また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、一部に弱さもみられますが緩やかな回復基調が続いています。一方で中国をはじめとする一部新興国の景気の弱さや、為替相場における円高・米ドル安傾向、株式市場の不安定さが顕著となるなど、先行き不透明な状況が続いております。このような状況の中、当社グループは第5次中期経営計画(平成27年1月期~平成29年1月期)を策定し、スローガンを“Pursuing world class business excellence, think globally, plan agilely, and implement locally.”と掲げ、その最終年度としてさらなる成長に向けた取り組みを行っております。また事業方針として、以下「ビジョン(Vision)2016」を定め、グループ事業の拡大と経営品質の向上を目指しております。
<ビジョン(Vision)2016>
ⅰ)ブランド力強化(Global Number Oneの育児用品メーカー)
ⅱ)継続的な事業発展に向けた経営体制の強化
ⅲ)キャッシュフロー重視による経営品質の向上
ⅳ)グローバルな人材育成と人事制度構築、社員の活躍促進
ⅴ)企業価値の一層の向上
当第1四半期連結累計期間におきましては、上記事業方針および各事業・機能戦略に取り組んでまいりました結果、売上高は、哺乳びん、乳首の売上拡大やベビーカーカテゴリーの伸長や訪日客のインバウンド消費等による国内ベビー・ママ事業の業績拡大により、227億46百万円(前年同期比4.3%増)となりました。利益面におきましては、販売費及び一般管理費の増加分を上回る増収によって、営業利益は37億32百万円(前年同期比3.8%増)、為替差損による営業外費用の増加等で経常利益は35億97百万円(前年同期比1.8%減)となったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益は24億82百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
なお、当第1四半期の海外連結子会社等の財務諸表項目(収益及び費用)の主な為替換算レートは次のとおりです。
・米ドル:115.35円(119.15円)
・中国元: 17.60円( 19.08円)
注:( )内は前年同期の為替換算レート
当社グループの報告セグメントは「国内ベビー・ママ事業」、「子育て支援事業」、「ヘルスケア・介護事業」、「海外事業」及び「中国事業」の計5セグメントでの報告となっております。各区分における概況は以下のとおりです。
「国内ベビー・ママ事業」
当事業の売上高は、84億51百万円(前年同期比20.5%増)となりました。セグメント利益は、新商品のマーケティング活動により販売費及び一般管理費が増加したものの、前年同期実績を上回る17億22百万円(前年同期比42.4%増)となりました。当事業におきましては、2月に赤ちゃんの洗たく用洗剤「ピュア」シリーズをリニューアル発売、また走行性の良さと軽量性はもちろん、居住性をさらにアップしたベビーカー「Runfee ef (ランフィ エフ)」を新発売しました。さらに3月にはママのデザイン志向に合わせ、4つのデザインに刷新した哺乳びん「母乳実感®」をリニューアル発売し、順調に売上を拡大しております。また、ダイレクト・コミュニケーションの一環であるイベントとして、出産前の方を対象とした「おっぱいカレッジ」、母子に寄り添う子育て中の母乳育児をテーマとした医療従事者向けのピジョンセミナーなどを当第1四半期連結累計期間において9回開催し、合計で959名の方にご参加いただいております。妊娠・出産・育児シーンの女性を応援するサイト「ピジョンインフォ」におきましても、商品情報の更新など、今後もさらにお客様にお使いいただきやすくなるよう、改善を進めてまいります。
「子育て支援事業」
当事業の売上高は18億38百万円(前年同期比5.6%増)となりました。セグメント利益は主に人件費等の上昇により、前年同期実績を下回る39百万円(前年同期比23.5%減)となりました。なお、事業所内保育施設につきましては1箇所の新規受託を開始し、サービス内容の質的向上を図りながら、運営を行っております。
「ヘルスケア・介護事業」
当事業の売上高は、からだ拭き、スキンケア、食事・口腔カテゴリーの販売が好調であったことから、17億92百万円(前年同期比3.4%増)となっております。またセグメント利益は、増収に加え販売費および一般管理費の効果的な使用により、前年同期実績を大きく上回る1億37百万円(前年同期比78.1%増)となりました。当事業におきましては、2月に手軽にしっかり口腔ケアができる『介護の口腔ケアシリーズ』を新発売しております。引き続き、競争優位性のある新商品の投入、介護サービスの品質向上など施策実行を徹底してまいります。
「海外事業」
当事業におきましては、年明けからの円高・米ドル安傾向により、売上高は54億46百万円(前年同期比3.0%減)となりました。またセグメント利益は、11億66百万円(前年同期比3.5%減)となりました。北米・欧州で展開するLansinoh社におきましては、主力である乳首クリーム、母乳パット、さく乳器やミルクバック等の授乳関連用品が順調に売上を拡大し、現地通貨では前年同期を上回る実績となっております。更にトルコでは平成29年1月に新工場の稼働を予定しており、生産体制を強化、イギリスやドイツなど欧州販売拠点の組織体制強化により事業拡大を目指してまいります。
「中国事業」
当事業の売上高は、年初からの円高・中国元安に加え、日本で販売している商品の並行輸入の影響、販売促進の第2四半期へのずれ等により、61億63百万円(前年同期比14.6%減)となり、セグメント利益は16億88百万円(前年同期比18.9%減)となりました。急速に拡大するインターネット販売における流通体制の構築・強化を行うと共に、SNSを活用した直接的な消費者とのコミュニケーションの活性化、また有力小売業における店頭販促や病産院活動等のオフライン活動の強化も引き続き実施し、事業拡大を目指してまいります。
「その他」
当事業の売上高は3億26百万円(前年同期比6.3%増)、セグメント利益は、42百万円(前年同期比20.1%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産の残高は729億19百万円となり、前連結会計年度末と比べ10億23百万円の減少となりました。流動資産は3億36百万円の減少、固定資産は6億87百万円の減少となりました。
流動資産の減少の主な要因は、受取手及び売掛金が17億32百万円増加したものの、現金及び預金が21億80百万円減少したことによるものです。
固定資産の減少の主な要因は、その他に含まれる建設仮勘定が2億64百万円増加したものの、その他に含まれる機械装置及び運搬具が4億58百万円の減少、建物及び構築物が2億87百万円減少したことによるものです。
当第1四半期連結会計期間末における負債の残高は232億91百万円となり、前連結会計年度末と比べ1億41百万円の増加となりました。流動負債は58億63百万円の増加、固定負債は57億21百万円の減少となりました。
流動負債の増加の主な要因は、未払法人税等が3億18百万円減少したものの、1年内返済予定の長期借入金が49億38百万円増加、支払手形及び買掛金が7億98百万円増加したことによるものです。
固定負債の減少の主な要因は、長期借入金が50億円減少したことによるものです。
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は496億27百万円となり、前連結会計年度末と比べ11億65百万円減少となりました。
純資産の減少の主な要因は、為替換算調整勘定が9億42百万円減少したことによるものです。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は5億35百万円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。