第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類引き下げに伴う行動制限の緩和や水際対策の緩和により、社会経済活動の正常化の動きがみられ、景気は緩やかな回復傾向にあります。一方、円安の進行や金融引き締め、長引くロシア・ウクライナ情勢に加え、イスラエル・ハマス問題による中東情勢の緊迫化に伴い、世界的な原材料価格・エネルギー価格の高騰、為替相場の変動等、経済の見通しは不透明な状況が依然として続いております。

当社が属するジュエリー業界におきましても、物価上昇による消費者マインドの冷え込み等、市場環境は厳しい状況が続いております。

この様な状況の下、当社は、経営目的である「ジュエリー創りを通じてより良き世界を創る」を実現するため、主原料である金・プラチナ等の高騰等による製造原価上昇分の販売価格への転嫁、製造経費等コストの削減、生産体制の構築・強化を進めるなど、業績拡大・利益改善の為の各種施策を取り組んだことにより、国内販売は物価上昇等による厳しい市場環境の影響を受けたものの、海外販売は円安等の影響を受け好調に推移いたしました。

以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高2,592百万円(前年同期比1.5%増)となりました。利益面 につきましては、営業利益は63百万円(前年同期比477.4%増)、経常利益は71百万円(前年同期比60.1%増)、四半期純利益は53百万円(前年同期比181.3%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べ91百万円増の2,699百万円となりました。主な変動は、現預金の増加59百万円、受取手形及び売掛金の増加69百万円、棚卸資産の減少15百万円等によるものです。

当第3四半期会計期間末の負債は、前事業年度末と比べ41百万円増の1,349百万円となりました。主な変動は、支払手形及び買掛金の増加60百万円、賞与引当金の増加14百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少37百万円等によるものです。

当第3四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末と比べ50百万円増の1,350百万円となりました。主な変動は、四半期純利益53百万円の計上による増加によるものです。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 従業員数

当第3四半期累計期間において、当社の従業員数は前事業年度末の73名から2名増加し、75名となりました。増加要因としては、社内体制強化及び技術継承のためであります。なお、当社は、ジュエリー事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。