第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

 当中間連結会計期間における経済情勢は、国内では物価は上昇傾向にあるものの、雇用・所得環境の改善や設備投資の増加等により景気は緩やかな回復基調で推移しております。海外では中国の景気減速、中東情勢の悪化やウクライナ紛争の長期化等、先行き不透明な状況にあります。

 当社グループが属する自動車業界におきましては、原材料・エネルギー価格の高止まりや労務費の高騰が続き、認証問題や自然災害等による減産、中国市場での日系自動車メーカーの販売減少もあり、依然として不透明な状況が続いております。

 当中間連結会計期間(当社は2024年4月1日~2024年9月30日、海外子会社は2024年1月1日~2024年6月30日)の業績につきましては、為替変動の影響等により、売上高は前年同期と比べ増加し11,019百万円(前年同期比1.6%増)となりました。損益面では、材料費や労務費等コスト上昇分の価格転嫁を進めるとともに原価低減に努め、営業利益72百万円(前年同期は営業損失268百万円)、経常利益39百万円(前年同期は経常損失262百万円)となりました。親会社株主に帰属する中間純損失は45百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失322百万円)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

① 自動車部品

 売上高9,993百万円(前年同期比1.6%増)、セグメント利益36百万円(前年同期はセグメント損失311百万円)となりました。

② 住宅

 住宅設備資材を中心に底堅く推移したものの、コスト上昇の影響等もあり、売上高1,021百万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益37百万円(前年同期比8.6%減)となりました。

③ その他

 売上高4百万円(前年同期比62.7%減)、セグメント損失0百万円(前年同期はセグメント利益1百万円)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

 当中間連結会計期間末における資産合計は25,090百万円(前連結会計年度末比324百万円増)となりました。

 このうち流動資産は14,309百万円(前連結会計年度末比13百万円減)となりました。これは主に売掛金が383百万円、原材料及び貯蔵品が270百万円それぞれ増加した一方、現金及び預金が845百万円減少したこと等によるものです。

 固定資産は10,780百万円(前連結会計年度末比338百万円増)となりました。これは主に建設仮勘定が152百万円、建物及び構築物が92百万円それぞれ増加したこと等によるものです。

(負債)

 当中間連結会計期間末における負債合計は13,330百万円(前連結会計年度末比418百万円減)となりました。

 このうち流動負債は10,256百万円(前連結会計年度末比552百万円減)となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が394百万円、支払手形及び買掛金が159百万円、それぞれ減少したこと等によるものです。

 固定負債は3,073百万円(前連結会計年度末比134百万円増)となりました。これは主にリース債務が65百万円、長期未払金が46百万円それぞれ減少した一方、長期借入金が260百万円増加したこと等によるものです。

(純資産)

 当中間連結会計期間末における純資産合計は11,760百万円(前連結会計年度末比743百万円増)となりました。これは主に利益剰余金が132百万円減少した一方、為替換算調整勘定が904百万円増加したこと等によるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ845百万円減少し、3,613百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは539百万円の支出(前年同期は39百万円の収入)となりました。これは主に減価償却費が441百万円による収入があった一方、売上債権の増加が288百万円、仕入債務の減少が245百万円、法人税等の支払額が150百万円あったこと等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは444百万円の支出(前年同期は260百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が429百万円あったこと等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは111百万円の支出(前年同期は209百万円の収入)となりました。これは主に長期借入による収入が500百万円、短期借入金の増加が229百万円あった一方、長期借入金の返済による支出が658百万円あったこと等によるものです。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)経営方針・経営戦略等

 当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(7)研究開発活動

 当中間連結会計期間の研究開発費の総額は15百万円です。

 

(8)従業員数

 当中間連結会計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。

 

(9)生産、受注及び販売の実績

 当中間連結会計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。

 

(10)主要な設備

① 主要な設備の状況

 新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当中間連結会計期間に著しい変動はありません。

 

② 設備の新設、除却等の計画

 当中間連結会計期間において、新たに確定した重要な設備の新設、除却等はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結はありません。