文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成30年1月1日~平成30年3月31日)におけるわが国経済は、米国や中国の政策や北朝鮮情勢などの不安定な国際情勢の影響を受けながらも、堅調な企業収益を背景として、設備投資や雇用状況も概ね安定的に推移しました。
このような状況のもと、当社グループは、積極的な販売活動を実施するとともに、生産性の向上に努めました。その結果、当第1四半期連結累計期間につきましては、売上高15億1千万円(前年同期比4.4%減)、営業利益3千2百万円(前年同期比32.5%減)、経常利益4千8百万円(前年同期比32.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益4千3百万円(前年同期比37.9%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(文具事業)
文具事業につきましては、万年筆は国内・海外販売ともに堅調だったものの、中高価格帯の輸入ボールペンや法人ギフト市場の多色ボールペンが振るわず、売上高は10億1千8百万円(前年同期比8.4%減)と減少しました。セグメント利益は6百万円(前年同期比82.8%減)となっております。
(ロボット機器事業)
ロボット機器事業につきましては、国内企業の活発な設備投資を受けて、主力製品の射出成形用取出ロボット及び付帯装置の売上が好調で、売上高4億9千2百万円(前年同期比5.3%増)となりました。利益につきましては、セグメント利益2千5百万円(前年同期比221.1%増)となっております。
(2)財政状態に関する説明
(資産の状況)
資産合計は、前連結会計年度末に比べて2億7千8百万円増加し、50億7千9百万円となりました。このうち流動資産は、受取手形及び売掛金の増加2億8百万円、原材料及び貯蔵品の増加6千9百万円、現金及び預金の減少4千8百万円等により、2億5千8百万円増加して37億4千1百万円となっております。
固定資産につきましては、前連結会計年度から2千万円増加して、13億3千7百万円となりました。
(負債の状況)
負債合計は、前連結会計年度に比べて2億3千5百万円増加し、32億6百万円となりました。このうち、流動負債は、支払手形及び買掛金の増加1億8千万円等により、前連結会計年度末より2億1千4百万円増加し、22億2百万円となりました。
固定負債は、前連結会計年度末より2千万円増加し、10億3百万円となりました。
(純資産の状況)
純資産は、前連結会計年度末から4千3百万円増加して、18億7千2百万円となりました。これは、利益剰余金の増加4千3百万円などによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当社は、その製品において『最高の品質』を追求することにより、『顧客満足度の最大化』を目的に研鑽を重ね、その継続的な努力により『SAILOR』ブランドの価値向上をはかるとの経営理念に基づき、開発型メーカーとして常に新しい開発製品を世に送り出し、世の中に貢献していくことを目的に、積極的な研究開発活動を行っております。
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は2千3百万円となっております。なお、各セグメントの研究開発活動は以下の通りであります。
(文具事業)
文具事業につきましては、『顧客満足度の最大化』を達成するため、高機能・高品質かつ安全性に配慮した製品の開発を行ってまいります。市場が拡大している万年筆インクにつきましては、3月に「万年筆用ボトルインク インク工房 染料20ml」シリーズ100色を販売しました。また、注力している中高価格帯ボールペンにつきましては、昨年末に発売した「タイムタイド」の新シリーズをはじめ、主力製品に付加価値を付けたラインナップの拡充を図るとともに、書き味を追求した製品の開発を行い、国内外へ向け拡販を進めてまいります。
(ロボット機器事業)
ロボット機器事業の研究開発活動としましては、当社製品の特長である高精度、高耐久性を強化していくとともに、より「操作性・高速化」を追求した射出成形機用取出ロボットの開発を進めてまいります。
取出ロボットのユーザーインターフェイスであるコントローラーにつきましては、今春より改良タイプを販売開始しております。更に、取出チャックの回転を制御するチャック回転サーボの標準化、精度と耐久性向上のため、可動部の機構改良に取り組んでおります。
また、射出成形付帯装置に関しては、更なる開発改良を進めてまいります。