第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析 
 米国等では一定の景況感こそ見られるものの、中国の景気減速感やロシア・ウクライナ情勢をはじめとする地政学的なリスクが影を落としており、世界的な経済の回復基調は緩やかなものにとどまっています。日本市場を中心に物流機械を取り扱う当社グループにとって、消費の伸び悩みや不安定な為替相場の影響は依然大きく、今後とも厳しい経営環境が続くと思われます。

こうした状況下、当社グループは、効率的な生産・販売に向けた製品の絞り込みと共に、適正なマージン確保に向けた価格改定を継続的に進めています。さらに、新しいニーズに対応する新製品の開発などにより、持続的な成長軌道の回復に向けた基盤づくりに取り組んでいます。

その結果、当中間連結会計期間の売上高は、4,733,031千円(前中間連結会計期間比14.5%増)、営業損失は、117,060千円(前中間連結会計期間は営業利益81,516千円)、経常損失は、88,890千円(前中間連結会計期間は経常利益114,502千円)、親会社株主に帰属する中間純損失は、72,997千円(前中間連結会計期間は親会社株主に帰属する中間純利益63,131千円)となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

〇日本

売上高は4,470,148千円(前中間連結会計期間比14.6%増)、セグメント損失(営業損失)は252,153千円(前中間連結会計期間はセグメント損失40,445千円)となりました。

〇マレーシア

売上高は1,575,423千円(前中間連結会計期間比35.7%増)、セグメント損失(営業損失)は11,232千円(前中間連結会計期間はセグメント利益(営業利益)78,489千円)となりました。

〇中国

売上高は951,365千円(前中間連結会計期間比24.3%増)、セグメント利益(営業利益)は103,023千円(前中間連結会計期間比52.8%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 

(資産)
 流動資産は、前連結会計年度末に比べて12.0%減少し、9,558,687千円となりました。これは主に、短期借入金の返済により、現金及び預金が1,369,341千円減少したことによります。
 固定資産は、前連結会計年度末に比べて3.2%減少し、4,764,580千円となりました。これは主に、投資その他の資産のその他が166,814千円減少したことによります。
 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて9.3%減少し、14,323,268千円となりました。
(負債)
 流動負債は、前連結会計年度末に比べて45.7%減少し、1,775,979千円となりました。これは主に、短期借入金が1,500,000千円減少したことによります。
 固定負債は、前連結会計年度末に比べて9.6%減少し、935,937千円となりました。これは主に、役員退職慰労引当金が197,588千円減少したことによります。
 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて37.0%減少し、2,711,916千円となりました。
(純資産)
 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1.2%増加し、11,611,351千円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が274,021千円増加したことによります。

この結果、自己資本比率は81.1%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて1,417,174千円減少し、2,394,607千円となりました。

当中間連結会計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における営業活動による資金の増加は、30,812千円(前中間連結会計期間は439,350千円の増加)となりました。これは主に、売上債権の減少による収入149,570千円と棚卸資産の増加による支出119,986千円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における投資活動による資金の増加は、109,396千円(前中間連結会計期間は77,702千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出75,453千円と保険積立金の解約による収入168,555千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における財務活動による資金の減少は、1,606,668千円(前中間連結会計期間は117,624千円の減少)となりました。これは主に、短期借入金純減1,500,000千円によるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 

(5)研究開発活動

当中間連結会計期間の研究開発費の総額は、55,772千円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)従業員数

当中間連結会計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。

 

(7)生産、受注及び販売の実績

当中間連結会計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。

 

(8)主要な設備

当中間連結会計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。