第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクは、「使用部品の調達」があります。そのため前

事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクに「使用部品の調達について」を以下のように追加します。

 なお、文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

使用部品の調達について

 当社は、製品を構成する鋼板材・送風機・フィルター類・半導体制御基板等の電気部品及び樹脂製部品等すべての部品及び原材料を外部供給者から調達しており、採用する部品の選定や仕入先の決定は、安定供給能力や事業継続計画の有無等の総合的な評価により行っております。また、仕入先との長期的な信頼関係の構築、顧客への安定的な製品供給を実現するための戦略的な在庫の積み増し、部品選定において仕入先を複数にすることにより置換え可能とする等、部品の調達問題に起因する影響を最小限に抑える管理体制を構築しております。しかしながら、部品の市場需給の逼迫、仕入先の事業の統合や売却等による業界再編や生産撤退、または事故や自然災害等の影響により供給が逼迫した場合、一定期間において当社における生産の停止、販売の遅延等が生じ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大・長期化に伴い社会活動の抑制が継続する中、ワクチン接種の進行や各種施策の効果等により、今後の回復が期待されております。製造業では半導体部品を始めとする一部部品の不足により、生産活動が停滞するといった影響が顕在化してきており、先行きは不透明な状況で推移しました。

 当社における国内の事業環境は、バイオロジカル分野においては厚生労働省の令和3年度新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(医療分)の実施による感染症対策用設備整備が継続しております。エアロゾル感染への対応としてHEPAフィルター付きパーテーション及びHEPAフィルター付き空気清浄装置(陰圧対応可能なものに限る。)等が対象となっており、8月中旬以降の受注が活発となりました。その他では、医薬品工場の設備投資が堅調となっており、食品工場、化粧品工場、研究施設における来期分の引き合い及び受注は活発に推移しております。

 一方、電子工業分野では、半導体及び電子部品関連の生産拡大により、クリーン製造環境整備及び製造装置用クリーン機器の需要が立ち上がっております。

 その様な状況下において、生産では各種半導体部品の不足や東南アジア諸国におけるロックダウンの影響による部品納入の遅延により、顧客の要望納期への対応に一部停滞が見られます。部品及び原材料の入手を第一優先課題として取り組みつつ、本年1月より稼働した越谷工場並びに既存3工場及び協力会社が一体になり、感染症対策機器の生産量拡大及び納期対応に注力しております。

 海外においては依然として渡航が困難でありますが、限定的な出張に加え、オンライン方式による技術支援及び現地作業支援を実施しております。

 なお、新型コロナウイルス感染症の収束時期は不透明でありますが、取引先及び従業員の安全を確保しつつ関連機器の受注と生産対応を継続して参ります。

 

 ① 経営成績

 製品別の販売状況は、「クリーンパーティション」「陰圧ユニット」「安全キャビネット」等の感染症対策製品及び「フィルターユニット」等の半導体・電子工業分野向け製品が増加しました。また「エアーシャワー」は減少しました。

 収益面におきましては、売上高が増加し、感染症対策機器等の標準的な装置の拡販により、前年同期比で増収増益となりました。

 以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高113億66百万円(前年同期比35.8%増)、営業利益18億9百万円(同114.5%増)、経常利益20億3百万円(同102.7%増)、四半期純利益は14億28百万円(同103.6%増)となりました。

 

 

 ②  財政状態

 資産、負債及び純資産の状況

(資産)

 当第3四半期会計期間末における総資産は190億59百万円と前事業年度末に比べ2億30百万円(1.2%)の増加となりました。

 流動資産は144億27百万円であり、前事業年度末に比べ1億61百万円(1.1%)の減少となりました。主な要因は受取手形及び売掛金が13億16百万円、電子記録債権が1億51百万円減少したこと及び現金及び預金が12億34百万円増加したことによるものです。

 固定資産は46億31百万円であり、前事業年度末に比べ3億91百万円(9.2%)の増加となりました。主な要因はHEPAフィルター及びPTFEフィルターを主とした生産工場の建設用地取得及び越谷工場竣工等に伴い有形固定資産が2億79百万円増加したこと及び投資その他の資産が1億33百万円増加したことによるものです。

(負債)

 当第3四半期会計期間末における負債は57億40百万円であり、前事業年度末に比べ9億24百万円(13.9%)の減少となりました。

 流動負債は48億8百万円であり、前事業年度末に比べ8億69百万円(15.3%)の減少となりました。主な要因は支払手形及び買掛金が2億22百万円、電子記録債務が6億20百万円減少したことによるものです。

 固定負債は9億31百万円であり、前事業年度末に比べ54百万円(5.5%)の減少となりました。主な要因は社債が1億円減少したこと及び長期借入金が79百万円増加したことによるものです。

(純資産)

 純資産は133億18百万円であり、前事業年度末に比べ11億54百万円(9.5%)の増加となりました。主な要因は四半期純利益14億28百万円を計上したことによるものです。一方で主な支出は、配当金3億40百万円となります。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

 当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は88百万円であります。なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 2020年3月より開始したサステナビリティプロジェクト(第三者割当による行使価額修正条項付第9回新株予約権発行による資金調達)を活用し、感染症対策機器「あえるーむ」等の新製品を上市しました。同プロジェクトの進捗と成果を当社のSDGsへの取り組みとして、当社ホームページに開示しております。

 

(4) 経営成績に重要な影響を与える要因

 「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」をご参照下さい。

 

(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

 2021年3月29日開催の臨時取締役会決議に基づき、取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く。)に対する譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行及び従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブとしての新株式の発行による増加、並びにストック・オプションの行使による増加に伴い、当第3四半期累計期間において資本金が26百万円、資本剰余金が27百万円それぞれ増加し、当第3四半期会計期間末において資本金が20億83百万円、資本剰余金が21億25百万円となっております。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。