第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、これまで底堅く推移してきた鉱工業生産については夏場に相次いだ自然災害の影響が見られるものの、個人消費の持ち直しや設備投資の堅調さなどにより、景気は緩やかな回復基調で推移しました。

住宅産業におきましては、新設住宅着工戸数は貸家の減少傾向が続き、当第2四半期連結累計期間においては491千戸と前年同期比1.1%の減少となりましたが、当社グループ事業との関係が特に強い戸建て住宅に限っては同0.3%の増加となり、市場は回復傾向にあります。

一方で、当社グループの主力製品である窯業系外装材の当第2四半期連結累計期間における業界全体の国内販売数量は、戸建て着工と数ヵ月のタイムラグがあるため、前年第4四半期以降の住宅着工減が影響したことに加えて、大雨・地震・台風等自然災害に伴う工事の遅れにより、前年同期に比し4.0%(JIS規格の改正に伴い平成21年度よりJIS規格対象外となった12mm厚製品を含む従来基準)の減少となりました。

このような市場環境の下、当社グループは、引き続き耐候性等に優れた新世代外装材「Fu-ge(フュージェ)」などの顧客ニーズに沿った高付加価値商品の拡販を図るとともに、窯業系サイディングとしては業界初となる塗膜30年保証に対応した新商品を投入するなど、メンテナンスコスト面での優位性をアピールしました。また、非住宅市場向けの強化や成長を続けている米国を始めとする海外マーケットのさらなる開拓に努める一方、各種合理化、生産性向上によるコスト削減にも注力いたしました。

この結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の連結業績は次のとおりとなりました。

 

(金額単位:百万円)

 

前第2四半期

連結累計期間

 

当第2四半期

連結累計期間

 

増減

金額

率(%)

売上高

56,854

56,570

△283

△0.5

営業利益

6,681

5,435

△1,245

△18.6

経常利益

6,841

5,720

△1,120

△16.4

親会社株主に帰属する四半期純利益

5,006

4,202

△804

△16.1

 

売上高につきましては、米国窯業系外装材事業は商流再編の過渡期における一時的な減収の影響がなくなり増収に転じたものの、国内事業は販売数量の減少により減収となったことから、全体の売上高は565億70百万円と前年同期比2億83百万円(△0.5%)の微減収となりました。

一方で損益につきましては、国内外装材事業は減収に加え、前年同期に在庫水準を増産により回復させた反動やエネルギーコストアップなどにより減益となったうえ、米国窯業系外装材事業は増収となったものの、営業体制強化に伴う先行費用の発生などにより減益となったことから、営業利益は54億35百万円と前年同期比12億45百万円(△18.6%)の減益、経常利益も57億20百万円と同11億20百万円(△16.4%)の減益となりました。

親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても、42億2百万円と同8億4百万円(△16.1%)の減益となりました。

 

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

外装材事業

売上面では、前記のとおり、米国窯業系外装材事業は増収となったものの、国内外装材事業は減収となったことから、売上高は520億36百万円と前年同期比2億36百万円(△0.5%)の微減収となりました。

また、損益面では、前記のとおり、国内外装材事業、米国窯業系外装材事業ともに減益となったことからセグメント利益(営業利益)は67億34百万円と前年同期比13億31百万円(△16.5%)の減益となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比し22億20百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には300億7百万円となりました。
 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は50億27百万円と前年同期比18億82百万円の増加となりました。これは、主に、償却前利益(税金等調整前四半期純利益+減価償却費)で80億10百万円を計上した一方で、たな卸資産が12億62百万円増加し、法人税等の支払額が16億85百万円となるなど資金の減少要因もあったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は13億49百万円と前年同期比26億83百万円の減少となりました。これは、主に、有形固定資産の取得による支出が13億34百万円と前年同期比25億6百万円減少したことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は13億71百万円と前年同期比2億31百万円の増加となりました。これは、主に、配当金の支払額が12億38百万円あったことなどによるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7億56百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。

 

(6) 財政状態及び資金の流動性の状況

当第2四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。

前連結会計年度末に比し純資産が25億27百万円、総資産が23億18百万円それぞれ増加した結果、自己資本比率は63.3%と0.8ポイントの増加となりました。

増減の主なものは、流動資産では現金及び預金が22億20百万円、商品及び製品が4億15百万円、仕掛品が5億59百万円それぞれ増加したことなどにより、流動資産全体で31億94百万円増加しております。また、固定資産では有形固定資産が5億49百万円減少、無形固定資産が1億78百万円減少するなど、固定資産全体で8億76百万円減少しております。

負債では、流動負債が18億21百万円減少した一方で、固定負債が16億12百万円増加したことにより、負債合計は2億9百万円減少しております。

当社グループの資金状況については、「(2)キャッシュ・フローの状況」の項に記載のとおりであります。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。