【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

ヤマハ株式会社(以下、当社)は日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所に株式を上場しております。登記上の本社の住所は静岡県浜松市中区中沢町10番1号であります。当社の要約四半期連結財務諸表は、2022年6月30日を期末日とし、当社及びその子会社(以下、当社グループ)から構成されております。当社グループは楽器事業、音響機器事業及びその他の事業を営んでおります。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号に準拠して作成しております。四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しております。

要約四半期連結財務諸表は2022年8月12日に代表執行役社長 中田卓也によって承認されております。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、「3.重要な会計方針」に記載する会計方針に基づいて作成されております。資産及び負債の残高は、公正価値で測定する金融商品及び確定給付制度に係る資産又は負債など重要な会計方針に別途記載がある場合を除き、取得原価に基づいて計上しております。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円(百万円単位、単位未満切捨て)で表示しております。

 

(4) 未適用の公表済み基準書及び解釈指針

要約四半期連結財務諸表の承認日までに公表されている基準書及び解釈指針のうち、当社グループが早期適用していない重要な規定はありません。

 

3.重要な会計方針

要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

なお、要約四半期連結財務諸表における法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を用いて算定しております。

 

4.重要な会計上の見積り及び判断

当社グループは、要約四半期連結財務諸表の作成において、会計方針の適用、資産及び負債、収益及び費用の測定等に関する見積り及び仮定を用いております。これらの見積り及び仮定は、過去の実績及び報告期間の末日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最善の判断に基づいております。しかしながら、その性質上、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しており、これらの見直しによる影響は、当該見積りを見直した期間及び将来の期間において認識しております。

当第1四半期連結会計期間末において、新型コロナウイルス感染症による影響は、新たな変異株の感染拡大もあり依然として先行き不透明な状況が継続しておりますが、長期的には緩やかな改善が進んでいくものと想定しております。半導体調達難などを要因とする商品供給への影響が継続しておりますが、この影響は、当連結会計年度においても一定程度継続するものと想定しております。
 また、ロシア・ウクライナ情勢の世界経済への影響の長期化が懸念されますが、当社グループの業績へ与える影響は、当第1四半期連結会計期間末時点では軽微であると想定しております。
 これらの影響が想定と異なる結果となった場合、当社グループの将来の業績に重要な影響を及ぼし、要約四半期連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

 

 

5.その他の収益

(固定資産売却益)

  前第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日  至 2021年6月30日)

連結財政状態計算書の「売却目的で保有する資産」に計上していた土地(北海道札幌市中央区)をALJ Sapporo RE2特定目的会社(東京都千代田区)に売却いたしました。
 本売却に伴い、固定資産売却益として「その他の収益」に4,700百万円を計上しております。

 

6.セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社グループは、経済的特徴及び製品・サービス内容の類似性に基づき、「楽器」及び「音響機器」の2つを報告セグメントとしており、それ以外の事業は、「その他」に含めております。

 楽器事業は、ピアノ、電子楽器、管弦打楽器等の製造販売等を行っております。音響機器事業は、オーディオ機器、業務用音響機器、情報通信機器(ICT機器)等の製造販売を行っております。その他には電子デバイス事業、自動車用内装部品事業、FA機器事業、ゴルフ用品事業、リゾート事業等を含んでおります。

 

(2) 報告セグメント情報

 報告セグメント情報は、次のとおりであります。

 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「3.重要な会計方針」における記載と同一であります。

また、当社グループは、事業利益をセグメント利益としております。事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するものです。

 

前第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

 

その他

 

合計

 

調整額

 

要約四半期
連結財務諸
表計上額

楽器

 

音響機器

 

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上収益

 

68,575

 

24,479

 

93,055

 

9,410

 

102,465

 

 

102,465

セグメント間の
売上収益

 

 

 

 

69

 

69

 

69

 

 

68,575

 

24,479

 

93,055

 

9,479

 

102,534

 

69

 

102,465

事業利益
[セグメント利益]

 

10,387

 

1,337

 

11,725

 

1,656

 

13,382

 

 

13,382

その他の収益

 

 

 

5,130

その他の費用

 

 

214

営業利益

 

 

18,297

金融収益

 

 

532

金融費用

 

140

税引前四半期利益

 

18,689

 

(注) セグメント間の売上収益は市場実勢価格に基づいております。

 

 

当第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

 

その他

 

合計

 

調整額

 

要約四半期
連結財務諸
表計上額

楽器

 

音響機器

 

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上収益

 

73,371

 

22,766

 

96,138

 

9,750

 

105,889

 

 

105,889

セグメント間の
売上収益

 

 

 

 

74

 

74

 

74

 

 

73,371

 

22,766

 

96,138

 

9,825

 

105,963

 

74

 

105,889

事業利益
[セグメント利益]

(△は損失)

 

9,557

 

385

 

9,171

 

1,805

 

10,977

 

 

10,977

その他の収益

 

 

 

290

その他の費用

 

 

184

営業利益

 

 

11,083

金融収益

 

 

1,606

金融費用

 

117

税引前四半期利益

 

12,573

 

(注) セグメント間の売上収益は市場実勢価格に基づいております。

 

7.売上収益

売上収益の内訳は、次のとおりであります。

(1) 収益の分解

 当社グループは、経済的特徴及び製品・サービスの類似性に基づき、「楽器」及び「音響機器」の2つの事業を報告セグメントとして分解し、それ以外の事業は、「その他」に含めております。また、地域別の収益は、顧客の所在地別に分解しております。分解した売上収益とセグメント売上収益との関連は、次のとおりであります。

 各事業に含まれる製品等については、「6.セグメント情報」を参照してください。

 

前第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

 

その他

 

合計

 

 

楽器

 

音響機器

 

日本

 

16,675

 

6,980

 

5,134

 

28,789

北米

 

13,317

 

5,077

 

1,569

 

19,964

欧州

 

12,600

 

6,853

 

155

 

19,609

中国

 

14,540

 

1,980

 

923

 

17,444

その他

 

11,441

 

3,589

 

1,626

 

16,657

合計

 

68,575

 

24,479

 

9,410

 

102,465

顧客との契約から認識した収益

 

68,226

 

24,416

 

9,369

 

102,012

その他の源泉から認識した収益

 

348

 

63

 

41

 

453

 

(注) 日本及び中国以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。

      北米:米国、カナダ

    欧州:ドイツ、フランス、イギリス

    その他:韓国、オーストラリア

 

 

当第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

 

その他

 

合計

 

 

楽器

 

音響機器

 

日本

 

15,587

 

6,042

 

3,767

 

25,397

北米

 

19,975

 

5,585

 

1,926

 

27,488

欧州

 

12,778

 

5,889

 

66

 

18,734

中国

 

11,264

 

1,263

 

835

 

13,364

その他

 

13,765

 

3,985

 

3,154

 

20,905

合計

 

73,371

 

22,766

 

9,750

 

105,889

顧客との契約から認識した収益

 

72,997

 

22,692

 

9,702

 

105,392

その他の源泉から認識した収益

 

374

 

74

 

48

 

496

 

(注) 日本及び中国以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。

      北米:米国、カナダ

    欧州:ドイツ、フランス、イギリス

    その他:韓国、オーストラリア

 

8.配当金

配当金の支払額は、次のとおりであります。

前第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)

決議

 

株式の種類

 

配当金の総額
  (百万円)

 

1株当たり配当額
  (円)

 

基準日

 

効力発生日

2021年6月24日
定時株主総会

 

普通株式

 

5,801

 

33.00

 

2021年3月31日

 

2021年6月25日

 

 

当第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)

決議

 

株式の種類

 

配当金の総額
  (百万円)

 

1株当たり配当額
  (円)

 

基準日

 

効力発生日

2022年6月22日
定時株主総会

 

普通株式

 

5,660

 

33.00

 

2022年3月31日

 

2022年6月23日

 

 

なお、基準日が当第1四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第1四半期連結会計期間末日後となるものはありません。

 

9.1株当たり四半期利益

基本的1株当たり四半期利益及びその算定上の基礎は、次のとおりであります。

 

 

 

 

 

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益 (百万円)

 

13,413

 

8,592

普通株式の加重平均株式数 (千株)

 

175,798

 

171,571

基本的1株当たり四半期利益 (円)

 

76.30

 

50.08

 

(注) 希薄化後1株当たり四半期利益については、希薄化効果を有する潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

 

 

10.金融商品

(1) 金融商品の公正価値

① 公正価値ヒエラルキー

公正価値のヒエラルキーは以下のとおりであります。

レベル1:活発な市場における無調整の公表価格により測定された公正価値

レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して算出された公正価値

レベル3:観察可能なデータに基づかないインプットを含む評価技法から算出された公正価値

金融商品のレベル間の振替は、各報告期間末に発生したものとして認識しております。なお、前連結会計年度及び当第1四半期連結累計期間において、レベル間の振替が行われた重要な金融資産はありません。

 

② 公正価値の算定方法

主な金融商品の公正価値の算定方法は、次のとおりであります。

 

(a) 現金及び現金同等物、償却原価で測定される金融資産及び負債(借入金、リース負債を除く)

現金及び現金同等物、短期投資、償却原価で測定される債権及び債務(借入金、リース負債を除く)は、短期で決済され、もしくは要求払いの性格を有する金融商品であるため、公正価値は帳簿価額と近似しており、帳簿価額によっております。

 

(b) 資本性金融資産及び純損益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産

     上場株式は、報告期間末の市場価格で評価しており、レベル1に分類しております。非上場株式、出資金及

    び純損益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産は、投資先の財務諸表等を利用し、類似会社の市場価格

    に基づく評価手法等の適切な評価手法を用いて評価しており、レベル3に分類しております。

 

(c) 借入金

短期借入金は短期で決済されるため、公正価値は帳簿価額と近似しており、帳簿価額によっております。

長期借入金は将来キャッシュ・フローを、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2に分類しております。

 

(d) デリバティブ取引

デリバティブ取引に関する金融商品の公正価値は、取引先の金融機関から提示された価格に基づいて算定しており、レベル2に分類しております。

 

 

③ 償却原価で測定する金融商品

償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値は、次のとおりであります。なお、次の表に含めていない金融商品については、公正価値が帳簿価額と近似しております。

 

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

 

公正価値

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長期借入金

(1年以内返済

 予定を含む)

 

1,468

 

 

1,468

 

 

1,468

合計

 

1,468

 

 

1,468

 

 

 1,468

 

 

当第1四半期連結会計期間(2022年6月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

 

公正価値

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長期借入金

(1年以内返済

 予定を含む)

 

1,484

 

 

1,484

 

 

1,484

合計

 

1,484

 

 

1,484

 

 

1,484

 

 

④ 公正価値で測定する金融商品

公正価値で測定する金融商品の内訳は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 (単位:百万円)

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

  負債性金融資産

 

 

 

300

 

300

デリバティブ資産

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融資産

 

60,343

 

 

5,775

 

66,118

合計

 

60,343

 

 

6,076

 

66,419

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ負債

 

 

662

 

 

662

合計

 

 

662

 

 

662

 

 

 

当第1四半期連結会計期間(2022年6月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 (単位:百万円)

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 負債性金融資産

 

 

 

210

 

210

デリバティブ資産

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融資産

 

56,485

 

 

4,671

 

61,157

合計

 

56,485

 

 

4,882

 

61,368

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

デリバティブ負債

 

 

1,394

 

 

1,394

合計

 

 

1,394

 

 

1,394

 

 

レベル3に分類した経常的に公正価値で測定する金融商品の増減の内訳は、次のとおりであります。

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

期首残高

 

5,959

 

6,076

 利得及び損失(注)1

 

 

 その他の包括利益(注)2

 

878

 

△1,103

 購入

 

0

 

0

 売却・償還

 

 

△90

期末残高

 

6,837

 

4,882

 

(注) 1 利得及び損失は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、連結損益計算書上、「金

     融収益」及び「金融費用」に表示しております。

     2 その他の包括利益は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、連結包括

         利益計算書上、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」に表示しております。

 

      該当する金融商品は、主に非上場株式、出資金及び純損益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産でありま

    す。これらは、投資先の財務諸表等を利用し、類似会社の市場価格に基づく評価手法等の適切な評価手法を用いて

    評価しております。

 

11.後発事象

記載すべき重要な後発事象はありません。

 

2 【その他】

 該当事項はありません。