第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間における世界経済は、成長の鈍化傾向に加え、地政学的な緊張や貿易摩擦、一部地域における政情不安などによる不確実性が依然として高い状況です。

また、国内経済では、インバウンド需要の拡大により景気は改善傾向にあるものの、物価上昇による実質所得の減少傾向から個人消費の伸びは鈍く、先行きは依然として不透明な状況が続いています。

当社グループのお客様である外食産業、宿泊施設、レジャー産業などでは、インバウンド消費による需要、省人化ニーズの高まりを受けた、省人対応厨房機器の需要も順調に推移しておりますが、物価上昇、人手不足などにより経営環境は厳しい状況にあります。

こうしたことから、当社グループの当中間連結会計期間の売上高は221億7千5百万円(前中間連結会計期間比3.0%減)となりました。利益面につきましては、経常利益は14億9千1百万円(前中間連結会計期間比7.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は9億7千万円(前中間連結会計期間比2.3%減)となりました。

当中間連結会計期間末の財政状態につきましては、総資産は、受取手形及び売掛金の減少等により、前連結会計年度末比3億6千4百万円減451億5千2百万円となりました。負債につきましては、支払手形及び買掛金の減少等により、前連結会計年度末比8億5千1百万円減202億4千8百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末比4億8千7百万円増249億3百万円となりました。

なお、当社及び連結子会社の事業は、業務用厨房機器の製造・販売及び保守修理であり、単一のセグメントであります。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ7億5千1百万円減少し、84億9千4百万円となりました。

当中間連結会計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は1億7千4百万円(前中間連結会計期間は18億1千3百万円の獲得)となりました。

これは主に、減価償却費の計上による資金の増加、棚卸資産の増加による資金の減少等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は7億9千8百万円(前中間連結会計期間は24億5千5百万円の使用)となりました。

これは主に、有形固定資産の取得によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は4千3百万円(前中間連結会計期間は7億7千1百万円の獲得)となりました。

これは主に、配当金の支払いによるものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4千3百万円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 従業員数

当中間連結会計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい増減はありません。

 

(7) 生産、受注及び販売の実績

当中間連結会計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。

 

(8) 主要な設備

当中間連結会計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画に著しい変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。