当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用環境の改善が見られ緩やかな回復基調が続いているものの、新興国経済の減速や欧米の政治動向への懸念等、世界経済の不確実性の高まりから、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
当社グループの主要販売先であるパチンコ業界におきましては、昨年12月末を期限とした「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」の回収・撤去後も、パチンコホールの投資意欲は低迷したまま推移しました。また、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律(IR推進法)」が国会で成立し、公布、施行されたことを受け、パチンコ業界でものめり込み防止対策が検討されるなど、先行き不透明な状況が続いていることから、周辺設備への投資、新規出店や改装計画を先送りする傾向が見受けられました。
このような状況の中、開発型企業グループである当社グループは、開発、製造、販売、アフターサービスに至る一貫体制で、製造原価の低減や多様化する顧客ニーズに適した製品を販売するとともに、充実したアフターサービス体制で付加価値の向上に努め、他社との差別化を図りながら提案販売を行ってまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高52億83百万円(前年同四半期比11.3%減)、営業利益3億79百万円(同59.6%減)、経常利益5億28百万円(同51.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益3億20百万円(同55.0%減)となりました。
セグメントの実績は次のとおりであります。
[アミューズメント関連事業]
パチンコホールを取り巻く環境は大きく変化し、先行き不透明感が強まっていることから厳しい状況が続きました。
このような状況の中で当社グループは、少人数で効率的なホール経営を実現する「パーソナルPCシステム(以下、「パーソナル」という。)」の拡販に努め、潜在的なニーズの掘り起こしを行ってまいりましたが、新規や改装の案件が少なく販売活動は厳しい状況となりました。
当第1四半期連結累計期間におけるパーソナルの売上実績は23店舗、当第1四半期連結累計期間末時点における導入(実稼働)店舗数は累計1,603店舗(市場シェア18.3%)となりました。また、パーソナルを含めたプリペイドカードシステムの売上実績は23店舗、導入(実稼働)店舗数は累計1,994店舗(市場シェア22.8%)となりました。
空気の力で紙幣を搬送するAir紙幣搬送システムは順調に導入件数を伸ばし、累計で700店舗を越えました。特にハイスペックモデルの立体Air紙幣搬送システムは、特に技術面での優位性が高く、新規顧客の獲得や早期商談に繋がりました。
この結果、アミューズメント関連事業の売上高は、33億60百万円(前年同四半期比21.2%減)、セグメント利益は6億31百万円(同31.7%減)となりました。
なお、7月より全国主要都市4ヵ所で「2017マース新製品発表展示会」を開催し、新製品を発表しました。これまでの業界の常識を覆す新しいパーソナル「マース ユニコン」を始め、きめ細かい接客サービスをサポートする「ウェアラブル端末」、受動喫煙防止対策に有効な「SMOKE POINT」等を発表・展示し、来場者から非常に高い関心が寄せられました。新製品が業界標準となるべく今後の販売活動に注力してまいります。
[自動認識システム関連事業]
自動認識システムは、RFID、バーコード、X線検査装置等、各種データを自動的に読み込み、内容精査、認識するシステムであり、当社子会社の株式会社マーストーケンソリューションが主体となり、広い分野で積極的に販売活動を展開しております。
長く低迷していた国内製造業の設備投資は、業界ごとに緩やかな回復基調にあり、従来販売先からの更新需要に加え、新規顧客を獲得するため、新製品開発と新規開拓活動に積極的に努め、FA市場を始め、流通市場、アミューズメント市場、健診市場等、新たな新規市場の開拓を進めてまいりました。
この結果、自動認識システム関連事業の売上高は15億60百万円(前年同四半期比17.9%増)、セグメント利益は94百万円(同16.2%増)となりました。
[ホテル関連事業]
ホテル業界におきましては、平成28年に日本を訪れた外国人が推計2,400万人(日本政府観光局の発表)で過去最高を更新し、観光需要は好調に推移しました。
福岡市博多区のホテルサンルート博多は、JR博多駅に程近い立地と質の高いサービスが評価され、地域の中でも高い稼働率を維持することができました。開業20周年を迎えるにあたり、総工費5億11百万円をかけて全館リニューアル工事(2月20日から5月31日まで)を実施いたしました。工事期間中、販売客室数が減少したことや改装及び客室備品等の購入に2億72百万円要したことから、売上高及びセグメント利益は前年同期と比べて減少しましたが、6月1日にリニューアルオープンし、今後は更なる稼働率の向上が見込まれます。
静岡県御殿場市のマースガーデンウッド御殿場は、水と光のファンタジー(幻想的な噴水ショー)や宿泊者向けのお菓子教室等のイベントを定期的に開催し、新規顧客とリピーターの獲得に努めました。関連事業の「海鮮処博多松月亭(ホテルサンルート博多内)」及び「鉄板焼銀明翠GINZA(東京銀座)」は認知度も高まり、順調に利用者数が増加しました。また、インターネットによる関連商品の販売が好調に推移しました。
この結果、ホテル関連事業の売上高は3億62百万円(前年同四半期比1.5%減)、セグメント損失は3億48百万円(前年同四半期は67百万円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態に関する分析
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は599億45百万円となり、前連結会計年度末と比較して6億77百万円減少いたしました。
流動資産は388億5百万円となり、前連結会計年度末と比較して10億円減少いたしました。その減少の主な内訳は、現金及び預金が16億89百万円減少し237億55百万円となりました。
固定資産は211億40百万円となり、前連結会計年度末と比較して3億23百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、建物及び構築物(純額)が1億55百万円増加し69億61百万円となりました。
流動負債は55億51百万円となり、前連結会計年度末と比較して4億10百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、未払法人税等が10億12百万円減少し1億11百万円となりました。
固定負債は34億75百万円となり、前連結会計年度末と比較して9百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、役員退職慰労引当金が7百万円増加し7億23百万円となりました。
純資産は509億18百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億76百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、利益剰余金が2億64百万円減少し465億81百万円となりました。
自己資本比率は84.9%となり、前連結会計年度末と比較して0.5ポイント増加いたしました。
キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は237億55百万円となり、前連結会計年度末と比較して16億89百万円減少いたしました。
当第1四半期連結累計期間における「営業活動によるキャッシュ・フロー」は10億6百万円の支出(前年同四半期は18億88百万円の収入)となりました。主な要因は、営業貸付金の増加額13億4百万円等によるものです。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は1億34百万円の支出(前年同四半期は8億40百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出1億31百万円等によるものです。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は5億49百万円の支出(前年同四半期は4億80百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額5億49百万円等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3億11百万円(前年同四半期比5.0%増)であります。
当第1四半期連結累計期間における主な成果としては、次のような項目をあげることができます。
① アミューズメント関連事業
当第1四半期連結累計期間における主な成果はありませんが、プリペイドカードシステムや景品管理システム等の開発を進めており、商品化を目指しております。
② 自動認識システム関連事業
・ダイレクトパーツマーキングのハンディースキャナー「MCR-H700」の商品化
・UHF帯1W型のリーダライター「FRU-4100」の商品化
・高解像度X線観察用加熱機構「TX-160」の商品化
③ ホテル関連事業
この事業は、研究開発活動を行っておりません。