【注記事項】

(継続企業の前提に関する事項)

該当事項はありません。 

 

(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1) 連結子会社の数    40

主要な連結子会社名

「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載しているため省略しております。

なお、当連結会計年度より、新たに設立したLINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(VIETNAM)CO.,LTDを連結の範囲に含めております。

LINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA), INC.は解散し清算が完了したため、また、Evergreen Mexico Holdings, LLCは親会社であるMACTAC AMERICAS, LLC を存続会社とする吸収合併により消滅したため、当連結会計年度において連結の範囲から除外しております。

(2) 非連結子会社名

リンテックサービス㈱、東京リンテック加工㈱、リンテックカスタマーサービス㈱

  非連結子会社について連結の範囲から除いた理由

非連結子会社3社は、いずれも小規模会社であり、合計の総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。

 

2.持分法の適用に関する事項

非連結子会社及び関連会社については、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等に及ぼす影響が軽微であり、かつ全体としても重要性がないため持分法を適用しておりません。

非連結子会社は上記3社であり、関連会社は大西物流㈱他2社であります。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社のうち、MACTAC AMERICAS, LLC、LINTEC(THAILAND)CO.,LTD.他35社の決算日は12月末日であります。連結財務諸表の作成に当たっては、上記連結子会社37社の決算日と連結決算日との差異が3か月以内であるため、各社の事業年度の財務諸表を使用しており、連結決算日との間に生じた重要な取引については必要な調整を行っております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

(イ)有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

決算期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

(ロ)デリバティブ

時価法

(ハ)棚卸資産

通常の販売目的で保有する棚卸資産

主として総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)によっております。ただし、機械類については個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)によっております。

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

(イ)有形固定資産(リース資産を除く)

定額法によっております。

なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

  建物及び構築物

3~50年

  機械装置及び運搬具

3~17年

 

 

(ロ)無形固定資産(リース資産を除く)

定額法によっております。

ただし、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっております。

(ハ)リース資産

①所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産

自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。

②所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとする定額法を採用しております。

③使用権資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとする定額法を採用しております。

米国連結子会社においては米国会計基準ASC第842号「リース」(以下「ASC第842号」という。)を適用し、それ以外の海外連結子会社については、国際財務報告基準に基づき財務諸表を作成しており、国際財務報告基準第16号「リース」(以下「IFRS第16号」という。)を適用しております。ASC第842号及びIFRS第16号により、リースの借手については、原則としてすべてのリースを貸借対照表に資産及び負債として計上しております。

(3) 重要な引当金の計上基準

(イ)貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

(ロ)賞与引当金

従業員に対する賞与の支給に備えるため、支給見込額に基づき当連結会計年度に負担すべき金額を計上しております。

(ハ)役員賞与引当金

役員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額に基づき当連結会計年度に見合う分を計上しております。

(ニ)環境対策引当金

法令に基づいた有害物資の処理など、環境対策に係る支出に備えるため、今後発生すると見込まれる金額を引当計上しております。

(ホ)関係会社整理損失引当金

連結子会社の解散決議に伴い発生することが見込まれる支出に備えるため、今後発生すると見込まれる金額を計上しております。

(へ)製品保証引当金

製品の品質に関する保証費用の支出に備えるため、今後必要と見込まれる金額を計上しております。

(4) 退職給付に係る会計処理の方法

(イ)退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

(ロ)数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(15年)による定額法により費用処理しております。

数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(15年)による定額法により、それぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております。

(5) 重要な収益及び費用の計上基準

当社グループでは、印刷材・産業工材関連、電子・光学関連、洋紙・加工材関連製品等の製造、販売を行っております。主に完成した製品の支配が顧客に移転した時点において収益を認識しておりますが、国内の販売においては、出荷時から当該製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には、出荷時に収益を認識しております。

なお、顧客から原材料等を仕入れ、加工後、当該顧客に販売する有償支給取引については、原材料等の仕入価格を除いた加工代相当のみを純額で収益を認識しております。買い戻す義務を負っている有償支給取引については、有償支給した支給品の譲渡に係る収益は認識しておりません。輸出販売については、インコタームズ等で定められた貿易条件に基づきリスク負担が顧客に移転した時に収益を認識しております。販売協力金等の顧客に支払われる対価については、売上高から減額しております。

 

これらの履行義務に対する対価は、履行義務充足後、概ね1年以内に受領しており、重要な金融要素は含んでおりません。

 

(6) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外子会社の資産及び負債は、在外子会社の決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及び非支配株主持分に含めております。

 

(7) のれんの償却方法及び償却期間

のれんは、その効果の発現する期間を個別に見積もることが可能な場合はその年数で、その他については5年間で均等償却しております。

 

(8) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金・随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。

 

(重要な会計上の見積り)

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(固定資産の減損)

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

洋紙事業の固定資産

10,897

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

① 算出方法

当社グループは、当連結会計年度において、洋紙・加工材関連セグメントのうち、洋紙事業で主要な原材料であるパルプ価格の高止まりの影響を大きく受けたことにより収益性が低下したため減損の兆候があると判断し、洋紙事業の固定資産に係る資産グループについて、減損損失の認識の要否判定を行いました。

減損損失の認識の要否判定は、当該資産グループの割引前将来キャッシュ・フローと、当該資産グループの固定資産の帳簿価額とを比較して判定しております。

判定の結果、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額がその帳簿価額を上回ったことから、減損損失を認識しておりません。

② 主要な仮定

当該資産グループの割引前将来キャッシュ・フローは、事業計画を基礎として見積もっており、この事業計画の策定にあたり用いた主要な仮定は販売数量及び販売単価並びにパルプ価格であります。

③ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響

主要な仮定は不確実性が高く、将来の事業環境の変化などにより当該資産グループから得られる将来キャッシュ・フローが著しく減少した場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において減損損失が認識される可能性があります。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至 2025年3月31日)

(固定資産の減損)

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

洋紙事業の固定資産

3,391

減損損失

7,728

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

① 算出方法

当社グループは、当連結会計年度において、洋紙・加工材関連セグメントのうち、洋紙事業の収益性が低下したため減損の兆候があると判断し、洋紙事業の固定資産に係る資産グループ11,119百万円について、減損損失の認識の要否判定を行いました。判定の結果、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額がその帳簿価額を下回ったことから、当該事業に係る資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額7,728百万円を減損損失として特別損失に計上しております。なお、回収可能価額は、正味売却価額と使用価値のいずれか高い方の金額で測定しております。

② 主要な仮定

当該資産グループの将来キャッシュ・フローは、事業計画を基礎として見積もっており、この事業計画の策定にあたり用いた主要な仮定は販売数量及び販売単価並びにパルプ価格であります。また、正味売却価額の算定は、不動産鑑定評価額等に基づいて算定しております。

③ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響

将来の事業環境の変化などにより当該資産グループから得られる将来キャッシュ・フローが著しく減少した場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において減損損失が認識される可能性があります。

 

(会計方針の変更)

該当事項はありません。

 

(未適用の会計基準等)

・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日)

・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日)

ほか、関連する企業会計基準、企業会計基準適用指針、実務対応報告及び移管指針の改正

(1) 概要

国際的な会計基準と同様に、借手のすべてのリースについて資産・負債を計上する等の取扱いを定めるもの。

(2) 適用予定日

2028年3月期の期首から適用予定であります。

(3) 当該会計基準等の適用による影響

「リースに関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

 

(表示方法の変更)

前連結会計年度において、「固定負債」の「その他」に含めていた「リース債務」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「固定負債」の「その他」に表示していた5,084百万円は、「リース債務」3,307百万円、「その他」1,776百万円として組み替えております。

 

(追加情報)

該当事項はありません。

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1  非連結子会社及び関連会社の株式等

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

投資有価証券(株式)

302

百万円

302

百万円

 

 

※2 有形固定資産の減価償却累計額

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

有形固定資産の減価償却累計額

185,595

百万円

190,896

百万円

 

 

  3  当座貸越契約及び貸出コミットメント

当社及び連結子会社(LINTEC USA HOLDING, INC.、PT. LINTEC INDONESIA、LINTEC INDUSTRIES (MALAYSIA) SDN. BHD.、LINTEC INDUSTRIES (SARAWAK) SDN. BHD.)は、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しています。

当連結会計年度末における当座貸越契約及び貸出コミットメントに係る借入金未実行残高等は次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

当座貸越極度額及び
貸出コミットメントの総額

30,068

百万円

29,861

百万円

借入実行残高

1,000

百万円

1,000

百万円

差引額

29,068

百万円

28,861

百万円

 

 

※4  棚卸資産の内訳

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

商品及び製品

18,363

百万円

20,988

百万円

仕掛品

26,045

百万円

25,434

百万円

原材料及び貯蔵品

15,140

百万円

17,631

百万円

 

 

※5  その他のうち、契約負債の金額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

契約負債

1,841

百万円

2,646

百万円

 

 

※6 圧縮記帳額

有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額及びその内容は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

建物及び構築物

14

百万円

百万円

 

 

※7 連結会計年度末日満期手形等の処理方法

連結会計年度末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。また、連結会計年度末日に期日決済される売掛金・買掛金等についても手形に準じて期日に決済されるものが含まれております。

なお、前連結会計年度末日が金融機関の休日であったため、前連結会計年度末残高には次のとおり連結会計年度末日満期債権・債務が含まれております。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

受取手形

1,052

百万円

百万円

売掛金

536

百万円

百万円

流動資産その他(未収入金)

125

百万円

百万円

支払手形及び買掛金

6,219

百万円

百万円

流動負債その他(未払金)

641

百万円

百万円

 

 

※8 担保資産及び担保付債務

担保に供している資産及び担保付債務は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

建物及び構築物

121

百万円

百万円

有形固定資産その他(使用権資産)

151

百万円

百万円

273

百万円

百万円

 

 

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

1年内返済予定の長期借入金

171

百万円

百万円

171

百万円

百万円

 

 

(連結損益計算書関係)

※1  顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2  一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

一般管理費

9,036

百万円

10,065

百万円

当期製造費用

百万円

百万円

9,036

百万円

10,065

百万円

 

 

※3  特別利益の「固定資産売却益」の内容は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

建物及び構築物

△9

百万円

11

百万円

土地

38

百万円

63

百万円

有形固定資産その他

△0

百万円

△0

百万円

29

百万円

74

百万円

 

(注)同一の売買契約により発生した固定資産売却益と固定資産売却損は相殺し、連結損益計算書上では固定資産売却益として表示しております。

 

 

※4  関係会社清算益

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

該当事項はありません。

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

韓国子会社のLINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA),INC.の清算結了によるものです。

 

※5  減損損失

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

①減損損失を認識した資産

用途

場所

種類

減損損失
(百万円)

電子・光学関連製品製造設備

愛媛県四国中央市

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

有形固定資産その他

 計

18

36

0

54

従業員社宅

東京都板橋区

建物及び構築物

土地

その他

 計

4

5

5

15

電子・光学関連製品製造設備

韓国平澤市

機械装置及び運搬具

有形固定資産その他

その他

 計

171

13

36

221

電子・光学関連製品製造設備

台湾台南市

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

建設仮勘定

有形固定資産その他

無形固定資産その他

 計

348

170

105

75

0

700

電子・光学関連製品製造設備

マレーシア

サラワク州

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

有形固定資産その他

 計

8

8

5

22

総合計

 

 

1,015

 

 

②資産のグルーピングの方法

当社の資産のグルーピングは、主として事業セグメントを考慮して行っております。ただし、処分の意思決定をした資産、遊休資産等については個別にグルーピングをしております。海外子会社は、主として会社単位で行っておりますが、処分の意思決定をした資産、遊休資産等については個別にグルーピングをしております。

 

③減損損失の認識に至った経緯

当社の電子・光学関連製品製造設備は、稼働停止の意思決定を行ったため、また従業員社宅は、遊休状態にあり売却の意思決定を行ったため、当連結会計年度においてそれぞれ減損損失を認識しました。

韓国子会社のLINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA),INC.及び台湾子会社のLINTEC SPECIALITY FILMS(TAIWAN),INC.の電子・光学関連製品製造設備は、解散の意思決定を行ったため、当連結会計年度においてそれぞれ減損損失を認識しました。

マレーシア子会社のLINTEC INDUSTRIES(SARAWAK)SDN. BHD.の電子・光学関連製品製造設備は、収益性の低下に伴い、当連結会計年度において減損損失を認識しました。

 

④回収可能価額の算定方法

当社の電子・光学関連製品製造設備の回収可能価額は使用価値によっておりますが、当該資産から得られる将来キャッシュ・フローが見込めないことから、使用価値をゼロとしております。また、従業員社宅の回収可能価額は正味売却価額によっており、契約に基づく譲渡予定価額をもって回収可能価額としております。

韓国子会社及び台湾子会社の電子・光学関連製品製造設備の回収可能価額は正味売却価額によっており、売却見込額をもって回収可能価額としております。

マレーシア子会社の電子・光学関連製品製造設備の回収可能価額は使用価値によっており、将来キャッシュ・フローを6.6%で割り引いて算定しております。

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

①減損損失を認識した資産

用途

場所

種類

減損損失
(百万円)

洋紙・加工材関連製品製造設備

愛媛県四国中央市

埼玉県熊谷市

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

建設仮勘定

有形固定資産その他

投資その他の資産その他

 計

587

7,037

3

94

6

7,728

 

 

②資産のグルーピングの方法

当社の資産のグルーピングは、主として事業セグメントを考慮して行っております。ただし、処分の意思決定をした資産、遊休資産等については個別にグルーピングをしております。海外子会社は、主として会社単位で行っておりますが、処分の意思決定をした資産、遊休資産等については個別にグルーピングをしております。

 

③減損損失の認識に至った経緯

当社の洋紙・加工材関連セグメントのうち、洋紙事業の収益性が低下したため、当連結会計年度において減損損失を認識しました。

 

④回収可能価額の算定方法

当社の洋紙・加工材関連製品製造設備の回収可能価額は正味売却価額によっており、不動産鑑定評価額等に基づいて算定しております。

 

※6  関係会社整理損失引当金繰入額

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

韓国子会社のLINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA),INC.及び台湾子会社のLINTEC SPECIALITY FILMS(TAIWAN),INC.の解散決議に伴い、今後発生すると見込まれる損失金額であります。なお、損失見込額の内容は特別退職金であります。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

 

(連結包括利益計算書関係)

※1 その他の包括利益に係る組替調整額並びに法人税等及び税効果額

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

 

 

  当期発生額

213

百万円

247

百万円

  組替調整額

△6

百万円

△261

百万円

    法人税等及び税効果調整前

207

百万円

△14

百万円

    法人税等及び税効果額

△63

百万円

△1

百万円

    その他有価証券評価差額金

143

百万円

△15

百万円

為替換算調整勘定

 

 

 

 

  当期発生額

6,808

百万円

8,992

百万円

  組替調整額

百万円

△29

百万円

    法人税等及び税効果調整前

6,808

百万円

8,963

百万円

    法人税等及び税効果額

△472

百万円

△4

百万円

    為替換算調整勘定

6,336

百万円

8,958

百万円

退職給付に係る調整額

 

 

 

 

 当期発生額

△284

百万円

△927

百万円

 組替調整額

82

百万円

△170

百万円

  法人税等及び税効果調整前

△202

百万円

△1,097

百万円

  法人税等及び税効果額

61

百万円

315

百万円

  退職給付に係る調整額

△140

百万円

△782

百万円

その他の包括利益合計

6,340

百万円

8,160

百万円

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

1  発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

76,688,740

76,688,740

 

 

2  自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

8,329,891

552

45,212

8,285,231

 

(変動事由の概要)

増加数の内訳は、次のとおりであります。

単元未満株式の買取りによる増加

552株

 

減少数の内訳は、次のとおりであります。

新株予約権の行使による減少

13,900株

単元未満株式の買増しによる減少

12株

譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分による減少

31,300株

 

 

3  新株予約権等に関する事項

会社名

内訳

当連結会計年度末残高
(百万円)

提出会社

ストック・オプションとしての新株予約権

56

 

 

4  配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年5月8日
取締役会

普通株式

3,007

44

2023年3月31日

2023年6月6日

2023年11月8日
取締役会

普通株式

3,009

44

2023年9月30日

2023年11月27日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年5月8日
取締役会

普通株式

利益剰余金

3,009

44

2024年3月31日

2024年6月5日

 

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1  発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

76,688,740

4,200,000

72,488,740

 

(変動事由の概要)

減少数の内訳は、次のとおりであります。

2024年11月7日開催の取締役会決議に基づく自己株式の消却

4,200,000株

 

 

2  自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

8,285,231

1,082,618

4,224,800

5,143,049

 

(変動事由の概要)

増加数の内訳は、次のとおりであります。

単元未満株式の買取りによる増加

618株

2025年2月6日開催の取締役会決議に基づく自己株式の取得

1,082,000株

 

減少数の内訳は、次のとおりであります。

新株予約権の行使による減少

700株

譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分による減少

24,100株

2024年11月7日開催の取締役会決議に基づく自己株式の消却

4,200,000株

 

 

3  新株予約権等に関する事項

会社名

内訳

当連結会計年度末残高
(百万円)

提出会社

ストック・オプションとしての新株予約権

54

 

 

4  配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2024年5月8日
取締役会

普通株式

3,009

44

2024年3月31日

2024年6月5日

2024年11月7日
取締役会

普通株式

3,421

50

2024年9月30日

2024年11月29日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2025年5月8日
取締役会

普通株式

利益剰余金

3,367

50

2025年3月31日

2025年6月5日

 

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1  現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に記載されている科目の金額との関係

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

現金及び預金

55,490

百万円

55,511

百万円

預入期間が3ヵ月を
超える定期預金

△3,094

百万円

△4,807

百万円

現金及び現金同等物

52,396

百万円

50,703

百万円

 

 

※2  株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

株式の取得により新たに連結子会社としたPT MULTIYASA SWADAYAの連結開始時の資産及び負債の主な内訳並びにPT MULTIYASA SWADAYA株式の取得価額とPT MULTIYASA SWADAYA取得のための支出(純額)との関係は次のとおりです。

流動資産

1,008

百万円

固定資産

435

百万円

のれん

332

百万円

流動負債

△614

百万円

固定負債

△66

百万円

 株式の取得価額

1,095

百万円

現金及び現金同等物

△4

百万円

 差引:取得のための支出

1,090

百万円

 

(注)上記の金額は、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額によっております。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

※3  現金及び現金同等物を対価とする事業の譲受にかかる資産及び負債の主な内訳

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

連結子会社のMACTAC AMERICAS, LLCの子会社であるMACtac Canada LTD.が事業を譲り受けたことにより増加した資産及び負債の主な内訳並びに事業譲受の取得価額と事業譲受による支出(純額)は次のとおりです。

流動資産

1,658

百万円

固定資産

2,895

百万円

のれん

2,668

百万円

流動負債

△194

百万円

固定負債

△19

百万円

 事業譲受の取得価額

7,007

百万円

現金及び現金同等物

百万円

 差引:事業譲受による支出

7,007

百万円

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

※4  株式の売却により連結子会社でなくなった会社の資産及び負債の主な内訳

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

 5  重要な非資金取引の内容

新たに計上したリース取引に係る資産及び債務の額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

リース資産

257

百万円

305

百万円

使用権資産

1,797

百万円

1,689

百万円

リース債務

2,093

百万円

1,980

百万円

 

 

(リース取引関係)

1.ファイナンス・リース取引

(借主側)

(1) 所有権移転ファイナンス・リース

 ① リース資産の内容

・有形固定資産

生産設備(機械装置)であります。

② リース資産の減価償却の方法

自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。

(2) 所有権移転外ファイナンス・リース

① リース資産の内容

・有形固定資産

主として、車両及びパソコン等の事務機器であります。

・無形固定資産

ソフトウエアであります。

② リース資産の減価償却の方法

リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとする定額法を採用しております。

(3) 使用権資産

① 使用権資産の内容

主として、事務所・倉庫賃貸であります。

② 使用権資産の減価償却の方法

リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとする定額法を採用しております。

 

2.オペレーティング・リース取引

(借主側)

オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

1年内

600

百万円

104

百万円

1年超

599

百万円

495

百万円

  合計

1,200

百万円

599

百万円

 

 

(貸主側)

オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

1年内

2

百万円

2

百万円

1年超

8

百万円

6

百万円

  合計

10

百万円

8

百万円

 

 

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定しており、資金調達については銀行からの借入によっております。デリバティブは、為替変動リスクなどを軽減する目的で利用しているのみであり、投機目的の取引は行っておりません。

(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制

営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、当社グループの与信管理規程に従い、取引先ごとの期日及び残高管理を行い、回収懸念の軽減を図っております。

投資有価証券である株式は、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、定期的に時価を把握しております。

営業債務である支払手形及び買掛金は、すべて1年以内の支払期日であります。

短期借入金は、金融機関とコミットメント・ライン契約を締結しており、その使途は主に運転資金及び設備投資に係る資金調達であります。

長期借入金は、主に企業買収のための資金調達であります。

また、営業債務及び借入金は、流動性リスクに晒されておりますが、適時に資金繰り計画を作成し、流動性リスクを管理しております。

デリバティブ取引は、当社グループの稟議決裁に基づき実行され、その管理は管理本部担当執行役員の管掌事項になっており、これに関する報告は、経営会議等にて行っております。

なお、注記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

前連結会計年度(2024年3月31日

 

連結貸借対照表
計上額(※2)
(百万円)

時価(※2)
(百万円)

差額
(百万円)

(1) 投資有価証券

 

 

 

その他有価証券

2,102

2,102

(2) 長期借入金(※3)

(7,863)

(7,762)

△101

(3) デリバティブ取引(※4)

70

70

 

 (※1) 「現金及び預金」「受取手形」「売掛金」「支払手形及び買掛金」「短期借入金」「未払法人税等」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

(※2) 負債に計上されているものについては、( )で示しております。

(※3) 1年内返済予定の長期借入金の金額は長期借入金に含めて表示しております。

(※4) デリバティブ取引によって生じた正味の債権、債務は純額で表示しております。

 

当連結会計年度(2025年3月31日

 

連結貸借対照表
計上額(※2)
(百万円)

時価(※2)
(百万円)

差額
(百万円)

(1) 投資有価証券

 

 

 

その他有価証券

1,738

1,738

(2) 長期借入金(※3)

(5,632)

(5,724)

92

(3) デリバティブ取引(※4)

208

208

 

 (※1) 「現金及び預金」「受取手形」「売掛金」「支払手形及び買掛金」「短期借入金」「未払法人税等」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

(※2) 負債に計上されているものについては、( )で示しております。

(※3) 1年内返済予定の長期借入金の金額は長期借入金に含めて表示しております。

(※4) デリバティブ取引によって生じた正味の債権、債務は純額で表示しております。

 

 

(注1) 市場価格のない株式等は、「(1)投資有価証券 その他有価証券」には含めておりません。

当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

区分

前連結会計年度(百万円)

当連結会計年度(百万円)

非上場株式

370

370

 

 

(注2) 金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2024年3月31日

 

1年以内
(百万円)

  現金及び預金

55,464

  受取手形

17,841

  売掛金

46,922

合計

120,228

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日

 

1年以内
(百万円)

  現金及び預金

55,487

  受取手形

16,446

  売掛金

48,255

合計

120,189

 

 

(注3) 借入金の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2024年3月31日

 

1年以内
(百万円)

1年超
2年以内
(百万円)

2年超
3年以内
(百万円)

3年超
4年以内
(百万円)

4年超
5年以内
(百万円)

5年超
(百万円)

短期借入金

1,400

1年内返済予定の
長期借入金

1,974

長期借入金

1,914

2,138

1,835

合計

3,374

1,914

2,138

1,835

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日

 

1年以内
(百万円)

1年超
2年以内
(百万円)

2年超
3年以内
(百万円)

3年超
4年以内
(百万円)

4年超
5年以内
(百万円)

5年超
(百万円)

短期借入金

1,300

1年内返済予定の
長期借入金

1,837

長期借入金

2,046

1,747

合計

3,137

2,046

1,747

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

2,102

2,102

デリバティブ取引

 

 

 

 

通貨関連

77

77

資産計

2,102

77

2,180

デリバティブ取引

 

 

 

 

通貨関連

6

6

負債計

6

6

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

1,738

1,738

デリバティブ取引

 

 

 

 

通貨関連

244

244

資産計

1,738

244

1,983

デリバティブ取引

 

 

 

 

通貨関連

36

36

負債計

36

36

 

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

7,762

7,762

負債計

7,762

7,762

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

5,724

5,724

負債計

5,724

5,724

 

 

(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

投資有価証券

上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。

デリバティブ取引

為替予約の時価は、為替レート等の観察可能なインプットを用いて算定しており、レベル2の時価に分類しております。

長期借入金

長期借入金の時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

(有価証券関係)
1.その他有価証券

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

種類

連結貸借対照表計上額
(百万円)

取得原価
(百万円)

差額
(百万円)

連結貸借対照表
計上額が取得原価を超えるもの

株式

2,097

1,222

875

債券

その他

 

小計

2,097

1,222

875

連結貸借対照表
計上額が取得原価を超えないもの

株式

4

5

△0

債券

その他

 

小計

4

5

△0

合計

2,102

1,227

874

 

(注) 表中の「取得原価」は減損処理後の帳簿価額であります。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

種類

連結貸借対照表計上額
(百万円)

取得原価
(百万円)

差額
(百万円)

連結貸借対照表
計上額が取得原価を超えるもの

株式

1,433

557

875

債券

その他

 

小計

1,433

557

875

連結貸借対照表
計上額が取得原価を超えないもの

株式

305

320

△15

債券

その他

 

小計

305

320

△15

合計

1,738

878

860

 

(注) 表中の「取得原価」は減損処理後の帳簿価額であります。

 

2.連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

区分

売却額
(百万円)

売却益の合計額
(百万円)

売却損の合計額
(百万円)

株式

117

6

債券

その他

合計

117

6

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

区分

売却額
(百万円)

売却益の合計額
(百万円)

売却損の合計額
(百万円)

株式

616

261

債券

その他

合計

616

261

 

 

 

3.減損処理を行った有価証券

前連結会計年度において、有価証券について11百万円(その他有価証券で市場価格のない株式等11百万円)の減損処理を行っております。

当連結会計年度において、減損処理を行った有価証券はありません。

 

(デリバティブ取引関係)

1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

(1) 通貨関連

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

種類

契約額等
(百万円)

契約額等のうち
1年超
(百万円)

時価
(百万円)

評価損益
(百万円)

市場取引以外の取引

為替予約取引

 

 

 

 

 売建

 

 

 

 

 円売ウォン買

40

△0

△0

 米ドル売ウォン買

61

2

2

 買建

 

 

 

 

 人民元買円売

1,171

75

75

 タイバーツ買円売

1,488

△6

△6

合計

2,761

70

70

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

種類

契約額等
(百万円)

契約額等のうち
1年超
(百万円)

時価
(百万円)

評価損益
(百万円)

市場取引以外の取引

為替予約取引

 

 

 

 

 売建

 

 

 

 

 米ドル売ウォン買

142

△10

△10

 買建

 

 

 

 

 人民元買円売

1,239

△6

△6

 タイバーツ買円売

1,671

225

225

合計

3,053

208

208

 

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社は、確定給付型制度として企業年金基金制度及び退職一時金制度を設けております。

国内連結子会社は退職一時金制度を、また、海外連結子会社は主として確定拠出型の制度及び退職一時金制度を設けております。

 

2.確定給付制度

(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

退職給付債務の期首残高

33,867

百万円

36,610

百万円

勤務費用

1,648

百万円

1,700

百万円

利息費用

496

百万円

538

百万円

数理計算上の差異の発生額

1,718

百万円

288

百万円

退職給付の支払額

△1,342

百万円

△1,865

百万円

連結範囲の変更に伴う増加

37

百万円

百万円

外貨換算の影響による増減額

62

百万円

10

百万円

その他

122

百万円

99

百万円

退職給付債務の期末残高

36,610

百万円

37,381

百万円

 

 (注) 一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。

 

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

年金資産の期首残高

24,710

百万円

26,543

百万円

期待運用収益

706

百万円

898

百万円

数理計算上の差異の発生額

1,433

百万円

△640

百万円

事業主からの拠出額

595

百万円

724

百万円

退職給付の支払額

△987

百万円

△1,784

百万円

外貨換算の影響による増減額

49

百万円

△16

百万円

その他

36

百万円

百万円

年金資産の期末残高

26,543

百万円

25,725

百万円

 

 

(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

 

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

積立型制度の退職給付債務

36,303

百万円

22,968

百万円

年金資産

△26,543

百万円

△25,725

百万円

 

9,759

百万円

△2,757

百万円

非積立型制度の退職給付債務

306

百万円

14,412

百万円

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

10,066

百万円

11,655

百万円

 

 

 

 

 

退職給付に係る負債

13,667

百万円

14,672

百万円

退職給付に係る資産

△3,601

百万円

△3,017

百万円

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

10,066

百万円

11,655

百万円

 

 

 

(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

勤務費用

1,648

百万円

1,700

百万円

利息費用

496

百万円

538

百万円

期待運用収益

△706

百万円

△898

百万円

数理計算上の差異の費用処理額

211

百万円

△41

百万円

過去勤務費用の費用処理額

△128

百万円

△128

百万円

その他

△9

百万円

21

百万円

確定給付制度に係る退職給付費用

1,511

百万円

1,191

百万円

 

 (注) 1 簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用は、「勤務費用」に計上しております。

 2 企業年金基金に対する従業員拠出額を控除しております。

 3 前連結会計年度において、上記確定給付制度に係る退職給付費用のほかに、韓国子会社のLINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA),INC.及び台湾子会社のLINTEC SPECIALITY FILMS(TAIWAN),INC.での特別退職金1,086百万円を、特別損失の「関係会社整理損失引当金繰入額」に計上しております。

 

(5) 退職給付に係る調整額

退職給付に係る調整額に計上した項目(法人税等及び税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

過去勤務費用

128

百万円

128

百万円

数理計算上の差異

73

百万円

968

百万円

合計

202

百万円

1,097

百万円

 

 

(6) 退職給付に係る調整累計額

退職給付に係る調整累計額に計上した項目(法人税等及び税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

未認識過去勤務費用

△2,229

百万円

△2,100

百万円

未認識数理計算上の差異

△1,569

百万円

△600

百万円

合計

△3,798

百万円

△2,700

百万円

 

 

(7) 年金資産に関する事項

①年金資産の主な内訳

年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

債券

33.4

22.2

株式

22.9

27.0

オルタナティブ

16.2

40.4

現金及び預金

24.7

7.5

その他

2.8

2.9

合計

100.0

100.0

 

(注)オルタナティブは、主にヘッジファンドへの投資であります。

 

②長期期待運用収益率の設定方法

年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。

 

 

(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項

主要な数理計算上の計算基礎

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

割引率

主として  1.5

主として  1.5

長期期待運用収益率

主として  2.8

主として  3.4

予想昇給率

主として  2.0

主として  2.0

 

 

3.確定拠出制度

確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度609百万円、当連結会計年度606百万円であります。

 

(ストック・オプション等関係)

   1.費用計上額及び科目名

    該当事項はありません。

 

   2.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況

(1)ストック・オプションの内容

  会社名

  提出会社

  提出会社

  提出会社

  決議年月日

  2006年8月10日

  2007年8月9日

  2008年8月8日

  付与対象者の区分及び人数

  当社取締役    17名

  当社取締役    17名

  当社取締役    14名

  株式の種類及び付与数

  普通株式  10,500株

  普通株式  9,300株

  普通株式  9,800株

  付与日

  2006年8月25日

  2007年8月24日

  2008年8月25日

  権利確定条件

新株予約権付与時において、当社の取締役の地位にあること

新株予約権付与時において、当社の取締役の地位にあること

新株予約権付与時において、当社の取締役の地位にあること

  対象勤務期間

  定めておりません

  定めておりません

  定めておりません

  権利行使期間

  2006年8月26日~
  2026年8月25日

  2007年8月25日~
  2027年8月24日

  2008年8月26日~
  2028年8月25日

 

 

  会社名

  提出会社

  提出会社

  提出会社

  決議年月日

  2009年8月7日

  2010年8月9日

  2011年8月9日

  付与対象者の区分及び人数

  当社取締役    14名

  当社取締役    16名

  当社取締役   8名

  株式の種類及び付与数

  普通株式  15,000株

  普通株式  14,100株

  普通株式  7,600株

  付与日

  2009年8月24日

  2010年8月24日

  2011年8月24日

  権利確定条件

新株予約権付与時において、当社の取締役の地位にあること

新株予約権付与時において、当社の取締役の地位にあること

新株予約権付与時において、当社の取締役の地位にあること

  対象勤務期間

  定めておりません

  定めておりません

  定めておりません

  権利行使期間

  2009年8月25日~
  2029年8月24日

  2010年8月25日~
  2030年8月24日

  2011年8月25日~
  2031年8月24日

 

 

 

  会社名

  提出会社

  提出会社

  提出会社

  決議年月日

  2012年8月8日

  2013年8月7日

  2014年8月6日

  付与対象者の区分及び人数

 当社取締役    8名

 当社執行役員 12名

 当社取締役    10名

 当社執行役員 12名

 当社取締役    10名

 当社執行役員 12名

  株式の種類及び付与数

  普通株式    15,900株

  普通株式  22,000株

  普通株式  18,300株

  付与日

  2012年8月23日

  2013年8月22日

  2014年8月21日

  権利確定条件

新株予約権付与時において、当社の取締役及び執行役員の地位にあること

新株予約権付与時において、当社の取締役及び執行役員の地位にあること

新株予約権付与時において、当社の取締役及び執行役員の地位にあること

  対象勤務期間

  定めておりません

  定めておりません

  定めておりません

  権利行使期間

  2012年8月24日~
  2032年8月23日

  2013年8月23日~
  2033年8月22日

  2014年8月22日~
  2034年8月21日

 

 

  会社名

  提出会社

  提出会社

  提出会社

  決議年月日

  2015年8月6日

  2016年8月9日

  2017年8月7日

  付与対象者の区分及び人数

 当社取締役    11名

 当社執行役員 12名

 当社取締役    11名

 当社執行役員 12名

 当社取締役    11名

 当社執行役員 12名

  株式の種類及び付与数

  普通株式    14,600株

  普通株式  12,200株

  普通株式  14,400株

  付与日

  2015年8月21日

  2016年8月24日

  2017年8月22日

  権利確定条件

新株予約権付与時において、当社の取締役及び執行役員の地位にあること

新株予約権付与時において、当社の取締役及び執行役員の地位にあること

新株予約権付与時において、当社の取締役及び執行役員の地位にあること

  対象勤務期間

  定めておりません

  定めておりません

  定めておりません

  権利行使期間

  2015年8月22日~
  2035年8月21日

  2016年8月25日~
  2036年8月24日

  2017年8月23日~
  2037年8月22日

 

 

  会社名

  提出会社

  決議年月日

  2018年4月19日

  付与対象者の区分及び人数

 当社執行役員 13名

  株式の種類及び付与数

  普通株式    3,900株

  付与日

  2018年5月7日

  権利確定条件

新株予約権付与時において、当社の執行役員の地位にあること

  対象勤務期間

  定めておりません

  権利行使期間

  2018年5月8日~
  2038年5月7日

 

 

 

(2)ストック・オプションの規模及びその変動状況

当連結会計年度(2025年3月期)において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。

①  ストック・オプションの数

  会社名

提出会社

提出会社

提出会社

  決議年月日

2006年8月10日

2007年8月9日

2008年8月8日

  権利確定前

 

 

 

    前連結会計年度末(株)

    付与(株)

    失効(株)

    権利確定(株)

    未確定残(株)

  権利確定後

 

 

 

    前連結会計年度末(株)

1,400

1,100

1,500

    権利確定(株)

    権利行使(株)

    失効(株)

    未行使残(株)

1,400

1,100

1,500

 

 

  会社名

提出会社

提出会社

提出会社

  決議年月日

2009年8月7日

2010年8月9日

2011年8月9日

  権利確定前

 

 

 

    前連結会計年度末(株)

    付与(株)

    失効(株)

    権利確定(株)

    未確定残(株)

  権利確定後

 

 

 

    前連結会計年度末(株)

2,100

1,800

1,600

    権利確定(株)

    権利行使(株)

    失効(株)

    未行使残(株)

2,100

1,800

1,600

 

 

  会社名

提出会社

提出会社

提出会社

  決議年月日

2012年8月8日

2013年8月7日

2014年8月6日

  権利確定前

 

 

 

    前連結会計年度末(株)

    付与(株)

    失効(株)

    権利確定(株)

    未確定残(株)

  権利確定後

 

 

 

    前連結会計年度末(株)

2,300

2,800

2,600

    権利確定(株)

    権利行使(株)

    失効(株)

    未行使残(株)

2,300

2,800

2,600

 

 

 

  会社名

提出会社

提出会社

提出会社

  決議年月日

2015年8月6日

2016年8月9日

2017年8月7日

  権利確定前

 

 

 

    前連結会計年度末(株)

    付与(株)

    失効(株)

    権利確定(株)

    未確定残(株)

  権利確定後

 

 

 

    前連結会計年度末(株)

2,900

2,700

5,200

    権利確定(株)

    権利行使(株)

400

    失効(株)

    未行使残(株)

2,900

2,700

4,800

 

 

  会社名

提出会社

  決議年月日

2018年4月19日

  権利確定前

 

    前連結会計年度末(株)

    付与(株)

    失効(株)

    権利確定(株)

    未確定残(株)

  権利確定後

 

    前連結会計年度末(株)

2,100

    権利確定(株)

    権利行使(株)

300

    失効(株)

    未行使残(株)

1,800

 

 

②  単価情報

  会社名

提出会社

提出会社

提出会社

  決議年月日

2006年8月10日

2007年8月9日

2008年8月8日

  権利行使価格(円)

1

1

1

  行使時平均株価(円)

  付与日における公正な
  評価単価(円)

2,788

1,947

1,481

 

 

  会社名

提出会社

提出会社

提出会社

  決議年月日

2009年8月7日

2010年8月9日

2011年8月9日

  権利行使価格(円)

1

1

1

  行使時平均株価(円)

  付与日における公正な
  評価単価(円)

1,726

1,474

1,303

 

 

 

  会社名

提出会社

提出会社

提出会社

  決議年月日

2012年8月8日

2013年8月7日

2014年8月6日

  権利行使価格(円)

1

1

1

  行使時平均株価(円)

  付与日における公正な
  評価単価(円)

1,203

1,595

1,825

 

 

  会社名

提出会社

提出会社

提出会社

  決議年月日

2015年8月6日

2016年8月9日

2017年8月7日

  権利行使価格(円)

1

1

1

  行使時平均株価(円)

3,097

  付与日における公正な
  評価単価(円)

2,283

1,445

2,261

 

 

  会社名

提出会社

  決議年月日

2018年4月19日

  権利行使価格(円)

1

  行使時平均株価(円)

3,097

  付与日における公正な
  評価単価(円)

2,509

 

 

   3.当連結会計年度に付与されたストック・オプションの公正な評価単価の見積方法

該当事項はありません。

 

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

(繰延税金資産)

 

 

 

 

賞与引当金

748

百万円

852

百万円

未払事業税

155

百万円

222

百万円

繰越欠損金 (注)2

5,317

百万円

6,058

百万円

退職給付に係る負債

4,161

百万円

4,596

百万円

退職給付信託

92

百万円

百万円

研究開発費

600

百万円

655

百万円

繰越外国税額控除

506

百万円

543

百万円

棚卸資産評価損

1,036

百万円

1,038

百万円

貸倒引当金

212

百万円

109

百万円

未実現利益

474

百万円

439

百万円

減価償却費限度超過額

762

百万円

1,555

百万円

減損損失

百万円

2,429

百万円

その他

2,385

百万円

2,481

百万円

繰延税金資産小計

16,455

百万円

20,984

百万円

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 (注)2

△5,299

百万円

△6,027

百万円

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△3,595

百万円

△3,901

百万円

評価性引当額小計 (注)1

△8,894

百万円

△9,929

百万円

繰延税金資産合計

7,560

百万円

11,055

百万円

 

 

 

 

 

(繰延税金負債)

 

 

 

 

固定資産圧縮積立金

△149

百万円

△148

百万円

有価証券評価差額金

△267

百万円

△269

百万円

子会社減価償却費

△68

百万円

△39

百万円

連結子会社配当金

△470

百万円

△524

百万円

退職給付に係る資産

△1,101

百万円

△932

百万円

その他

△767

百万円

△753

百万円

繰延税金負債合計

△2,825

百万円

△2,667

百万円

繰延税金資産純額

4,734

百万円

8,388

百万円

 

 

(注)1 評価性引当額が1,034百万円増加しております。この主な内容は、連結子会社において税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額が728百万円増加したこと等によるものであります。

 

(注)2 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金 ※

10

2

5,304

5,317

百万円

評価性引当額

△10

△2

△5,286

△5,299

百万円

繰延税金資産

18

18

百万円

 

※ 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金 ※

3

6,055

6,058

百万円

評価性引当額

△3

△6,024

△6,027

百万円

繰延税金資産

30

30

百万円

 

※ 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

 

(注)3 当連結会計年度において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度に係る各数値については暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

法定実効税率

30.62

30.62

(調整)

 

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

1.85

0.65

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△20.75

△12.18

住民税均等割等

0.61

0.31

連結子会社の税率差異

△1.77

△7.10

租税特別措置法に基づく法人税の控除額

△9.64

△4.23

繰越欠損金等に対する評価性引当金の増減

15.62

0.41

連結子会社からの受取配当金消去

22.53

13.92

外国源泉税等

5.73

3.10

税率変更による期末繰延税金資産の増額修正

△1.20

その他

△0.47

△1.58

税効果会計適用後の法人税等の負担率

44.33

22.72

 

 

3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に国会で成立し、2026年4月1日以後開始する連結会計年度より「防衛特別法人税」の課税が行われることになりました。

これに伴い、2026年4月1日以後開始する連結会計年度以降に解消が見込まれる一時差異等に係る繰延税金資産及び繰延税金負債については、法定実効税率を30.62%から31.52%に変更し計算しております。

この変更により、当連結会計年度の繰延税金資産(繰延税金負債の金額を控除した金額)が194百万円増加し、法人税等調整額が224百万円、その他有価証券評価差額金が5百万円、退職給付に係る調整累計額が24百万円それぞれ減少しております。

 

(企業結合等関係)

(企業結合に係る暫定的な処理の確定)

2024年1月15日(現地時間)に行われたPT MULTIYASA SWADAYAとの企業結合について、前連結会計年度末において暫定的な会計処理を行っていましたが、当連結会計年度に確定しております。

この暫定的な会計処理の確定に伴い、当連結会計年度の連結財務諸表に含まれる比較情報において取得原価の当初配分額に見直しが反映されております。

この結果、暫定的に算定されたのれんの金額406百万円は、会計処理の確定により73百万円減少し332百万円となっております。

 

(資産除去債務関係)

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(賃貸等不動産関係)

賃貸等不動産の総額に重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

主たる地域別に分解した収益の情報は以下のとおりであります。

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

印刷材・産業工材関連

電子・光学

関連

洋紙・加工材

関連

日本

59,836

20,547

27,003

107,386

アジア

19,745

49,685

5,719

75,150

米国

75,389

1,291

202

76,883

その他

13,999

2,368

533

16,901

顧客との契約から生じる収益

168,970

73,892

33,458

276,321

その他の収益

外部顧客への売上高

168,970

73,892

33,458

276,321

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

印刷材・産業工材関連

電子・光学

関連

洋紙・加工材

関連

日本

59,731

27,160

27,286

114,178

アジア

22,458

65,221

6,631

94,312

米国

86,721

1,673

192

88,587

その他

15,736

2,256

907

18,900

顧客との契約から生じる収益

184,647

96,312

35,019

315,978

その他の収益

外部顧客への売上高

184,647

96,312

35,019

315,978

 

 

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、注記事項「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準」に同一の内容を記載しているため、記載を省略しております。

 

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1) 契約負債の残高等

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

58,803

64,764

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

64,764

64,701

契約負債(期首残高)

1,032

1,841

契約負債(期末残高)

1,841

2,646

 

契約負債は主に、製品の引渡前に顧客から受け取った対価であり、連結貸借対照表上、流動負債のその他に含まれております。

前連結会計年度に認識された収益のうち期首現在の契約負債の残高に含まれていた額は599百万円であります。

また、当連結会計年度に認識された収益のうち期首現在の契約負債の残高に含まれていた額は1,434百万円であります。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格については、当初に予想される契約期間が1年以内であるため、実務上の便法を適用し、注記の対象に含めておりません。