第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は145億7千4百万円で、前年同四半期と比べ26億7千4百万円(△15.5%)の減収、営業利益は14億3千9百万円で、前年同四半期と比べ5億3千9百万円(△27.3%)の減益、経常利益は14億6千1百万円で、前年同四半期と比べ4億2千9百万円(△22.7%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億9千6百万円で、前年同四半期と比べ3億2千4百万円(△22.9%)の減益となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの損益算定方法について一部変更しており、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の算定方法に基づいております。

 

(a)オフィス機器部門

「国内オフィス事業」は、新型コロナウイルス感染症の拡大による展示会の中止や提案活動の停滞などにより、チューブマーカー「レタツイン」や表示作成機「ビーポップ(Bepop)」の販売が減少しました。加えて、文具関連製品の販売も減少し、減収となりました。

「海外オフィス事業」は、各国の外出規制等に伴う経済活動の停滞により、アジア市場を中心に文具関連製品などの販売が減少し、減収となりました。

「オートステープラ事業」は、複写機メーカーの減産により販売が減少し、減収となりました。

この結果、売上高は41億5千6百万円で、前年同四半期と比べ14億1千4百万円(△25.4%)の減収、セグメント利益は7億3千2百万円で、前年同四半期と比べ6億1千3百万円(△45.6%)の減益となりました。

 

(b)インダストリアル機器部門

「国内機工品事業」は、鉄筋結束機「ツインタイア」の専用消耗品の販売が継続して伸長したものの、国内新設住宅着工戸数の減少や販売活動の停滞により、木造建築物向け工具の販売が減少し、事業全体では減収となりました。

「海外機工品事業」は、欧米地域の外出規制等の影響により販売活動が停滞し、木造建築物向け工具や鉄筋結束機等のコンクリート構造物向け工具の販売が減少し、減収となりました。

「住環境機器事業」は、換気システムの販売が減少したことに加え、国内新設住宅着工戸数の減少により、浴室暖房換気乾燥機の販売が戸建て住宅等の新築物件向けで減少し、減収となりました。

 この結果、売上高は98億3千1百万円で、前年同四半期と比べ11億5千2百万円(△10.5%)の減収、セグメント利益は13億4千9百万円で、前年同四半期と比べ4百万円(△0.4%)の減益となりました。

 

(c)HCR機器部門

HCR機器部門は、国内における外出自粛等の影響により医療・介護福祉施設への訪問件数が減少し、主力の車いすの販売が低調に推移しましたが、固定費の削減等を進めた結果、売上高は5億8千6百万円で、前年同四半期と比べ1億7百万円(△15.5%)の減収、セグメント損失は2千2百万円で、前年同四半期と比べ4千9百万円の改善となりました。

 

②財政状態の分析

資産の部は、前連結会計年度末に比べ、19億9千3百万円減少し、973億8千5百万円となりました。流動資産については、受取手形及び売掛金が21億9千3百万円、現金及び預金が9億8千5百万円減少したことなどにより、17億6千4百万円減少しました。固定資産については、投資有価証券が8億9千8百万円減少したことなどにより、2億2千9百万円減少しました。

負債の部は、前連結会計年度末に比べ、11億5千6百万円減少し、222億4千9百万円となりました。流動負債については、賞与引当金が9億4千4百万円減少したことなどにより、10億2千6百万円減少しました。固定負債については、退職給付に係る負債が1億1千万円減少したことなどにより、1億2千9百万円減少しました。
 純資産の部は、前連結会計年度末に比べ、8億3千7百万円減少し、751億3千5百万円となりました。株主資本は、親会社株主に帰属する四半期純利益が10億9千6百万円ありましたが、配当金の支払22億4千9百万円などがあったため、11億5千2百万円の減少となりました。
 その他の包括利益累計額については、その他有価証券評価差額金が1億5千9百万円増加したことなどにより、3億1千9百万円増加しました。
 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、現金及び現金同等物の増減額が9億9千6百万円減少したことにより、208億6千4百万円となりました。

当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

   (営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第1四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は、22億2千8百万円(前年同四半期は16億1千6百万円の増加)となりました。主な増加は、売上債権の増減額が22億7百万円、税金等調整前四半期純利益が15億1千6百万円、一方で主な減少は、賞与引当金の増減額が9億4千4百万円です。

 

   (投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第1四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は、8億7千8百万円(前年同四半期は4億3百万円の減少)となりました。主な減少は、有形固定資産の取得による支出が13億4千8百万円、一方で主な増加は、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入が5億円です。

 

   (財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第1四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は、23億1千3百万円(前年同四半期は19億9千万円の減少)となりました。主な減少は、配当金の支払額が22億4千8百万円です。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりです。

 

Ⅰ 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当社は上場企業である以上、当社株式の売買は、株主・投資家の皆様の自由な判断においてなされるのが原則であり、当社に対して大規模買付行為が行われた場合においても、これに応じるか否かは、最終的には、当社株主の皆様に委ねられるべきものと考えております。大規模買付行為であっても、当社の企業価値及び株主共同の利益に資するものであれば、これを一概に否定するものではありません。しかしながら、近時、わが国の資本市場においては、法制度の変革や企業構造・企業文化の変化等を背景として、対象となる会社の経営陣と十分な協議や合意のプロセスを経ることなく、大規模買付行為を強行するといった動きがみられます。

当社が今後も持続的に企業価値及び株主共同の利益を確保・向上させていくためには、当社の経営理念、事業特性及びステークホルダーとの間に築かれた関係等への深い理解に基づいた経営がなされることが不可欠と考えております。大規模買付者により当社の経営理念、事業特性及びステークホルダーとの間に築かれた関係等への理解が不十分なまま当社の経営がなされるに至った場合、当社の企業価値及び株主共同の利益は毀損されることになります。従いまして、企業価値及び株主共同の利益を毀損するおそれのある不適切な大規模買付行為又はこれに類似する行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であると考えます。

 

Ⅱ 当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の会社支配に関する基本方針の実現に資する取組み
 (1)基本方針の実現に資する特別な取組み

当社は、上記Ⅰに記載した会社支配に関する基本方針の実現に資する取組みとして、企業価値及び株主共同の利益の向上に向けて、次のとおり取組みを行っております。

当社は、「人」が尊重され、「人」が成長することによって、会社も成長すると考えており、「ガラス張りの経営」、「全員参画の経営」、「成果配分の経営」の3つを柱として、「いきいきと楽しく力を合わせ、皆揃って成長していく集団を目指す」という経営基本姿勢の下、お客様と共に成長するマックスを創るため、社員一人ひとりが事業の成長を担う主体となる意識改革を進め、事業成長と収益構造の強化を目指し、全社を挙げて取り組んでおります。

当社の事業は、ホッチキス、タイムレコーダ、ビーポップ等のオフィス機器や釘打機、エアコンプレッサ、コンクリートツール等の産業用機器にとどまらず、浴室暖房換気乾燥機、ディスポーザ等の住宅用機器など、幅広く構成されております。当社の経営は、これらの分野におけるマーケティングノウハウや豊富な事業経験に基づいて、次代を見据えた新製品開発、技術力強化等に取り組んでおります。また、株主・投資家の皆様、お客様、お取引先様など、当社をご支援いただく関係先様のご理解・ご信頼を基に、企業価値及び株主共同の利益の向上に邁進しております。当社は、これからも「使う人が満足するモノづくり」にこだわり続けることにより、当社の企業価値及び株主共同の利益の向上に努めてまいります。

 

(2)会社支配に関する基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配される

   ことを防止するための取組み

当社は、2019年6月26日開催の当社第88回定時株主総会において、「当社株式の大規模買付行為に関する対応方針(買収防衛策)」(以下、「本プラン」といいます。)をご承認いただいております。
 当社は、議決権割合が20%以上の大規模買付行為が行われる場合には、一定の合理的なルール(大規模買付ルール)に従っていただくこととし、これを遵守しなかった場合及び遵守した場合につき一定の対応方針を定めることをもって、会社支配に関する基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みといたします。
 大規模買付ルールは、当社株主の皆様が大規模買付行為に応じるか否かを判断するために必要な情報や当社取締役会の意見を提供し、さらには当社株主の皆様が当社取締役会の代替案の提示を受ける機会を確保することを目的としております。当社取締役会は、大規模買付者に対し、大規模買付行為に関する必要かつ十分な情報を当社取締役会に提供することを要請し、その情報提供完了後、大規模買付行為の評価検討のための期間を設定し、当社取締役会としての意見形成や必要に応じ代替案の策定を行い、公表することとします。
 大規模買付者が大規模買付ルールを遵守した場合には、当社取締役会は、仮に当該大規模買付行為に反対であったとしても、反対意見の表明、代替案の提示、株主の皆様への説得等を行うにとどめ、原則として、大規模買付行為に対する対抗措置はとりません。しかし、大規模買付者が大規模買付ルールを遵守しない場合には、具体的な買付方法の如何にかかわらず、当社取締役会は、当社の企業価値及び株主共同の利益を守ることを目的として、新株予約権無償割当て等、会社法その他の法令及び当社定款が当社取締役会の権限として認める措置(以下「対抗措置」といいます。)をとり、大規模買付行為に対抗することがあります。また本プランが適正に運用され、取締役会の判断の合理性、公正性を確保するために、当社取締役会から独立した組織として、社外取締役などから構成される特別委員会を設置し、当社取締役会は、対抗措置の発動の是非等について特別委員会に諮問し、その勧告に原則として従います。
 本プランの有効期間は、2019年6月26日開催の第88回定時株主総会の終結の時から、2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までとし、以後、2年毎の定時株主総会前に開催される当社取締役会において、本プランを継続するか否かを検討し、継続することを決定した場合、その年の定時株主総会において議案としてお諮りすることにより、継続の可否につき、株主の皆様のご意向を確認させていただきます。なお、有効期間満了前であっても当社の株主総会において、本プランの導入又は継続の議案が承認されなかった場合、あるいは本プランを廃止する旨の議案が承認された場合や当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合はその時点で廃止されるものとします。
 なお、本プランの内容の詳細につきましては、以下の当社ウェブサイトに掲載しておりますので、そちらをご覧ください。

    https://www.max-ltd.co.jp/topic_file/ir_201905131.pdf

 

Ⅲ 本プランが、会社支配に関する基本方針に沿うものであり、株主共同の利益を損なうものではないこと、会
   社役員の地位の維持を目的とするものではないこと及びその理由
 (1)本プランが会社支配に関する基本方針に沿うものであること

本プランは、大規模買付ルールの内容、大規模買付行為がなされた場合の対応方針、特別委員会の設置、株主
及び投資家の皆様に与える影響等を規定するものです。
 本プランは、大規模買付者が大規模買付行為に関する必要かつ十分な情報を当社取締役会に事前に提供すること、及び当社取締役会のための一定の評価期間が経過した後にのみ当該大規模買付行為を開始することを求め、これを遵守しない大規模買付者に対して当社取締役会が対抗措置を講じることがあることを明記しております。
 また、大規模買付ルールを遵守した場合であっても、大規模買付者の大規模買付行為が当社の企業価値又は株主共同の利益を著しく損なうものと当社取締役会が判断した場合には、かかる大規模買付者に対して当社取締役会は当社の企業価値及び株主共同の利益を守るために適切と考える対抗措置を講じることがあることを明記しております。
 このように本プランは、会社支配に関する基本方針の考え方に沿って設計されたものであるといえます。

 

(2)本プランが当社株主の共同の利益を損なうものではないこと

上記Ⅰ.に記載したとおり、会社支配に関する基本方針は、当社の株主共同の利益を尊重することを前提としています。本プランはかかる会社支配に関する基本方針の考え方に沿って設計され、当社株主の皆様が大規模買付行為に応じるか否かを判断するために必要な情報や当社取締役会の意見の提供、代替案の提示を受ける機会を保障することを目的としております。本プランによって、当社株主及び投資家の皆様は適切な投資判断を行うことができますので、本プランは当社の株主共同の利益を損なうものではなく、むしろその利益に資するものであると考えます。
 さらに、本プランの継続につきましては、定時株主総会において株主の皆様のご承認を得ることとしておりますので、本プランは当社の株主共同の利益を損なわないものと考えております。

 

(3)本プランが当社役員の地位の維持を目的とするものではないこと

本プランは、大規模買付行為に応じるか否かは、最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきことを大原則としつつ、当社の企業価値及び株主共同の利益を守るために必要な範囲で大規模買付ルールの設定や対抗措置の発動を行うものです。本プランは当社取締役会が対抗措置を発動する場合を事前にかつ詳細に開示しており、当社取締役会による対抗措置の発動は、かかる本プランの規定に従って行われます。
 また、大規模買付行為に関して、当社取締役会が評価・検討、取締役会の意見の提供、代替案の提示及び大規模買付者との交渉を行い、又は対抗措置を発動する際には、外部専門家等の助言を得るとともに、当社の業務執行を行う経営陣から独立している委員で構成される特別委員会へ諮問し、同委員会の勧告に原則として従うこととしています。このように本プランには、当社取締役会による適正な運用を担保するための手続も盛り込まれておりますことから、本プランが当社役員の地位の維持を目的とするものではないと考えております。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は7億6千2百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。