機器事業

当第1四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期に対し17億13百万円(7.0%)減少の227億66百万円となりました。

商品別には、オーディオ機器と業務用音響機器は、半導体調達難による商品供給不足などにより減収となりました。ICT機器は、前年の国内の会議システム需要増の反動で減収となりました。

事業利益は、17億23百万円減少の3億85百万円の損失(前年同期は13億37百万円の利益)となりました。 

 

③ その他の事業

当第1四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期に対し3億40百万円(3.6%)増加の97億50百万円となりました。
 商品別には、電子デバイス、自動車用内装部品、FA機器は、いずれも減収となりました。ゴルフ用品は、増収となりました。
 事業利益は、前年同期に対し1億49百万円(9.0%)増加の18億5百万円となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前期末の5,809億27百万円から39億65百万円(0.7%)減少し、5,769億61百万円となりました。
 流動資産は、前期末から20億81百万円(0.6%)減少し、3,605億95百万円となり、非流動資産は、18億84百万円(0.9%)減少し、2,163億66百万円となりました。資産全体について、為替変動の影響により円換算額が増加しました。流動資産では、為替変動の影響に加え、半導体調達難等に起因する一部製品の生産遅れによって棚卸資産が増加し、法人所得税の支払いによる現金及び現金同等物が減少しました。非流動資産では、保有有価証券の時価下落により金融資産が減少しました。

当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前期末の1,649億99百万円から183億34百万円(11.1%)減少し、1,466億64百万円となりました。
 流動負債は、前期末から174億67百万円(13.9%)減少し、1,086億47百万円となり、非流動負債は、8億67百万円(2.2%)減少し、380億16百万円となりました。流動負債では、法人税の支払いにより未払法人所得税が減少しました。
 当第1四半期連結会計期間末の資本合計は、前期末の4,159億27百万円から143億69百万円(3.5%)増加し、4,302億97百万円となりました。四半期利益により利益剰余金が増加したことに加え、為替変動の影響によりその他の資本の構成要素が増加しました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第1四半期連結累計期間において現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、228億67百万円減少前年同期は117億50百万円増加)し、期末残高は1,496億28百万円となりました。

 

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間において営業活動の結果使用した資金は、主として法人所得税の支払により、162億44百万円(前年同期に得られた資金は126億90百万円)となりました。

 

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は、主として有形固定資産及び無形資産等の取得による支出により、19億36百万円(前年同期に得られた資金は51億77百万円)となりました。

 

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は、主として配当金の支払により、95億71百万円(前年同期に使用した資金は69億65百万円)となりました。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、59億33百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。