第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出入の弱含み等による一部の鈍い動きもみられますが、個人消費の底堅さに加え、企業収益に改善がみられるなど、緩やかな回復傾向が続いております。一方、米国の金融政策正常化に向けた動きの影響、中国やその他の新興国経済の先行きに対する懸念等、海外景気の下振れリスクも抱え推移しました。

当社グループを取り巻く事業環境におきましても、依然として少子化やテレビ用アニメーションの視聴率低下傾向、娯楽の多様化等により厳しい状況が続いておりますが、一方では劇場用アニメーションの活況、露出媒体としての映像配信サービスの拡大、中国をはじめとするアジア市場の伸張、インバウンド需要の拡大等、アニメーションビジネスの成長機会が見込まれる分野も数多くあります。

こうしたなか、当社グループは、国内で「ワンピース」、「ドラゴンボール」シリーズ、「プリキュア」シリーズ、海外で「ワンピース」、「ドラゴンボール」シリーズ、「聖闘士星矢」シリーズを主とした、テレビ・映画・ブルーレイ・DVD・携帯端末・インターネット等への映像製作・販売事業や、キャラクターライセンス等の版権事業、キャラクター商品の開発や販売等を行う商品販売事業、キャラクターショー等を行うその他事業を展開いたしました。

この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は185億19百万円(前年同期比28.8%増)、営業利益は50億85百万円(同166.0%増)、経常利益は53億20百万円(同152.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は35億41百万円(同160.3%増)となりました。

 

セグメントごとの業績は次のとおりであります(セグメント間取引金額を含みます)。

なお、セグメント損益は、営業利益ベースの数値であります。

 

①映像製作・販売事業

劇場アニメ部門では、3月に「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」、4月に『ドラゴンボールZ 復活の「F」』を公開しました。『ドラゴンボールZ 復活の「F」』のヒットにより、前年同期と比較して大幅な増収となりました。

テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「Go!プリンセスプリキュア」、「ワールドトリガー」、「聖闘士星矢 黄金魂」、「美少女戦士セーラームーン Crystal」、「ドラゴンボール超」、「ドラゴンボール改」の7作品を放映・配信しました。前年同期に比べ、放映本数が減ったことから、大幅な減収となりました。

パッケージソフト部門では、「デジモンアドベンチャー」のブルーレイが好調でしたが、その他の作品が軟調であったことから、全体としては減収となりました。

海外部門では、「ワンピース」や「ドラゴンボール」シリーズ等、複数作品の中国向け大口映像配信権の販売があったことに加え、為替の影響もあり、大幅な増収となりました。

その他部門では、ソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』やブラウザゲーム『聖闘士星矢 ビッグバンコスモ』等が前年同期に比べ軟調に推移したことから、大幅な減収となりました。

この結果、売上高は78億69百万円(前年同期比18.6%増)、セグメント利益は26億4百万円(同254.2%増)となりました。

 

②版権事業

国内部門では、複数作品で遊技機の大口契約があったことに加え、「ワンピース」のアプリゲーム化権や「ドラゴンボール」シリーズの商品化権の販売及びアプリゲーム『ドラゴンボールZドッカンバトル』が好調に推移したことから、前年同期と比較して大幅な増収となりました。

海外部門では、中国向けで「ワンピース」のゲーム化権や「聖闘士星矢」シリーズのアプリゲーム化権の販売、欧米向けでは家庭用ゲーム『ドラゴンボールゼノバース』が好調に推移し、また為替の影響もあり、大幅な増収となりました。

この結果、売上高は75億26百万円(前年同期比55.4%増)、セグメント利益は33億57百万円(同66.8%増)となりました。

 

③商品販売事業

商品販売部門では、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の劇場公開に伴うタイアップ・販促関連やショップ事業の拡大により、前年同期と比較して増収となりましたが、新規店舗の関連費用が増加しました。

この結果、売上高は23億57百万円(前年同期比9.2%増)、セグメント損失は1百万円(前年同期は、31百万円のセグメント利益)となりました。

 

④その他事業

その他部門では、「ワンピース」の催事イベントや「Go!プリンセスプリキュア」のキャラクターショー等を展開しました。「Dr.スランプアラレちゃん」の催事関連が好調に稼動したことから増収となりましたが、催事の企画制作費が増加しました。

この結果、売上高は8億62百万円(前年同期比4.0%増)、セグメント利益は27百万円(同70.0%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べて7.2%増加し、277億79百万円となりました。これは、現金及び預金が11億36百万円、受取手形及び売掛金が3億16百万円、商品及び製品1億40百万円、仕掛品が3億78百万円それぞれ増加したこと等によるものです。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて6.7%増加し、261億92百万円となりました。これは、投資その他の資産のその他が16億94百万円増加し、有形固定資産が1億25百万円減少したこと等によるものです。

この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて7.0%増加し、539億72百万円となりました。

(負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べて12.2%増加し、88億21百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が2億82百万円、未払法人税等が8億52百万円それぞれ増加し、流動負債のその他が2億3百万円減少したこと等によるものです。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて5.9%減少し、14億9百万円となりました。これは、役員退職慰労引当金が51百万円、固定負債のその他が76百万円それぞれ減少し、退職給付に係る負債が40百万円増加したことによるものです。

この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて9.3%増加し、102億30百万円となりました。

(純資産)

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて6.4%増加し、437億41百万円となりました。これは、利益剰余金が29億27百万円増加し、その他有価証券評価差額金が2億91百万円減少したこと等によるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前第2四半期連結累計期間に比べ16億73百万円増加し、124億80百万円となりました。

なお、四半期連結貸借対照表に掲記されている現金及び預金勘定192億80百万円との差異は、預入期間3ヶ月超の定期預金68億円であります。

当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、41億41百万円(前第2四半期連結累計期間は21億46百万円の獲得)となりました。資金の増加の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益51億円、仕入債務の増加3億12百万円、資金の減少の主な内訳は、たな卸資産の増加4億16百万円、法人税等の支払額6億67百万円であります。なお、減価償却費1億90百万円は、資金流出の発生しない費用であるためキャッシュ・フロー計算書では、資金増の要因となっております。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、24億41百万円(同11億98百万円の使用)となりました。資金の増加の主な内訳は、定期預金の払戻による収入40億円、資金の減少の主な内訳は、定期預金の預入による支出58億円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は、6億60百万円(同6億75百万円の使用)となりました。これは、配当の支払等によるものであります。


(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。