第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

   当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の積極的な経済政策を背景に、企業収益や雇用及び所得環境に改善が見られる等、緩やかな回復基調の中で推移いたしました。

コンタクトレンズ業界におきましては、視力補正が必要な方々の生活においてコンタクトレンズが“必需品”として定着している環境を背景にして、1日使い捨てタイプへのシフトが続いていることや、遠近両用やサークルレンズの伸長等により、市場は緩やかながらも成長基調にあるものと推測されます。しかしながら、新素材商品のラインナップが多様化している事や遠近両用タイプのスペック拡充、サークルレンズカテゴリーへの新規参入が相次いでおり、メーカー間の競合は依然厳しい状態で推移しております。

このような状況の中、当社グループは、3ヶ年中期経営計画の最終年度となる2018年3月期につきましても、「販売戦略」、「商品戦略」、「生産・開発力強化」、「管理体制強化」を最重要施策として、変化する市場や将来の競争力強化に結実すべく積極的に経営資源を投下しております。

新しい生産施設建設によるさらなる製造能力の拡大や多品種少量生産への対応力強化、既存商品のスペック拡充等により、国産ならではの開発力、品質・安全性の高さをアピールしてシェア拡大に繋げ、収益性の改善、事業基盤の強化に努めております。また、海外輸出国の拡大を通じて売上の伸長を図っております。

この結果、売上高につきましては、コンタクトレンズが概ね順調に推移し、また、前期2月よりコンタクトレンズ小売事業を承継したことによる純増効果もあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は20,869百万円(前年同期比14.5%増)となりました。利益につきましても、売上高の増加や生産効率の向上に伴う原価低減等により営業利益1,510百万円(前年同期比20.4%増)、経常利益1,569百万円(前年同期比36.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,063百万円(前年同期比52.2%増)と増収増益となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

(コンタクトレンズ・ケア用品)

純国産使い捨てコンタクトレンズのピュアシリーズにおいて、1日使い捨てタイプの近視用、乱視用、遠近両用や、2016年1月よりバージョンアップし、うるおい感を向上させた2週間交換タイプの「2ウィークピュアうるおいプラス」等を中心に、国産の品質力やきめ細やかな対応力を積極的にアピールしてまいりました。また、瞳を際立たせるサークルレンズ「シードアイコフレワンデーUV」の新色を12月に新たに追加し、テレビCMや交通広告をはじめ積極的な営業活動を展開してまいりました。

この結果、主力カテゴリーである1日使い捨てコンタクトレンズにおいては、「ワンデーピュアシリーズ」の乱視用や、近視・遠視用が伸長しております。また、サークルレンズカテゴリーも前年同期を上回っております。

ケア用品につきましても、流通在庫の消化や新規導入企業の獲得により前年同期を上回り、これにより全体の売上高は19,949百万円(前年同期比15.2%増)と増収となりました。

人件費や研究開発費の増加に伴い、販管費は増加しておりますものの、売上高伸長に伴う粗利益増加により営業利益につきましては、2,312百万円(前年同期比29.6%増)と増益となりました。

(眼鏡)

主力フレームの「ビビッドムーン」や「プラスミックス」を中心に、代理店の効率的な活用や展示会に出展する等、新販路の開拓や既存得意先での取引量拡大とともに、眼鏡レンズの販売終了により事業損益の改善に努めてまいりました。

しかしながら、大型チェーン店における主力フレームの出荷が伸び悩む等、売上高は671百万円(前年同期比7.0%減)となりました。また、国内最大の国際メガネ展示会「IOFT2017」に関する費用計上もあり、営業損失48百万円(前年同期営業利益0.2百万円)となりました。

(その他)

売上高は248百万円(前年同期比29.5%増)、営業損失31百万円(前年同期営業損失48百万円)となりました。

(2)資産、負債及び純資産の状況

当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、32,806百万円となり、前連結会計年度末から3,584百万円増加いたしました。主な要因として、鴻巣研究所3号棟の竣工、保育施設開設に向け、有形固定資産が2,634百万円(15,853百万円から18,487百万円)増加したこと、及びアイコフレの新色発売対応等で商品在庫が増加したためたな卸資産が487百万円(3,852百万円から4,340百万円)増加したことが挙げられます。

負債につきましては、22,710百万円となり、前連結会計年度末から2,494百万円の増加となりました。主な要因は、3号棟竣工に伴い設備支払手形等が2,131百万円(51百万円から2,183百万円)増加したことや、運転資金借入れにより短期借入金が1,003百万円(7,078百万円から8,082百万円)増加したことが挙げられます。

純資産につきましては、10,096百万円となり、前連結会計年度末から1,089百万円の増加となりました。主な要因として、増益により利益剰余金が増加したことが挙げられます。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,623百万円となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、2,165百万円(前年同期1,810百万円の収入)となりました。資金増加の主な要因は、減価償却費1,443百万円や未払金の増加280百万円が挙げられます。また、資金減少の主な要因は、たな卸資産の増加467百万円や法人税等の支払い550百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、1,762百万円(前年同期2,617百万円の支出)となりました。これは主に、鴻巣研究所3号棟の竣工・設備導入、及び保育施設開設に向けた土地取得等に伴う有形固定資産の取得1,726百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は、695百万円(前年同期1,956百万円の収入)となりました。資金増加の主な要因は、短期借入金の純増額1,139百万円であります。また、資金減少の主な要因は、長期借入金の返済1,338百万円やリース料の支払い766百万円であります。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、886百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、当社グループでは、使い捨てコンタクトレンズの製造ライン増強及び販売力強化のため、コンタクトレンズ・ケア用品に係る製造部門の従業員数を中心に増員を図っており、これに伴い、当社グループの当第3四半期連結会計期間末の従業員数は762人(前連結会計年度末690名)となっております。

なお、従業員数は就業人員数であります。