第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

(2022年3月期第1四半期連結累計期間におけるハイライト)

(新型コロナウイルス感染症の影響などについて)

4月には東京都をはじめとする一部地域で3度目の緊急事態宣言が発出され、外出自粛傾向による影響は長期化が懸念されております。引き続き映画公開の延期や各種イベントも中止・延期及び縮小などとなっており、当社グループでは「キデイランド」「トミカ・プラレールショップ」など小売事業、「トミカ博・プラレール博」などイベント事業が影響を受けました。

なお、当社グループでは感染拡大の防止を進めるに当たり、従業員の外出や出社の大幅な抑制を図るためテレワークを継続するとともに、外部との会食の禁止、海外・国内出張の原則禁止などの対策を引き続き実施いたしました。

 

(連結業績について)

・売上高

2021年4月からテレビアニメシリーズ第2弾の放送が開始した『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』の関連玩具を展開し好評を博すとともに、「リカちゃん」ではドール、「もくもくジュージュー にぎやかバーベキュー」などが人気となりました。トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」は、発売20周年に向けて販売した商品が好調に推移し、「ポケットモンスター」では、「モンコレ」をはじめとした関連商品が好評を博すとともに、アミューズメントマシン「ポケモンメザスタ」の人気が拡大しました。「トランスフォーマー」においては海外向け輸出が北米及び欧州で伸長し好調に推移いたしました。
 小売事業、イベント事業においては外出自粛傾向による影響が長期化しているものの、前年同期と比較すると、制限を受けながらも玩具出荷の伸長が見られたことにより、売上高は35,058百万円(前年同期比30.8%増)となりました。なお、昨年10月に米国の独立系玩具会社ファット・ブレイン・グループがTOMY International, Inc.の子会社となり、連結業績に加わっています。

・利益面

売上高が好調に推移するとともに、プロダクトミックスの改善などにより売上総利益が伸長しました。また、新型コロナウイルスの拡大状況と店頭状況を踏まえ経費コントロールを進めたことにより、営業利益は2,148百万円(前年同期営業損失583百万円)、経常利益は2,144百万円(前年同期経常損失656百万円)となりました。また、経営資源の機動的、効率的活用及び財務体質の強化を図るため保有資産の見直しを行い、当社連結子会社であるTOMY(Hong Kong)Ltd.が所有する固定資産の事務所用不動産を譲渡し、当四半期においてその譲渡益として特別利益1,884百万円を計上したこともあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,009百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失1,174百万円)となりました。

 

(経営成績の概況)

 <セグメント別業績の概況>

                                         (単位:百万円)

 

 

2021年3月期

第1四半期

2022年3月期

第1四半期

増減

増減率(%)

売上高

 

26,809

35,058

8,248

30.8

 

日本

23,056

28,863

5,807

25.2

 

アメリカズ

3,188

4,908

1,719

53.9

 

欧州

759

896

137

18.1

 

オセアニア

352

585

233

66.2

 

アジア

10,283

11,243

959

9.3

 

消去又は全社

△10,830

△11,438

△607

営業利益又は営業損失(△)

△583

2,148

2,731

 

日本

211

2,785

2,573

1,215.2

 

アメリカズ

△83

△1

81

 

欧州

△77

△81

△3

 

オセアニア

11

53

41

357.8

 

アジア

155

235

80

51.8

 

消去又は全社

△801

△842

△41

 

 

 <日本>

                                         (単位:百万円)

 

2021年3月期

第1四半期

2022年3月期

第1四半期

増減

売上高

23,056

28,863

5,807

営業利益

211

2,785

2,573

 

 再度4月に緊急事態宣言が発出され、外出自粛傾向による影響は長期化しております。映画公開の延期や各種イベントの中止・延期及び縮小が続いており、当社グループにおいては、「キデイランド」「トミカ・プラレールショップ」など小売事業、「トミカ博・プラレール博」などイベント事業も影響を受けました。

 2021年4月からテレビアニメシリーズ第2弾の放送が開始した『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』の関連玩具を展開し、好評を博しました。また、「リカちゃん」では「ゆめいろリカちゃん カラフルチェンジ」などのドール、「もくもくジュージュー にぎやかバーベキュー」が人気となるなど、好調に推移いたしました。さらに、『鬼滅の刃』とコラボレーションしたリカちゃん、トミカやガチャ、バラエティトイなど様々な商品を発売するとともに、7月に発売するプラレールの予約も人気を博しました。

 トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」においては、発売20周年に向けて希少性の高いカードを収録しコレクション性を高めた「王来篇拡張パック第1弾 王星伝説超動」をはじめとした商品が好調に推移いたしました。また、4月にはスクラッチ印刷や感温印刷を施したギミック搭載のカードバトルシリーズ「マジカパーティ」の玩具展開とテレビアニメをスタートしました。「ポケットモンスター」では、「モンコレ」をはじめとした関連商品が好評を博すとともに、2020年9月から展開しているアミューズメントマシン「ポケモンメザスタ」の人気が大きく拡大しました。「ベイブレードバースト」はこれまで国内販売が減少傾向にあったものの、2021年4月から展開している新章「ダイナマイトバトルレイヤー」シリーズでは新規ターゲットにも人気となり、会社想定以上の販売となりました。海外向け輸出は北米などにおいてテレビアニメ放送を継続しているものの落ち着きが見られました。「トランスフォーマー」においてはGENERATIONシリーズを中心に海外向け輸出が北米及び欧州で好調に推移いたしました。放送3年目に突入したテレビアニメ『パウ・パトロール』は YouTubeや配信サービスも人気を呼び、関連商品の販売が好調に継続するとともに、外出自粛によりボードゲーム「人生ゲーム」やパーティーゲーム「黒ひげ危機一発」など家の中で楽しめるファミリーゲームの販売が引き続き人気を博しました。さらに、新規事業領域拡大を図るためティーンから大人をターゲットとしたネイルチップ専用プリント機「ネルチップ」を2021年4月から稼働いたしました。
 以上の結果、売上高は前年同期と比較すると、制限を受けながらも玩具出荷が伸長し28,863百万円(前年同期比25.2%増)、営業利益は2,785百万円1,215.2%増)になりました。

 

 

 <アメリカズ>

                                         (単位:百万円)

 

2021年3月期

第1四半期

2022年3月期

第1四半期

増減

売上高

3,188

4,908

1,719

営業損失(△)

△83

△1

81

 

 新型コロナウイルスのワクチン接種普及により巣ごもり需要やeコマース購買に落ち着きが見られるとともに、外出を伴うサービスに対する消費が高まり、ベビー向け食器や農耕車両玩具、ぬいぐるみ「もっちぃもっちぃ、海外商品名:Club Mocchi- Mocchi-」など店頭における販売が伸長いたしました。

 また、昨年10月にファット・ブレイン・グループがTOMY International, Inc.の子会社となったことも貢献し、売上高は4,908百万円(前年同期比53.9%増)、営業損失は1百万円(前年同期営業損失83百万円)となりました。

 

 

 <欧州>

                                         (単位:百万円)

 

2021年3月期

第1四半期

2022年3月期

第1四半期

増減

売上高

759

896

137

営業損失(△)

△77

△81

△3

 

 断続的な新型コロナウイルス感染拡大によりロックダウンが実施されたものの、ワクチン接種の浸透に伴い人流が回復傾向となりました。それによりeコマースに落ち着きが見られる一方で店頭における「BRITAINS」などの農耕車両玩具の販売が伸長いたしました。

 また、「Toomies」のバストイなど乳幼児向け商品が堅調に推移し、売上高は896百万円(前年同期比18.1%増)、営業損失は81百万円(前年同期営業損失77百万円)となりました

 

 

 <オセアニア>

                                         (単位:百万円)

 

2021年3月期

第1四半期

2022年3月期

第1四半期

増減

売上高

352

585

233

営業利益

11

53

41

 

 新型コロナウイルス感染拡大により行われたロックダウンの外出制限は一部地域にて2021年度以降も実施されました。
 プリスクール向け農耕車両玩具が好評を博し、チャイルドシートや幼児向け食器が人気となるなど、インファント・プリスクール商品が好調に推移し、売上高は585百万円(前年同期比66.2%増)、営業利益は53百万円(同357.8%増)となりました。

 

 

 <アジア>

                                         (単位:百万円)

 

2021年3月期

第1四半期

2022年3月期

第1四半期

増減

売上高

10,283

11,243

959

営業利益

155

235

80

 

 2021年春以降も国や地域により外出制限が実施されるなど、購買動向に大きな影響をもたらしました。
 「ベイブレードバースト」は韓国、香港などで新シリーズを展開するとともに、トミカ単品やトミカワールドなどが好調に推移し、売上高は11,243百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は235百万円(同51.8%増)となりました。

 

 

財政状態(連結)の変動状況は次のとおりであります。

<資産>

 流動資産は、前連結会計年度末に比較して3,660百万円増加し、105,540百万円となりました。これは主として、商品及び製品、受取手形及び売掛金が増加したことによるものです。

 固定資産は、前連結会計年度末に比較して212百万円減少し、45,522百万円となりました。これは主として、投資その他の資産が増加した一方で、無形固定資産、有形固定資産が減少したことによるものです。

<負債>

 流動負債は、前連結会計年度末に比較して4,163百万円増加し、46,458百万円となりました。これは主として、未払費用が減少した一方で、支払手形及び買掛金、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金が増加したことによるものです。

 固定負債は、前連結会計年度末に比較して2,090百万円減少し、33,300百万円となりました。これは主として、リース債務が増加した一方で、長期借入金が減少したことによるものです。

<純資産>

 純資産は、前連結会計年度末に比較して1,375百万円増加し、71,304百万円となりました。これは主として、自己株式の取得があった一方で、利益剰余金が増加したことによるものです。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比較して2百万円増加し、63,550百万円となりました。

<営業活動によるキャッシュ・フロー>

 営業活動によるキャッシュ・フローは、1,669百万円の収入(前年同四半期は1,795百万円の支出)となりました。これは主として、棚卸資産の増加2,697百万円、固定資産売却益1,884百万円等があった一方で、税金等調整前四半期純利益3,816百万円、仕入債務の増加3,070百万円等があったことによるものです。

<投資活動によるキャッシュ・フロー>

 投資活動によるキャッシュ・フローは、791百万円の収入(前年同四半期は606百万円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出519百万円、無形固定資産の取得による支出390百万円等あった一方で、有形固定資産の売却による収入1,700百万円等があったことによるものです。

<財務活動によるキャッシュ・フロー>

 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,504百万円の支出(前年同四半期は11,333百万円の収入)となりました。これは主として、短期借入金の増加572百万円等があった一方で、長期借入金の返済による支出1,481百万円、配当金の支払額874百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出707百万円等があったことによるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,062百万円であります。
 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。