当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容
①財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ104億5千5百万円増加し、2,591億5千3百万円となりました。これは主に、現金及び預金が43億6千8百万円増加、受取手形及び売掛金が39億5千5百万円増加、電子記録債権が20億9千万円増加したことによるものであります。
負債は、主に流動負債の増加により、前連結会計年度末と比べ33億3千2百万円増加し、899億9千2百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末と比べ71億2千3百万円増加し、1,691億6千1百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により87億1千1百万円増加、その他有価証券評価差額金が5億3百万円増加した一方で、剰余金の配当により24億1千3百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は65.3%(前連結会計年度末は65.2%)となりました。
②経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の減速の影響により輸出に弱さが見られるものの、個人消費や設備投資を中心とした内需が底堅さを維持し、緩やかな回復基調で推移いたしました。
住宅市場におきましては、新設住宅着工戸数は前年を下回る水準となったものの、政府によるリフォーム支援制度や消費税増税前の駆け込み需要の影響などもあり、リフォーム需要は回復傾向にて推移いたしました。
このような事業環境の下、当社グループは、業界最多のショールームを活用した流通業者との合同展示会やリフォーム相談会などの販売促進活動を積極的に行い、需要の掘り起こしに努めてまいりました。また、当社製品の取扱店を対象に、リフォーム営業における提案力向上を支援するセミナーを全国各地で開催するなど、リフォーム需要の獲得に繋がる取り組みにも注力してまいりました。
ショールーム展開につきましては、都市部での営業強化並びに地域密着営業の強化を目的に、「立川ショールーム」(東京都)の移転・新装や、「石巻ショールーム」(宮城県)の全面リニューアルを実施するなど、引き続きショールームの充実を図ってまいりました。
また海外事業におきましては、アジア諸国で順調に売上が推移する中、ベトナム最大級の建設系展示会「VIETBUILD 2019」に出展し、当社独自の「高品位ホーロー」を積極的に訴求するなど、更なる認知度向上と拡販に取り組んでまいりました。
以上の諸施策の推進に加え、2019年10月の消費税増税前の駆け込み需要が想定よりも上振れしたこともあり、当第3四半期連結累計期間における売上高は、1,548億3千7百万円(前年同四半期比5.5%増)となりました。
売上総利益につきましては、売上高の増加に加え、製造原価の低減に取り組んだ結果、568億1千1百万円(前年同四半期比7.4%増)となりました。
営業利益につきましては、売上高の増加に加え、販売諸経費の抑制により、124億1千万円(前年同四半期比21.4%増)、売上高営業利益率は8.0%となりました。
経常利益につきましては、128億4千6百万円(前年同四半期比20.9%増)、売上高経常利益率は8.3%となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、87億1千1百万円(前年同四半期比19.0%増)となりまし
た。
セグメントごとの経営成績の状況に関する分析は、次のとおりであります。
(住宅設備関連事業)
当セグメントの売上高は1,546億3千万円(前年同四半期比5.5%増)、営業利益は122億5千3百万円(同21.4%増)となりました。
当セグメントの製品部門別の状況に関する分析は、次のとおりであります。
a キッチン
新築市場、リフォーム市場ともに順調に売上が拡大し、特にリフォーム市場においては中高級シリーズ「レミュー」・「エマージュ」を中心にホーローシステムキッチンの拡販が進んだことから、売上高は908億2千8百万円(前年同四半期比6.8%増)となりました。
b 浴室
新築市場、リフォーム市場ともに順調に売上が拡大し、特にリフォーム市場においては「ぴったりサイズシステムバス」の拡販が進んだことから、売上高は360億円(前年同四半期比5.6%増)となりました。
c 洗面化粧台
新築市場、リフォーム市場ともに順調に売上が拡大し、特にリフォーム市場においては中高級シリーズ「エリーナ」・「ファミーユ」を中心にホーロー洗面化粧台の拡販が進んだことから、売上高は169億6千5百万円(前年同四半期比4.1%増)となりました。
(その他の事業(倉庫事業及び不動産賃貸事業等))
売上高は3億1千1百万円(前年同四半期比9.7%増)、営業利益は1億5千6百万円(同27.2%増)となりました。
③キャッシュ・フローの分析
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ43億6千8百万円増加し、693億7千5百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、98億2千9百万円(前年同四半期は71億7千9百万円の増加)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益の計上及び仕入債務の増加による資金の増加と、売上債権の増加による資金の減少であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の支出は、30億5千1百万円(前年同四半期は24億6千2百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の支出は、配当金の支払などにより、24億9百万円(前年同四半期は23億3千6百万円の支出)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間において支出した研究開発費の総額は、10億7千7百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、事業活動に必要な資金の十分な確保及び健全なバランスシートの維持を財務方針としております。資金の財源につきましては、自己資金による充当のほか、銀行借入による調達も行っております。当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は693億7千5百万円であり、将来の資金需要に対して十分な手許流動性を確保しております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。