第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国では個人消費の伸びが鈍化したものの底堅く推移するなど堅調な景況感が続き、欧州も英国のEU離脱問題で金融市場が混乱しましたが、緩やかな景気回復傾向にありました。また、アジアでは中国の景気減速やASEAN諸国での景気鈍化が続きました。一方、日本経済は、雇用・所得環境が引き続き堅調でしたが、年初からの円高進行を受けて企業収益改善に足踏みが見られ、景気回復への不透明感が高まりました。

当社グループの事業環境につきましては、自動車関連分野では国内の自動車生産ラインの一時的停止がありましたもののグローバルでは安定した生産が続き、半導体関連分野の需要も好調に推移しました。

このような状況のもと、当社グループは、主力成長製品及び新製品の拡販に注力した営業活動を国内外で継続的に展開し、生産能力増強、生産性及び品質向上などを目的とした設備投資を積極的に進めてまいりました。また、本年4月に技術生産本部を開発本部と生産本部に分割し、事業環境の変化に即した「営業」、「開発」、「生産」の機能と責任を明確にしたうえで、三位一体による新たな事業運営の徹底を図っております。

この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は179億37百万円(前年同期比1.1%減)、営業利益は16億45百万円(前年同期比118.5%増)、経常利益は11億96百万円(前年同期比3.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億27百万円(前年同期比5.8%増)となりました。

 

セグメントごとの業績は次のとおりであります。

 

①電子デバイス事業

当事業では、自動車関連入力デバイスの出荷が堅調に推移しました。全体として売上げは前年をやや下回りましたものの、利益を伸ばしました。

入力デバイスは、自動車電装スイッチの用途増加と搭載率上昇を背景に自動車用キースイッチ及びタッチスイッチが安定的に推移しました。薄型ノートパソコン用タッチパッドは、パソコン市場停滞の影響などにより落ち込みました。ディスプレイ関連デバイスは、液晶接続用コネクターの需要が低調でした。コンポーネント関連製品は、電子部品検査用コネクターがスマートフォン生産調整の影響などにより伸び悩みました。

この結果、当事業の売上高は45億72百万円(前年同期比4.9%減)、セグメント利益(営業利益)は2億48百万円(前年同期比23.6%増)となりました。

 

②精密成形品事業

当事業では、半導体関連容器の出荷が好調に推移し、全体として売上げは前年を上回り、利益も大きく伸ばしました。

半導体関連容器は、半導体業界の好調な需要を背景に、主力の300mmウエハー用製品が高水準に推移しました。OA機器用部品は、主要ユーザー向け製品が伸び悩みました。キャリアテープ関連製品は、自動車電装分野向けの需要が堅調な一方、スマートフォン用セラミックコンデンサーなどの微細部品用製品が振るいませんでした。シリコーンゴム成形品は、メディカル関連製品や建材関連製品など主力製品が安定的に推移しました。

 

この結果、当事業の売上高は76億51百万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益(営業利益)は12億17百万円(前年同期比66.0%増)となりました。

 

③住環境・生活資材事業

当事業では、塩ビ関連製品の国内市場での需要低迷と価格競争により、全体として売上げは前年をやや下回りましたが、利益は改善しました。

ラッピングフィルムなどの包装資材関連製品は、食品スーパーマーケット向けがやや回復しましたものの、外食産業向けが横ばいでした。塩ビパイプ関連製品は、住宅着工戸数の伸び悩みにより、受注量確保が厳しい状況が続きました。機能性コンパウンドは、国内の自動車生産ライン停止が重なるなどの影響で不安定な出荷が続きました。外装材関連製品は、価格競争が激しい中で熊本地震の震災復興需要などにより、前年並みで推移しました。

この結果、当事業の売上高は41億45百万円(前年同期比4.0%減)、セグメント利益(営業利益)は54百万円(前年同期は2億31百万円の損失)となりました。

 

④その他

工事関連では、首都圏を中心に商業施設の新築・改装物件の受注を獲得し、売上げは前年並みとなりました。

この結果、その他の売上高は15億66百万円(前年同期比2.9%増)、セグメント利益(営業利益)は1億24百万円(前年同期比147.2%増)となりました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は8億89百万円であります。 

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。