(1)業績の概況
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、政府や日銀による経済・財政政策を背景として、企業収益や雇用情勢に改善が見られておりますが、節約志向の長期化や円安を背景とした消費者物価の上昇、中国経済の減速等により、景気は足踏み状態が続いております。
当社グループを取り巻く外食・中食産業、および製パン業界におきましても、原材料高や人手不足、人件費上昇等、厳しい経営環境が続いておりますが、主に宿泊や外食市場においては、円安やビザの緩和等によりインバウンド需要が旺盛であり、この傾向は今後も続いていくものと思われます。
このような状況の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は368億14百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は30億31百万円(同2.0%増)、経常利益は33億3百万円(同2.3%増)、四半期純利益は20億1百万円(同7.6%増)と増収増益になりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①業務用厨房部門「業務用厨房機器製造販売業」
主たる事業の業務用厨房部門では引き続き、全国のあらゆる業種業態のお客様に対して、3,500種類の豊富な自社オリジナル製品をベースに、ご提案書を活用したソリューション営業や販促キャンペーン、イベント活動等の販促活動に取り組みました。また、お客様の安全安心と顧客満足度の向上に不可欠なメンテナンスサービス体制につきましても、日々の迅速・確実な修理対応に努めるとともに保守契約の促進に注力いたしました。新製品開発や既存製品の改良につきましては、毎年、あわせて10シリーズ程度の発売を目標として取り組んでおります。
以上の結果、スタート月である3月に昨年の消費税増税前の駆け込み需要に対する反動はありましたが、出店意欲旺盛な外食チェーンの新規出店を取り込めたことや、大手コンビニエンスストアへ卓上型フライヤーの販売が進んだこと、および病院や事業所給食等、集団給食施設への販売が好調だったこと等により、売上高は341億21百万円(前年同期比7.4%増)となりました。営業利益は、競合による荒利の低下や製造部門での円安に伴う原材料や部品の値上がり等が続いており、31億45百万円(同2.8%減)になりました。
②ベーカリー部門「ベーカリー機器製造販売業」
ベーカリー部門では、前期に発売を開始した製パン工場向けの大型新製品「分割機」と「丸め機」2シリーズをきっかけとして、国内製パンメーカーに対する訪問活動はもとより、売上拡大に向けて異業種の各種食品メーカーや東南アジア地域を中心とした海外製パンメーカーの新規開拓に取り組んでまいりました。
以上の結果、当第3四半期までに国内にて大型のパン工場物件が数件あったこと等により、売上高は22億94百万円(前年同期比41.8%増)、営業利益は1億50百万円(前年同期は営業損失14百万円)と大幅な増益となりました。
③ビル賃貸部門「ビル賃貸業」
5物件を有する土地と資金の有効活用を目的としたビル賃貸部門の業績は計画通り推移し、売上高は4億43百万円(前年同期比0.0%増)、営業利益は2億96百万円(同1.2%増)となりました。
(2)財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産残高は、前連結会計年度末に比べ41億円増加の472億51百万円となりました。
資産の部は、四半期純利益の内部留保により現金及び預金が23億15百万円増加したこと等により41億円増加しました。
負債の部は、売上高の増加に伴う支払手形及び買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べ21億35百万円増加の192億79百万円となりました。
純資産の部は、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したこと等で、前連結会計年度末に比べ19億65百万円増加し279億71百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は2億92百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画中であった重要な設備の新設について完了したものは次のとおりであります。
|
会社名 事業所名 |
所在地 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
投資総額 (百万円) |
完了年月 |
|
㈱マルゼン西日本物流センター |
福岡県八女郡広川町 |
業務用厨房機器製造販売業 |
物流設備 |
215 |
平成27年11月 |
|
マル厨工業㈱九州工場 |
厨房機器製造設備 |
278 |