(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、先進国を中心に緩やかな景気回復基調が続きました。米国では個人消費が依然堅調に推移しており、欧州も地政学的リスクなどによる先行き不透明感がありましたものの、緩やかな回復傾向にありました。また、アジアでは中国の景気減速が続きましたものの、ASEAN諸国の景気は回復傾向にありました。
日本経済は、円安基調が定着して輸出関連企業を中心に収益改善に向かう傾向が見られ、個人消費も底堅く、緩やかな景気回復基調が続きました。
当社グループ関連の事業環境につきましては、半導体業界の活況が継続し、自動車関連分野の需要も順調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループは、販売面では、主力製品及び新製品の拡販に注力した営業活動を国内外で継続展開し、生産面では、本年4月に国内生産子会社4社を当社に吸収合併し、経営資源を集約して組織運営を一体化しました。能力増強などを目的とした設備投資も積極的に進めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は189億83百万円(前年同期比5.8%増)、営業利益は16億82百万円(前年同期比2.3%増)、経常利益は18億45百万円(前年同期比54.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億54百万円(前年同期比51.6%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①電子デバイス事業
当事業では、自動車関連入力デバイスを中心に順調な出荷が続き、全体として売上げは前年を上回り、利益は大幅に伸長しました。
主力の入力デバイスは、自動車電装スイッチの種類や搭載車種が増えて、キースイッチ及びタッチスイッチの出荷が好調に推移しました。一方、薄型ノートパソコン用タッチパッドは、パソコン市場停滞の影響などにより振るいませんでした。ディスプレイ関連製品は、液晶接続用コネクターに回復の兆しが現れ、視野角制御フィルム(VCF)のATM用途も回復しました。コンポーネント関連製品は、電子部品検査用コネクターがハイエンドスマートフォン用部品の生産調整の影響などにより低調でした。
この結果、当事業の売上高は48億21百万円(前年同期比5.4%増)、セグメント利益(営業利益)は3億97百万円(前年同期比60.1%増)となりました。
②精密成形品事業
当事業では、半導体関連容器の出荷が好調に推移し、全体として売上げは前年を上回りましたが、利益は前年並みでした。
半導体関連容器は、半導体業界の高水準な需要を背景に主力製品の出荷が好調に推移し、売上げを伸ばしました。OA機器用部品は、主要ユーザー向け製品の出荷に回復の兆しが見えましたが、売上げは前年並みでした。キャリアテープ関連製品は、自動車向けやスマートフォン向け電子部品などの需要が堅調に推移し、売上げを伸ばしました。シリコーンゴム成形品は、主力のメディカル関連製品が堅調に推移して、売上げは前年を上回りました。
この結果、当事業の売上高は80億93百万円(前年同期比5.8%増)、セグメント利益(営業利益)は11億80百万円(前年同期比3.1%減)となりました。
③住環境・生活資材事業
当事業では、市場の需要低迷の中、新製品の拡販に努め、全体として売上げは前年を上回りました。
ラッピングフィルムなど包装資材関連製品は、食品スーパーマーケット向け、外食産業向けの出荷が横ばいでした。塩ビパイプ関連製品は、競争が激しい中、受注量を確保して、売上げは前年を上回りました。機能性コンパウンドは、自動車用とロボットケーブル用が好調な出荷で推移し、売上げを伸ばしました。外装材関連製品は、新規取引先開拓やラインアップ拡充に注力しましたが、売上げは振るいませんでした。
この結果、当事業の売上高は43億87百万円(前年同期比5.8%増)、セグメント利益(営業利益)は36百万円(前年同期比32.5%減)となりました。
④その他
工事関連では、首都圏を中心に商業施設の新築・改装物件を安定的に受注するなど、全体として、売上げは前年を上回りました。
この結果、その他の売上高は16億81百万円(前年同期比7.3%増)、セグメント利益(営業利益)は68百万円(前年同期比45.4%減)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は7億90百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。