第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、国内外の景気が低迷し需要が大きく減少した場合には、当社グループの事業活動や収益確保に影響を及ぼす可能性があります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 (1)経営成績の概況

  当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、一昨年からの米中貿易摩擦の深刻化や昨年の消費税増税等の影響による景気の後退感に加え、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動、消費活動の減退により極めて厳しい状況が続きました。期間後半に経済活動が一部再開しましたが、第3波とも言われる感染者数の再度増加傾向に伴い予断を許さない状況となっています。

  当社グループの主要顧客である外食・中食産業におきましても、新型コロナの影響により、飲食店等における営業自粛や営業時間の短縮、外出自粛や消費マインドの減退、インバウンドの蒸発などにより、飲食・宿泊市場では極端に売り上げが減少しました。経済活動の再開に伴い一部に個人消費の回復は見られたものの、先行きは不透明で依然として厳しい状況です。一方、スーパーマーケットやテイクアウト、デリバリー等では売り上げが増加するなど業種・業態により影響はまちまちですが、全体的には大変厳しい環境が続いております。

  このような状況の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は、339億22百万円(前年同期比15.7%減)、営業利益は26億33百万円(同26.8%減)、経常利益は28億85百万円(同26.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては19億72百万円(同27.9%減)となりました。

  セグメント別の業績は次のとおりであります。

 

   ①業務用厨房部門「業務用厨房機器製造販売業」

     主たる事業の業務用厨房部門では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により外食、ホテル・旅館等において厳しい状況が続きました。それに対し、当社グループの多岐にわたる販売先業種・業態の中でも、新型コロナの影響を受けにくい福祉施設や病院、学校などのいわゆる集団給食や、業況好調な食品スーパー等への営業を推進しました。

     また、新型コロナウイルスへの対策として、自動手指洗浄消毒器などの衛生関連機器や、テイクアウト、デリバリー対応機器等の提案販売、Webによる調理セミナーの実施など、お客様の安心安全と顧客満足度の向上に注力いたしました。

     以上の結果、売上高は318億57百万円(前年同期比16.3%減)、営業利益は26億22百万円(同31.8%減)となりました。

   ②ベーカリー部門「ベーカリー機器製造販売業」

     ベーカリー部門では、引き続き国内製パンメーカーへの拡販とともに、売上拡大に向けて異業種の各種食品メーカーの新規開拓に取り組みました。その結果、売上高は17億3百万円(前年同期比4.0%減)、営業利益は2億45百万円(同341.0%増)となりました。

   ③ビル賃貸部門「ビル賃貸業」

     5物件を有する土地と資金の有効活用を目的としたビル賃貸部門の業績は、新型コロナウイルス感染拡大の影響から一部賃料の一定期間の減額等を行ったため、売上高は3億92百万円(前年同期比11.7%減)、営業利益は2億60百万円(同15.0%減)となりました。

 

 (2)財政状態の状況

  当第3四半期連結会計期間末の総資産残高は、前連結会計年度末に比べ4億70百万円減少の554億98百万円となりました。

  資産の部は、受取手形及び売掛金が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ4億70百万円減少の554億98百万円となりました。

  負債の部は、支払手形及び買掛金並びに未払法人税等が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ18億99百万円減少の170億41百万円となりました。

  純資産の部は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したこと等で、前連結会計年度末に比べ14億29百万円増加し384億56百万円となりました。

 

 (3)経営方針・経営戦略等

  当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

 (5)研究開発活動

  当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3億57百万円であります。

  なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 (6)主要な設備

 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。

 完了

会社名

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

投資総額

(百万円)

完了年月

マルゼン工業㈱九州工場

福岡県

業務用厨房機器製造販売業

工場内空調設備

182

2020年4月

マルゼン工業㈱九州工場、東北工場

福岡県、青森県

生産用機械設備

199

2020年9月

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3【経営上の重要な契約等】

     当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。