文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府・日銀による財政・金融政策等を背景に、緩やかな回復基調を維持しているものの、中国やアジア新興国の成長鈍化や英国のEU離脱問題による急激な為替・株価変動の懸念等から企業収益や個人消費に減速感が顕在化し、不透明感が増しております。
コンタクトレンズ業界におきましては、視力補正が必要な方々の生活においてコンタクトレンズが“必需品”として定着している環境を背景にして、1日使い捨てタイプへのシフトが続いていることや、遠近両用やサークルレンズの伸長もあり、市場は緩やかながら成長基調にあるものと推測されます。しかしながら、シリコーンハイドロゲル素材の新商品投入や乱視用、遠近両用のラインアップ強化等、メーカー間の競合環境は激化しております。
このような状況の中、当社グループは、3ヶ年中期経営計画の中間期である今年度につきましても前期から引き続き、「販売戦略」、「商品戦略」、「生産・開発力強化」、「管理体制強化」を最重要施策として、変化する市場や将来の競争力強化に結実すべく積極的に経営資源を投下していくこととし、既存商品のスペック拡充やブランド認知度向上を図り、国産ならではの開発力、品質・安全性の高さを、お客様よりご支援いただくことでシェア拡大に繋げ、収益性の改善、事業基盤の強化に努めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は12,029百万円(前年同期比15.1%増)となり、利益につきましても、営業利益766百万円(前年同期比114.3%増)、経常利益591百万円(前年同期比79.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益325百万円(前年同期比108.1%増)と増収増益となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(コンタクトレンズ・ケア用品)
純国産使い捨てコンタクトレンズのピュアシリーズにおいて、1日使い捨てタイプの近視用、乱視用、遠近両用と、2016年1月よりバージョンアップし、うるおい感を向上させました2週間交換タイプの「2ウィークピュアうるおいプラス」を中心に、国産の品質力やきめ細やかな対応力を積極的にアピールしてまいりました。また、瞳を際立たせるサークルレンズ「シードアイコフレワンデーUV」と「ヒロインメイクワンデーUV」等サークルレンズにつきましても、国内外において積極的な営業活動を展開してまいりました。
この結果、主力カテゴリーである1日使い捨てコンタクトレンズにおいては、前期より注力しておりますスペック拡充や広告宣伝の投下により「ワンデーピュアシリーズ」の乱視用や、近視・遠視用が伸長しております。また、サークルレンズ各アイテムについても前年同期を上回っており、これにより前年同期対比では「ワンデーピュアシリーズ」が約24%、「アイコフレワンデーUV」が約11%と、それぞれ伸長しております(※比率は卸売ベース)。
ケア用品につきましても、流通在庫の消化や新規導入企業の獲得により前年同期を上回り、これにより売上高は11,459百万円(前年同期比16.8%増)と増収となりました。
人件費や研究開発費の増加に伴い、販管費は増加しておりますものの、売上高伸長に伴う粗利益増加により営業利益につきましては、1,136百万円(前年同期比61.3%増)と増益となりました。
(眼鏡)
主力フレームの「ビビッドムーン」や「プラスミックス」を中心に、代理店の効率的な活用や展示会に出展する等、新販路の開拓や既存得意先での取引量拡大とともに、眼鏡レンズの販売終了により事業損益の改善に努めてまいりました。
しかしながら、主力フレームの春夏新作モデルの配荷が一部チェーン店で遅れたこと等により、売上高は441百万円(前年同期比7.0%減)となりました。営業損失は、眼鏡レンズの販売終了による経費削減効果等もあり、10百万円(前年同期営業損失23百万円)と改善いたしました。
(その他)
子会社の携帯電話部門において、昨年8月に2店舗を譲渡したこと等が影響し、売上高は128百万円(前年同期比22.3%減)、営業損失33百万円(前年同期営業損失34百万円)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産の残高は、27,022百万円となり、前連結会計年度末から2,254百万円増加いたしました。主な要因として、売上高の増加や債権の回収等により現金及び預金が1,158百万円(2,028百万円から3,187百万円)増加したことや、研究棟の竣工に伴い有形固定資産が797百万円(13,752百万円から14,550百万円)増加したことが挙げられます。
負債につきましては、18,995百万円となり、前連結会計年度末から2,179百万円の増加となりました。主な要因として、運転資金借り入れにより短期借入金が1,853百万円(4,046百万円から5,900百万円)増加したことによるものであります。
純資産につきましては、8,026百万円となり、前連結会計年度末から74百万円の増加となりました。主な要因として、利益剰余金が増加していることが挙げられます。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、3,187百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、1,161百万円(前年同期1,927百万円の収入)となりました。資金増加の主な要因は、減価償却費889百万円やたな卸資産の減少182百万円が挙げられます。また、資金減少の主な要因は、未払消費税等の減少484百万円や法人税等の支払い233百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1,857百万円(前年同期517百万円の支出)となりました。これは主に、研究棟の竣工に伴う有形固定資産の取得1,540百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、1,855百万円(前年同期1,308百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の純増額1,862百万円によるものであります。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、455百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループでは、使い捨てコンタクトレンズの製造ライン増強及び販売力強化のため、コンタクトレンズ・ケア用品に係る製造部門の従業員数を中心に増員を図っており、これに伴い、当社グループの当第2四半期連結会計期間末の従業員数は666人(前連結会計年度末621名)となっております。
なお、従業員数は就業人員数であります。