当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、米国の法人税引下げや中国経済の減速等の海外経済への懸念、地政学リスクの高まり等、不透明感があったものの、企業収益の向上や雇用環境の改善が進み、緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループの主要販売先であるパチンコ業界では、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律(IR推進法)」施行に伴うのめり込み防止対策の検討が行われ、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則(平成29年9月4日公布、平成30年2月1日施行)」の施行が控えていたことから、パチンコホールの新規出店や大規模改装は先送りされる傾向が続きました。
このような状況の中、開発型企業グループである当社グループは、開発、製造、販売、アフターサービスに至る一貫体制で、製造原価の低減や多様化する顧客ニーズに適した製品を販売するとともに、充実したアフターサービス体制で付加価値の向上に努め、他社との差別化を図りながら提案販売を行ってまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高182億64百万円(前年同四半期比3.7%減)、営業利益27億19百万円(同20.4%減)、経常利益29億34百万円(同20.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益19億15百万円(同35.0%減)となりました。
セグメントの実績は次のとおりであります。
[アミューズメント関連事業]
当社グループは、開発型企業グループとして、ホール経営や従業員の働く環境の改善につながる製品を開発し、業界標準となる製品を次々とリリースしてきました。
7月から9月にかけて全国主要都市で開催しました新製品発表展示会では、業界の常識を覆す新式のパーソナルPCシステム「マース ユニコン」、きめ細かい接客サービスをサポートする「ウェアラブル端末」、受動喫煙防止対策に有効な「SMOKE POINT」等を発表しました。
空気の力で紙幣を搬送する業界随一のAir紙幣搬送システムは、順調に導入件数を伸ばし、累計で800店舗を越えました。特にハイスペックモデルの立体Air紙幣搬送システムは、技術力の高さやホール業務の改善効果等が市場で高く評価され、大型案件や他社ユーザーの獲得につながりました。
パチンコホールは、慢性的な人手不足や人件費の高騰等の問題点を抱えており、これらの諸問題を解決し少人数で運営できるパーソナルPCシステムは、市場からの評価が高く、潜在的なニーズが多く存在しております。しかしながら、業界に対する先行き不透明感は強く、新規出店や大規模改装の案件が少なかったことから販売活動は厳しい状況となりました。
当第3四半期連結累計期間におけるパーソナルの売上実績は55店舗、当第3四半期連結累計期間末時点における導入(実稼働)店舗数は累計1,626店舗(市場シェア18.8%)となりました。また、パーソナルを含めたプリペイドカードシステムの売上実績は57店舗、導入(実稼働)店舗数は累計1,976店舗(市場シェア22.8%)となりました。
この結果、アミューズメント関連事業の売上高は、114億45百万円(前年同四半期比13.4%減)、セグメント利益は24億7百万円(同21.5%減)となりました。
[自動認識システム関連事業]
自動認識システムは、RFID、バーコード、X線検査装置等、各種データを自動的に読み込み、内容精査、認識するシステムであり、当社子会社の株式会社マーストーケンソリューションが主体となり、広い分野で積極的に販売活動を展開しております。
国内外製造業の設備投資は、業界ごとに緩やかな回復基調に変化しつつあり、新たな更新需要や新規市場への展開が進んでおります。そうした中、前期より新規開拓した物流業界向け端末の販売が好調に推移しました。また、X線検査装置事業においては、当社グループでは、世界一の高分解能(性能)を誇るX線源を搭載した産業用X線検査装置を製造販売しており、スマートフォン向け小型電子部品や電気自動車向けリチウム電池の市場が世界的に成長していることを背景に、それらの生産過程での検査に必要なX線検査装置の販売が好調に推移しました。
この結果、自動認識システム関連事業の売上高は55億37百万円(前年同四半期比20.6%増)、セグメント利益は6億83百万円(同45.4%増)となりました。
[ホテル関連事業]
ホテル業界におきましては、平成29年の訪日外国人の人数が2,800万人(推計値)を超え、昨年に続いて過去最高を更新しており、観光需要は好調に推移しました。
博多地域でトップクラスの稼働率を誇るホテルサンルート博多は、開業20周年を機に全館リニューアル工事(2月20日から5月31日まで)を実施し、6月1日にリニューアルオープンしました。工事期間中、販売客室数が減少したことや改装及び客室備品等の購入もあり、売上高及びセグメント利益は前年同期と比べて減少しましたが、利用客の評価は更に高まり、リニューアル後の売上は前年同期比を上回りました。静岡県御殿場市のマースガーデンウッド御殿場は、水と光のファンタジー(幻想的な噴水ショー)や宿泊者向けのイベントを定期的に開催し、新規顧客とリピーターの獲得に努めました。関連事業の「海鮮処博多松月亭(ホテルサンルート博多内)」及び「鉄板焼銀明翠GINZA(東京銀座)」は認知度も高まり、順調に利用者数が増加しました。また、インターネットによる関連商品の販売が好調に推移しました。
この結果、ホテル関連事業の売上高は12億81百万円(前年同四半期比9.6%増)、セグメント損失は3億77百万円(前年同四半期は1億25百万円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態に関する分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は602億27百万円となり、前連結会計年度末と比較して3億96百万円減少いたしました。
流動資産は380億4百万円となり、前連結会計年度末と比較して18億1百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、現金及び預金が36億77百万円減少し217億67百万円となりました。
固定資産は222億22百万円となり、前連結会計年度末と比較して14億5百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、投資有価証券が14億9百万円増加し75億23百万円となりました。
流動負債は50億59百万円となり、前連結会計年度末と比較して9億3百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、未払法人税等が7億70百万円減少し3億54百万円、賞与引当金が2億12百万円減少し2億27百万円となりました。
固定負債は34億19百万円となり、前連結会計年度末と比較して46百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、リース債務が50百万円減少し9億37百万円となりました。
純資産は517億48百万円となり、前連結会計年度末と比較して5億53百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、利益剰余金が7億46百万円増加し475億92百万円となりました。
自己資本比率は85.9%となり、前連結会計年度末と比較して1.5ポイント増加いたしました。
(キャッシュ・フローの状況)
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は217億67百万円となり、前連結会計年度末と比較して36億77百万円減少いたしました。
当第3四半期連結累計期間における「営業活動によるキャッシュ・フロー」は4億20百万円の支出(前年同四半期は25億21百万円の収入)となりました。主な要因は、営業貸付金の増加額19億64百万円等によるものです。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は21億23百万円の支出(前年同四半期は29億69百万円の収入)となりました。主な要因は、投資有価証券の取得による支出17億31百万円、有形固定資産の取得による支出5億74百万円等によるものです。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は11億35百万円の支出(前年同四半期は10億47百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額11億35百万円等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8億78百万円(前年同四半期比2.2%増)であります。
当第3四半期連結累計期間における主な成果としては、次のような項目をあげることができます。
① アミューズメント関連事業
・CR対応ICカード式カードユニット「MX-140K1-LXXⅣ」の商品化
・CR対応ICカード式カードユニット「MX-140K1-LXXⅤ」の商品化
・CR対応ICカード式カードユニット「MX-140K1-LXXⅥ」の商品化
・CR対応ICカード式カードユニット「MX-140K1-LXXⅦ」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-900(L)」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-900(L)オキナワ」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-900(L)PS」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-901(L)」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-901(L)オキナワ」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-901(L)PS」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-910(L)」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-910(L)オキナワ」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-910(L)PS」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-911(L)」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-911(L)オキナワ」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-911(L)PS」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-900(T)」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-900(T)オキナワ」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-900(T)PS」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-901(T)」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-901(T)オキナワ」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-901(T)PS」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-910(T)」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-910(T)オキナワ」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-910(T)PS」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-911(T)」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-911(T)オキナワ」の商品化
・ICカード対応台間メダル貸機「SL-911(T)PS」の商品化
・島内データ処理機「MX-320E」の商品化
・ユニコン対応島内データ処理機「MX-320(UC)」の商品化
・接客サポートシステム「接客サポートソフト(V2)」の商品化
・接客サポートシステム ウェアラブル端末「WD100」の商品化
・会員申込みタブレット「WDM100」の商品化
・CR対応ICカード式カードユニット「MX-140K1-LXXⅧ」の商品化
・CR対応ICカード式カードユニット「MX-140K1-LXXⅨ」の商品化
・情報公開機データキャプテンα(V2)「FX-7100(V2)M10」の商品化
・情報公開機データキャプテンα(V2)「FX-7100(V2)M10N」の商品化
・情報公開機データキャプテンα(V2)「FX-7100(V2)M35」の商品化
・マルチターミナル「MT2300」の商品化
・会員管理システム「会員ICストラップ」の商品化
・会員管理システム「web会員登録サービス」の商品化
② 自動認識システム関連事業
・ダイレクトパーツマーキングのハンディースキャナー「MCR-H700」の商品化
・UHF帯1W型のリーダライター「FRU-4100」の商品化
・高解像度X線観察用加熱機構「TX-160」の商品化
③ ホテル関連事業
ホテル関連事業につきましては、研究開発活動を行っておりません。