当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、設備投資や輸出に弱さが見受けられるものの、企業収益は底堅く推移し、雇用・所得環境の改善が続くなど、緩やかな回復基調で推移しました。一方、世界経済においては貿易摩擦の長期化による影響や世界経済の減速が懸念され、不透明な状況が続きました。
このような状況の中、当社グループは持株会社体制へ移行し、各事業会社の役割や責任を明確に定め、意思決定の迅速化や機動的な事業運営を強力に推し進めてまいりました。また、変化する市場環境に柔軟に対応するため、アミューズメント関連事業を中核事業として自動認識システム関連事業、ホテル関連事業と事業の多角化を推し進めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高53億4百万円(前年同四半期比12.9%減)、営業利益8億35百万円(同22.1%減)、経常利益10億43百万円(同18.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益7億3百万円(同254.8%増)となりました。
セグメントの実績は次のとおりであります。
[アミューズメント関連事業]
アミューズメント関連事業の主な販売先であるパチンコ業界は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則」や「ギャンブル等依存症対策基本法」の影響により、多くのパチンコホールは新規出店や改装を控える傾向が強く、ホール経営を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続きました。
このような状況の中、当社グループは、少人数でホール運営が可能なパーソナルPCシステムを中心にトータルシステムでの提案・販売を行ってまいりました。特に新式パーソナルPCシステム「マースユニコン」は、新店や大型店を中心に導入されました。パチンコホールの多くは、人手不足や人件費の高騰を運営上の大きな課題に掲げており、それらの課題を解決するパーソナルPCシステムは潜在需要があるものの、買い控えが続く市況の中においては販売が限定的となりました。
当第1四半期連結累計期間におけるパーソナルの売上実績は12店舗、当第1四半期連結累計期間末時点における導入(実稼働)店舗数は累計1,639店舗(市場シェア20.2%)となりました。また、パーソナルを含めたプリペイドカードシステムの売上実績は13店舗、導入(実稼働)店舗数は累計1,879店舗(市場シェア23.2%)となりました。
空気の力で紙幣を搬送する業界随一のAir紙幣搬送システムは、順調に導入件数を伸ばし、累計920店舗を超えました。特にハイスペックモデルの立体Air紙幣搬送システムは、技術力の高さやホール業務の改善効果等が市場で高く評価され、大型案件や他社ユーザーの獲得につながりました。
この結果、アミューズメント関連事業の売上高は、34億63百万円(前年同四半期比18.8%減)、セグメント利益は8億24百万円(同22.6%減)となりました。
[自動認識システム関連事業]
自動認識システム関連事業における市場は、世界ではスマートフォン向け小型電子部品や電気自動車向けリチウム電池の需要が拡大し、国内においては製造業や物流業を中心に自動化・省力化のニーズが高まっていることから回復基調で推移しました。
自動認識システムは、RFID、バーコード、X線検査装置等を媒体として各種データを精査しながら自動的に取り込み・認識ができるため、様々なビジネスシーンでの活用が期待されております。当社グループではFA市場、流通市場、アミューズメント市場、健診市場等、広く新規市場への展開を目指し、提案販売活動を積極的に行ってまいりました。特にFA市場においては、競合他社との差別を図り、世界最高水準の高分解能(性能)を誇るX線源を搭載した産業用X線検査装置の販売を推し進めてまいりました。
この結果、自動認識システム関連事業の売上高は、13億7百万円(前年同四半期比4.1%減)、セグメント利益は1億14百万円(同16.6%増)となりました。
[ホテル関連事業]
ホテル業界におきましては、2018年の訪日外国人数が3,119万人と最高記録を更新しており、観光需要は好調に推移しました。
博多地区でトップクラスの稼働率を誇るホテルサンルート博多は、2019年4月1日から自社ブランド「マースガーデンホテル博多」として新たにスタートしました。静岡県御殿場市のマースガーデンウッド御殿場は、宿泊者向けのイベントを定期的に開催し、新規顧客やリピーターの獲得に努めました。
関連事業のレストランでは、「海鮮処 松月亭博多本店(マースガーデンホテル博多)」及び「鉄板焼 銀明翠GINZA(東京銀座)」が、インバウンドの影響や認知度が高まるに連れて利用客が増加しました。また、前期に開店した「寿司 銀明翠博多(ホテル日航福岡内)」、「鉄板焼 銀明翠GINZA(新フロア)」、「海鮮処 松月亭博多中洲店」は順調な滑り出しとなりました。
この結果、ホテル関連事業の売上高は5億33百万円(前年同四半期比15.4%増)、セグメント損失は35百万円(前年同四半期は24百万円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態に関する分析
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は589億34百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億85百万円減少いたしました。
流動資産は361億73百万円となり、前連結会計年度末と比較して4億16百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、受取手形及び売掛金が10億8百万円減少し45億69百万円となりました。
固定資産は227億61百万円となり、前連結会計年度末と比較して1億30百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、投資有価証券が2億40百万円増加し88億66百万円となりました。
流動負債は49億15百万円となり、前連結会計年度末と比較して5億59百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、未払法人税等が7億23百万円減少し1億25百万円となりました。
固定負債は25億90百万円となり、前連結会計年度末と比較して49百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、リース債務が36百万円増加し6億44百万円となりました。
純資産は514億29百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億24百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、利益剰余金が1億18百万円増加し481億63百万円となりました。
自己資本比率は87.3%となり、前連結会計年度末と比較して0.8ポイント増加いたしました。
(キャッシュ・フローの状況)
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は232億93百万円となり、前連結会計年度末と比較して92百万円増加いたしました。
当第1四半期連結累計期間における「営業活動によるキャッシュ・フロー」は8億93百万円の収入(前年同四半期は18億67百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益10億43百万円等によるものです。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は2億42百万円の支出(前年同四半期は79百万円の支出)となりました。主な要因は、投資有価証券の取得による支出1億12百万円、有形固定資産の取得による支出86百万円等によるものです。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は5億55百万円の支出(前年同四半期は5億60百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額5億54百万円等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2億94百万円(前年同四半期比3.5%減)であります。
当第1四半期連結累計期間における主な成果としては、次のような項目をあげることができます。
① アミューズメント関連事業
当第1四半期連結累計期間における主な成果はありませんが、プリペイドカードシステムや景品管理システム等に関連する新製品の商品化を目指して開発を進めております。
② 自動認識システム関連事業
当第1四半期連結累計期間における主な成果はありませんが、自動認識システム関連製品の商品化を目指して開発を進めております。
③ ホテル関連事業
この事業は、研究開発活動を行っておりません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。