文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2019年1~3月)は、米中貿易問題に伴う中国経済の成長力の陰りや英国のEU離脱協議の難航などによって世界経済の減速懸念が高まる中、国内景気は輸出や生産の一部に弱さが見られ、更に先行きが不透明な状況で推移しました。
このような経営環境の中、当社グループでは『クリーン、ヘルス、セーフティ』各市場において掲げた重点施策への取り組みを進めましたが、防衛省向け製品(防護マスク、空気浄化装置)の納入の時期ずれ等による減収を主因に、売上高は21億11百万円(前年同四半期比6.4%減)となりました。
利益につきましては、昨年秋より運用を開始した先進技術センターに関わる経費増により、営業利益1億29百万円(同46.2%減)、経常利益1億48百万円(同37.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益98百万円(同55.0%減)となりました。売上高、利益ともに前年同四半期実績を下回りましたが、計画対比ではこれらは織り込み済みで、それぞれほぼ予定通りの進捗となっております。
セグメント別の業績は以下の通りです。
(マスク関連事業)
防護マスクの納入時期変更(第1四半期から第4四半期へ)による減収があったものの、産業用防じんマスク、防毒マスクの販売は順調に推移し、当事業の売上高は18億36百万円(同5.6%減)となりました。なお防護マスクについては、次世代の「18式」の契約が既に締結済みであり、当期12月末までの納入を予定しております。
女性の社会進出が進み、製造業や建設業等の作業用マスクを必要とする現場でも女性が活躍する姿が数多く見られるようになって来ましたが、女性向けに設計されたマスクはまだまだ少ないのが現状です。当社は、女性が「より安全」で「より安心」して「より快適に」作業して頂くことを目的に、厚生労働省の国家検定合格品であり、かつ女性が着用、作業しやすい新設計の使い捨て式防じんマスク「サカヰ式 ハイラック330型/335型」を第2四半期より市場投入いたします。
(その他事業/環境関連事業等を含む)
オープンクリーンシステム「KOACH」については「アクチュアルクリーン(実際の作業時の清浄度)」及び「KOACH」導入による管理・コスト負担の緩和を訴求する営業活動を前期に続き代理店、販売店と協働して行いました。その結果、販売件数、台数ともに前年同四半期実績を上回りましたが、受注が小型機種の「テーブルコーチ」「スタンドコーチ」に集中したため、売上高は昨年並みとなりました。
一方、防衛省向け空気浄化装置の売上減等の影響により、当事業の売上高は2億74百万円(同11.5%減)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、185億23百万円(前連結会計年度末189億15百万円)となり3億92百万円減少致しました。これは主に、借入金圧縮を目的とした債権流動化に伴う現金及び預金の増加、受取手形及び売掛金並びに電子記録債権の減少等により流動資産が2億88百万円減少したことと、減価償却等により有形固定資産が1億18百万円減少したこと等によるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、90億24百万円(前連結会計年度末93億28百万円)となり3億4百万円減少致しました。これは主に、流動負債が1年内返済予定の長期借入金の増加等により6億34百万円増加したことと、固定負債が長期借入金の減少等により9億38百万円減少したこと等によるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、94億99百万円(前連結会計年度末95億87百万円)となり、自己
資本比率51.3%(前連結会計年度末50.7%)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億27百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。