当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、消費税増税による影響で一時的に落ち込んだものの、設備投資や個人消費は底堅く、緩やかな回復基調で推移しました。その一方で、世界経済においては米中貿易摩擦問題の長期化や東アジア・中東地域における地政学リスクの高まり等、景気の先行きは不透明な状況が続きました。
このような状況の中、当社グループは持株会社体制へ移行し、各事業会社の役割や責任を明確に定め、意思決定の迅速化や機動的な事業運営を強力に推し進めてまいりました。また、変化する市場環境に柔軟に対応するため、アミューズメント関連事業を中核事業として自動認識システム関連事業、ホテル関連事業と事業の多角化を推し進めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高172億60百万円(前年同四半期比6.7%減)、営業利益30億14百万円(同18.6%減)、経常利益33億70百万円(同15.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益18億30百万円(同10.8%増)となりました。
セグメントの実績は次のとおりであります。
[アミューズメント関連事業]
アミューズメント関連事業の主な販売先であるパチンコ業界は、特定複合観光施設区域整備法(IR実施法)の施行に伴うのめり込み防止の対応や規則改正等に対応した遊技機への入れ替え、改正健康増進法施行による受動喫煙対策等の問題を抱えており、当業界を取り巻くホールの経営環境は依然として厳しい状況が続きました。
このような状況の中、当社グループは、少人数でホール運営が可能なパーソナルPCシステム及び新式パーソナルPCシステム「マースユニコン」を中心にトータルシステムでの提案・販売を行ってまいりました。パーソナルPCシステムは、パチンコホールが抱える人手不足や人件費の高騰等の経営課題を改善するシステムで潜在的な需要は見込まれるものの、周辺設備の買い控え傾向が強まっており、販売は限定的となりました。
当第3四半期連結累計期間におけるパーソナルの売上実績は43店舗、当第3四半期連結累計期間末時点における導入(実稼働)店舗数は累計1,630店舗(市場シェア20.3%)となりました。また、パーソナルを含めたプリペイドカードシステムの売上実績は46店舗、導入(実稼働)店舗数は累計1,841店舗(市場シェア23.0%)となりました。
空気の力で紙幣を搬送する業界随一のAir紙幣搬送システムは、順調に導入件数を伸ばし、累計950店舗を超えました。また、ハイスペックモデルの立体Air紙幣搬送システムは、技術力の高さやホール業務の改善効果等が市場で高く評価され、大型案件や他社ユーザーの獲得につながりました。
この結果、アミューズメント関連事業の売上高は、109億91百万円(前年同四半期比14.4%減)、セグメント利益は26億92百万円(同18.7%減)となりました。
[自動認識システム関連事業]
自動認識システム関連事業における市場は、世界的に電気自動車向けリチウム電池の需要が拡大し、国内においては製造業や物流業を中心に自動化・省力化のニーズが高まっており、回復基調で推移しました。
自動認識システムは、RFID、バーコード、X線検査装置等を媒体として各種データを精査しながら自動的に取り込み・認識ができるため、様々なビジネスシーンでの活用が期待されております。当社グループではFA市場、流通市場、アミューズメント市場、健診市場等、広く新規市場への展開を目指し、提案販売活動を積極的に行ってまいりました。特に世界最高水準の高分解能(性能)を誇るX線源を搭載した「産業用X線検査装置」は、市場からの評価が高く、FA市場での導入が進みました。
この結果、自動認識システム関連事業の売上高は、45億72百万円(前年同四半期比10.3%増)、セグメント利益は5億63百万円(同14.5%増)となりました。
[ホテル関連事業]
ホテル業界におきましては、中国経済の減速や日韓の緊張の高まりによる観光客の減少が懸念されるものの、2019年の訪日外国人数は3,188万人(日本政府観光局発表、推計値)と最高記録を更新しており、観光需要は好調に推移しました。
季節要因による繁閑の差が大きいホテル運営におきましては、需要と供給の状況に応じて価格が変動するダイナミックプライシングを積極的に活用しました。「マースガーデンホテル博多」は、2019年4月1日から自社ブランドとして新たにスタートし、博多地区でトップクラスの稼働率を維持しました。静岡県御殿場市の「マースガーデンウッド御殿場」は、宿泊者向けのイベントを定期的に開催し、新規顧客やリピーターの獲得に努めました。 関連事業のレストランでは、「海鮮処 松月亭博多本店(マースガーデンホテル博多内)」及び「鉄板焼 銀明翠GINZA(東京銀座)」が、インバウンドの影響や認知度が高まるに連れて利用客が増加しました。また、前期から今期にかけて開店した「寿司 銀明翠博多(ホテル日航福岡内)」、「鉄板焼 銀明翠GINZA(新フロア)」、「海鮮処 松月亭博多中洲店」、「和匠 銀明翠GINZA(しゃぶしゃぶ、新フロア)」につきましても認知度の向上に伴い、利用客が増加しました。
この結果、ホテル関連事業の売上高は16億97百万円(前年同四半期比12.1%増)、セグメント損失は56百万円(前年同四半期は55百万円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態に関する分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は601億4百万円となり、前連結会計年度末と比較して8億84百万円増加いたしました。
流動資産は349億70百万円となり、前連結会計年度末と比較して16億19百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、現金及び預金が14億14百万円減少し217億85百万円となりました。
固定資産は251億33百万円となり、前連結会計年度末と比較して25億3百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、土地が12億57百万円増加し66億92百万円、投資有価証券が7億94百万円増加し94億20百万円となりました。
流動負債は49億4百万円となり、前連結会計年度末と比較して5億70百万円減少いたしました。その減少の主な内訳は、未払法人税等が6億48百万円減少し2億円となりました。
固定負債は28億34百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億93百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、リース債務が2億98百万円増加し9億6百万円となりました。
純資産は523億65百万円となり、前連結会計年度末と比較して11億61百万円増加いたしました。その増加の主な内訳は、利益剰余金が4億94百万円増加し485億39百万円、その他有価証券評価差額金が6億44百万円増加し67百万円となりました。
自己資本比率は87.1%となり、前連結会計年度末と比較して0.6ポイント増加いたしました。
(キャッシュ・フローの状況)
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は217億85百万円となり、前連結会計年度末と比較して14億14百万円減少いたしました。
当第3四半期連結累計期間における「営業活動によるキャッシュ・フロー」は28億75百万円の収入(前年同四半期は15億10百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益27億70百万円、営業貸付金の減少額11億81百万円等によるものです。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は29億84百万円の支出(前年同四半期は26億36百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出26億25百万円、投資有価証券の取得による支出5億31百万円等によるものです。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は13億5百万円の支出(前年同四半期は13億4百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額13億5百万円等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、9億11百万円(前年同四半期比2.1%増)であります。
当第3四半期連結累計期間における主な成果としては、次のような項目をあげることができます。
① アミューズメント関連事業
・AI分析サービス連携ソフトの商品化
② 自動認識システム関連事業
・超小型固定式コードリーダー(PLCリンク機能搭載)「MCR-F100R」の商品化
③ ホテル関連事業
この事業は、研究開発活動を行っておりません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。