当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国では企業業績・個人消費が底堅く推移するなど景気は回復しており、欧州、中国やアジア諸国においても景気が持ち直すなど、全体として緩やかな回復基調となりました。国内経済においては、個人消費や雇用・所得情勢、企業収益が堅調に推移し、緩やかに回復していますが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動などの影響に留意する必要があり、先行きについては不透明な状況が続いております。
このような環境の下、ライフサイエンス事業で昨年年央に買収したインドネシア子会社の業績が期を通じて反映されたこと、建築資材事業で建材関連・土木関連共に販売が堅調に展開したこと、さらに情報電子事業では主力のプロテクトフィルムを中心に需要が伸長したことなどにより、当社グループの売上は各事業とも前年同期比で増加いたしました。
損益面では、研究開発費・戦略的固定費については更なる投入を推進した一方で、全事業セグメントにおける増収効果、海外子会社の収支改善が大きく寄与し、加えて生産効率の向上に努めたことなどにより、前年同期比で増益となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高825億24百万円(前年同期比12.9%増)、営業利益72億12百万円(前年同期比27.2%増)、経常利益75億43百万円(前年同期比30.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益47億87百万円(前年同期比34.8%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(ライフサイエンス事業)
医薬・医療用包装材ではインドネシア子会社の売上を取り込んだことなどにより増収となりました。また、液体容器では国内・アジアを中心に血液希釈剤用途などの需要が高まり売上を伸ばしました。食品用包装材でも前年を上回る売上を確保し、さらに、日用品向包装材(粧業包装/詰替パウチ)で大容量の複数回詰替袋の拡販が寄与したことなどにより、事業全体として大きく増収となりました。
この結果、売上高は400億29百万円(前年同期比12.5%増)となりました。
(情報電子事業)
プロテクトフィルムについては、需要の回復に加え、台湾子会社の稼働率向上が大きく寄与したことなどから増収となりました。情報記録用材についてもパソコン・サーバー向けの販売が堅調に推移し、剥離フィルムでも中国スマートフォン向けを中心に売上を伸長させたことで、事業全体では前年同期比で増収の展開となりました。
この結果、売上高は296億47百万円(前年同期比6.7%増)となりました。
(建築資材事業)
建材関連においては、首都圏再開発物件等により煙突工事並びに空調用配管の売上が好調に推移したことに加え、集合住宅向けボイドスラブ(床構造部材)の売上も前年を上回ることができました。土木関連については、トンネル用資材の売上が増加いたしました。
この結果、売上高は128億47百万円(前年同期比31.8%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、有形固定資産などが減少しましたが、売上債権、現金及び預金、有価証券の増加などにより、前年度末に対して77億2百万円増加の1,040億83百万円となりました。
負債については、借入金などが減少しましたが、仕入債務の増加などにより、前年度末に対して32億62百万円増加の427億44百万円となりました。
純資産は、非支配株主持分31億52百万円を含めて613億39百万円となり、自己資本比率は55.6%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変化はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、20億69百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に特筆すべき変化はありません。