当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の向上や雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移しましたが、米国の保護主義的な政策による貿易摩擦の拡大等、景気の下振れリスクが高まりつつあり、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは「お客様お役立ち精神」を掲げ、全てのお客様の満足を勝ちとるために、開発型企業グループとして独創的な発想で製品や仕組みを世の中に生み出し、社会に貢献できる企業を目指して活動しております。開発から製造、販売、アフターサービスに至る一貫体制で、製造原価の低減や多様化する顧客ニーズに適した製品を開発・販売するとともに、充実したアフターサービス体制で付加価値の向上に努め、アミューズメント事業を基盤事業に自動認識システム関連事業、ホテル関連事業を展開いたしました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高60億89百万円(前年同四半期比15.2%増)、営業利益10億72百万円(同182.6%増)、経常利益12億72百万円(同140.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億98百万円(同38.1%減)となりました。なお、特別損失として役員退職慰労金9億73百万円を計上したことにより親会社株主に帰属する四半期純利益は減益となりました。
セグメントの実績は次のとおりであります。
[アミューズメント関連事業]
アミューズメント関連事業の主な販売先であるパチンコ業界は、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律(IR推進法)」や「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則」の施行を背景に、ギャンブル等依存症への対策強化や射幸性の抑制に向けた取り組みが一層強く求められ、過渡期を迎えております。
パーソナルPCシステムは、パチンコホールが抱える慢性的な人手不足や人件費の高騰等の問題を解決するシステムとして広く認知され、業界のスタンダードとなりました。更に進化した新式パーソナルPCシステム「マース ユニコン」を販売し、新店や大型店、他社ユーザーから導入実績をあげることができました。当第1四半期連結累計期間におけるパーソナルの売上実績は18店舗、当第1四半期連結累計期間末時点における導入(実稼働)店舗数は累計1,628店舗(市場シェア19.4%)となりました。また、パーソナルを含めたプリペイドカードシステムの売上実績は18店舗、導入(実稼働)店舗数は累計1,931店舗(市場シェア23.0%)となりました。
空気の力で紙幣を搬送する業界随一のAir紙幣搬送システムは、順調に導入実績をあげ、累計800店舗を越えました。特にハイスペックモデルの立体Air紙幣搬送システムは、ホール業務の改善効果が高く、競合他社との差別化につながりました。
この結果、アミューズメント関連事業の売上高は、42億63百万円(前年同四半期比26.9%増)、セグメント利益は9億96百万円(同57.7%増)となりました。
[自動認識システム関連事業]
自動認識システム関連事業における市場は、AIやIoTをキーワードとし、スマートフォン向け小型電子部品や電気自動車向けリチウム電池の需要が世界的に高まっており、また、国内においては製造業や物流業を中心に自動化・省力化のニーズが高まっていることから回復基調で推移しました。
自動認識システムは、RFID、バーコード、X線検査装置等を媒体として各種データを精査しながら自動的に取り込み・認識ができるため、様々なビジネスシーンでの活用が期待されております。当社グループではFA市場、流通市場、アミューズメント市場、健診市場等、広く新規市場への展開を目指して提案販売活動を行ってまいりました。また、FA市場向け検査装置として、世界トップクラスの高分解能(性能)を誇るX線源を搭載した産業用X線検査装置の販売を競合他社との差別を図りつつ強化してまいりました。
この結果、自動認識システム関連事業の売上高は、13億63百万円(前年同四半期比12.6%減)、セグメント利益は98百万円(同4.6%増)となりました。
[ホテル関連事業]
ホテル業界におきましては、平成29年の訪日外国人の人数が2,869万人(推計値)と5年連続で最高を更新しており、観光需要は好調に推移しました。
博多地区でトップクラスの稼働率を誇るホテルサンルート博多は、前年の全館リニューアル以降も90%を超える稼働率を維持し、客単価向上につながりました。静岡県御殿場市のマースガーデンウッド御殿場は、水と光のファンタジー(幻想的な噴水ショー)や宿泊者向けのイベントを定期的に開催し、新規顧客とリピーターの獲得により稼働率の向上に努めました。関連事業の「海鮮処博多松月亭(ホテルサンルート博多内)」及び「鉄板焼銀明翠GINZA(東京銀座)」は、インバウンドの影響や認知度が高まるに連れて利用客が増加しました。また、インターネットによる関連商品の販売は好調に推移しました。
この結果、ホテル関連事業の売上高は4億62百万円(前年同四半期比27.6%増)、セグメント損失は24百万円(前年同四半期は3億48百万円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態に関する分析
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は610億28百万円となり、前連結会計年度末と比較して3億84百万円増加いたしました。
流動資産は384億48百万円となり、前連結会計年度末と比較して3億42百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、現金及び預金が12億30百万円増加し251億64百万円となりました。
固定資産は225億79百万円となり、前連結会計年度末と比較して41百万円増加いたしました。
流動負債は49億95百万円となり、前連結会計年度末と比較して39百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、未払法人税等が6億69百万円減少し1億53百万円となりました。
固定負債は42億50百万円となり、前連結会計年度末と比較して8億96百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、役員退職慰労引当金が9億80百万円増加し17億27百万円となりました。
純資産は517億81百万円となり、前連結会計年度末と比較して4億72百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、利益剰余金が3億86百万円減少し478億99百万円となりました。
自己資本比率は84.8%となり、前連結会計年度末と比較して1.4ポイント減少いたしました。
(キャッシュ・フローの状況)
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は251億64百万円となり、前連結会計年度末と比較して12億30百万円増加いたしました。
当第1四半期連結累計期間における「営業活動によるキャッシュ・フロー」は18億67百万円の収入(前年同四半期は10億6百万円の支出)となりました。主な要因は、引当金の増加額7億64百万円、売上債権の減少額5億10百万円等によるものです。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は79百万円の支出(前年同四半期は1億34百万円の支出)となりました。主な要因は、敷金及び保証金の差入による支出62百万円等によるものです。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は5億60百万円の支出(前年同四半期は5億49百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額5億60百万円によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3億5百万円(前年同四半期比1.9%減)であります。
当第1四半期連結累計期間における主な成果としては、次のような項目をあげることができます。
① アミューズメント関連事業
・ポイント受付機「マルチターミナルm35Ⅱ」の商品化
② 自動認識システム関連事業
・液体レンズ搭載ダイレクトパーツマーキングのハンディースキャナー「MCR-F530」の商品化
③ ホテル関連事業
この事業は、研究開発活動を行っておりません。