当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境は改善傾向にあり、景気は緩やかな回復基調にありますものの、中国をはじめとする新興国の景気減速懸念や原油価格の下落等により、国際経済のさらなる下振れリスクもあり、先行き不透明な状況で推移しております。
コンタクトレンズや眼鏡業界におきましては、消費税特需による反動減の影響も一巡し市場は回復基調で推移しており、新商品、価格、販路、広告戦略等々における各メーカー間の競争は激化しております。
このような状況の中、当社グループといたしましては、今期を起点とする3ヶ年中期経営計画を策定し、『世界に広がる“日本のシード”』を具現化してゆく3年間と位置付け、「販売戦略」、「商品戦略」、「生産・開発力強化」、「管理体制強化」を最重要施策として、変化する市場や将来の競争力強化に結実すべく、積極的に経営資源を投下し、海外市場での販路拡大や、新商品の投入、既存商品のスペック拡充、ブランド認知度向上を図り、国産ならではの開発力、品質・安全性の高さを、お客様にご提供していくことで確実にシェア拡大に繋げております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は16,099百万円(前年同期比16.9%増)と増収となり、利益につきましても、広告宣伝費の投下や売上増加に伴う物流コスト等の増加はありましたものの、売上高の伸長等により営業利益592百万円(前年同期比62.2%増)、経常利益539百万円(前年同期比69.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益282百万円(前年同期比72.8%増)と増益となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(コンタクトレンズ・ケア用品)
コンタクトレンズ・ケア用品につきましては、純国産1日使い捨てコンタクトの「シードワンデーピュア」シリーズや、瞳を際立たせるサークルレンズ「シードアイコフレワンデーUV」と「ヒロインメイクワンデーUV」を柱として、国産の品質力やきめ細やかな対応力、独自の付加価値といったアピールポイントを前面に、市場が活性化する12月にはTVコマーシャルの全国放映、上海や台湾ではブランド告知や周年記念のイベントを開催する等、国内外において積極的な活動を展開してまいりました。また、新たに北欧4ヶ国での販売も開始することができました。
この結果、昨年6月から全国発売を開始いたしました「シードワンデーピュアうるおいプラス乱視用」や、女優の飯島直子さんをキャラクターに起用した遠近両用の「シードワンデーピュアマルチステージ」等の機能性コンタクトが着実に伸長しております。また、近視・遠視用も計画どおり進捗しており、主力アイテムである「シードワンデーピュア」シリーズは約33%の伸長となりました。加えて、回復基調の市況を背景に、2週間や1ヶ月交換タイプにおいても前年同期比約20%増と伸長しており、売上高は15,133百万円(前年同期比17.8%増)と増収となりました。出荷増に伴う物流関連費用や広告宣伝費、新製品投入に伴うトライアルレンズ費用、研究開発費の投入等で販管費が増加しているものの、売上伸長による粗利益増加によって、営業利益につきましては、1,116百万円(前年同期比33.0%増)と増益となりました。
(眼鏡)
眼鏡につきましては、主力フレームの「ビビッドムーン」や「プラスミックス」を中心に、代理店の活用や地方展示会出展等、新販路の開拓や既存得意先での取引量拡大に努めてまいりました。
眼鏡業界におきましても、消費税特需による反動減の影響が一巡し消費動向は回復基調にあり、主力フレームの新作モデルが大型チェーン店等で採用され予定どおり配荷されました。この結果、売上高は710百万円(前年同期比6.4%増)となりましたものの、眼鏡レンズ在庫の評価減26百万円を計上したため、営業損失52百万円(前年同期営業損失29百万円)となりました。
(その他)
その他につきましては、売上高は256百万円(前年同期比0.1%減)とほぼ前年同期並みとなり、営業損失54百万円(前年同期営業損失29百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、24,632百万円となり、前連結会計年度末から191百万円減少いたしました。主な要因として、売上高の伸長に伴いたな卸資産が697百万円(4,311百万円から3,614百万円)減少したことや、減価償却の進捗により有形固定資産が678百万円(14,135百万円から13,457百万円)減少したことが挙げられます。
負債につきましては、16,242百万円となり、191百万円の減少となりました。主な要因として、広告宣伝費や業務委託費等の販管費の増加に伴う支払手形及び買掛金が256百万円(752百万円から1,009百万円)増加した一方で、借入金の返済により長短の合計借入金が702百万円(8,426百万円から7,723百万円)、長期リース債務が431百万円(3,141百万円から2,709百万円)減少していることが挙げられます。
純資産につきましては、8,390百万円となり、前連結会計年度末とほぼ同額となりました。利益剰余金が90百万円(2,924百万円から3,014百万円)増加した一方で、その他有価証券評価差額金が55百万円(270百万円から214百万円)、繰延ヘッジ損益が59百万円(42百万円から△17百万円)減少したためであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,938百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、2,887百万円(前年同期384百万円の収入)となりました。資金増加の主な要因は、売上高の伸長に伴うたな卸資産の減少697百万円や減価償却費1,317百万円が挙げられます。また、資金減少の主な要因は、売上債権の増加174百万円や賞与引当金の減少126百万円が挙げられます。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、592百万円(前年同期2,142百万円の支出)となりました。その主な要因は、鴻巣研究所2号棟竣工等に伴う有形固定資産の取得による支出306百万円や、定期預金への預け入れ301百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1,525百万円(前年同期1,524百万円の収入)となりました。資金減少の主な要因は、長期借入金の返済1,479百万円やリース債務の返済による支出631百万円であります。資金増加の主な要因は、短期借入金の純増減額776百万円であります。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、527百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループでは、使い捨てコンタクトレンズの製造ライン増強及び販売力強化のため、コンタクトレンズ・ケア用品に係る製造部門の従業員数を中心に増員を図っており、これに伴い、当社グループの当第3四半期連結会計期間末の従業員数は631人(前連結会計年度末606名)となっております。
なお、従業員数は就業人員数であります。