当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の異常な変動等または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による低迷から、段階的な経済活動の再開や各種政策の効果等により持ち直しの動きも見られました。しかしながら、2021年4月には大都市圏を中心に緊急事態宣言が再発令されるなど、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループ事業に関連の深い建設市場におきましては、前年の新型コロナウイルス感染症の影響による落ち込みの反動により、新設住宅着工戸数、非住宅向けの建築着工床面積ともに増加しておりますが、長期的には引き続き減少傾向となる見通しであり、取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いております。
このような環境の下で、当社グループは「Vision2025」第2フェーズ(2020~2023年度)の2期目として、引き続き主力の住宅分野の深耕とあわせて、非住宅分野や海外事業、新規領域への営業活動を展開し、成長戦略を推進しました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は4,844百万円(前年同期比1.3%増加)、営業利益は90百万円(前年同期比42.2%減少)、経常利益は105百万円(前年同期比36.0%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は61百万円(前年同期比39.9%減少)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、売上高は6百万円減少し、営業利益は2百万円減少しております。
〈経営者の視点による当期経営成績の認識および分析〉
売上高は、前年の新型コロナウイルス感染症の反動による住宅市場や経済活動の持ち直しにより、住宅分野や海外販売が前年を上回ったことで前年同期比1.3%増加となりました。
売上総利益率は、43.0%と前年同期を下回りました(前年同期は43.7%)。資材ロスの低減や、生産工程の見直しなどの原価低減に努めましたが、世界的な原材料価格の高騰が影響しました。引き続き原価低減については、「Vision2025」の重点施策として継続的に取り組みを推進していきます。
販売費及び一般管理費は、前年に自粛していた営業活動の再開等が影響し、前年同期比3.0%増加となりました。
営業外損益全体では、為替差益の発生等により14百万円の利益(前年同期比84.9%増加)となりました。
当社では、2016年4月より経営ビジョン「Vision2025」をスタートさせており、2020年4月からは、その実現を目指す「Vision2025」第2フェーズ(2020~2023年度)を始動し、3つの重点施策(新しい企業価値創造、成長戦略の推進、強固な経営基盤の再整備)を推進しています。
当第1四半期連結累計期間では、国内外の経済活動や住宅市場の持ち直しにより売上高は増加しましたが、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響や中長期的な住宅市場の漸減傾向は続いております。今後は住宅分野での停滞を補うため、さらなる高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)の推進が必要と評価しております。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(室内装飾関連事業)
室内装飾関連事業においては、前年に引き続きビニールカーテンやクリアロールスクリーンによる非住宅市場や飛沫対策の需要獲得に努めたほか、住宅市場・海外販売の営業活動強化により、売上高は4,743百万円(前年同期比0.5%増加)となりました。セグメント利益については、営業活動費用の増加等が影響し、83百万円(前年同期比48.3%減少)となりました。
なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は4百万円減少し、営業利益は2百万円減少しております。
(その他)
その他の事業では、ステッキやシルバーカー等の介護関連用品の販売活動や原価低減等を推進しました。引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、段階的な経済の持ち直しや小売店の営業再開等により、売上高は100百万円(前年同期比62.3%増加)、セグメント損益は6百万円の利益(前年同期は6百万円の損失)となりました。
なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は1百万円減少し、営業利益は0百万円減少しております。
当第1四半期連結会計期間末の総資産については、現金及び預金や電子記録債権等の増加があったものの、受取手形及び売掛金等の減少により、前連結会計年度末と比較して302百万円(1.5%)減少し、20,404百万円となりました。
負債については、短期借入金の増加はあったものの、未払金や未払費用等の減少により、前連結会計年度末と比較して343百万円(4.3%)減少し、7,704百万円となりました。
純資産については、その他の包括利益累計額や利益剰余金の増加により、前連結会計年度末と比較して41百万円(0.3%)増加し、12,700百万円となりました。
当第1四半期連結会計期間末における当社グループの財政状態は、流動資産、流動負債がそれぞれ減少し、流動比率は238.4%(前期末233.5%)となっております。また自己資本比率は、62.0%(前期末60.9%)となっており健全性を維持しております。
当第1四半期連結累計期間において、事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は27百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われていません。