当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウィルス感染症の拡大は、今後も当社グループの事業活動及び収益確保に影響を及ぼす可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
経営成績等の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、世界的な拡大を見せる新型コロナウィルス感染症の影響により、それまでの雇用情勢や所得環境の改善による景気の緩やかな回復基調は一変し、米国の通商政策や中国経済の減速などの影響も懸念され、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社グループは、中期スロ-ガンとして「安心をお届けする不二精機グループ」を掲げ、品質管理体制の徹底強化によるグループ一体となった顧客満足の更なる追求を図り、精密金型のコア技術をもとに自動車及び二輪車などの成形事業分野への積極的な展開を行い、顧客への高付加価値製品の提供による安定受注の拡大に努めてまいりました。
また、「『考動』で価値を創る」をグループ全社員の行動規範とし、「お客様の利益の最大化」を目標に、新たな価値創造、また「5S活動」を基本とする着実な品質改善活動に取り組んでおります。
(1) 財政状態の状況
総資産は、前連結会計年度末に比べ3億69百万円(5.3%)増加し、73億54百万円となりました。
流動資産は、主に仕掛品が1億2百万円増加し、一方、現金及び預金が17百万円、電子記録債権が33百万円、原材料及び貯蔵品が13百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3百万円(0.1%)増加し33億18百万円となりました。
固定資産は、主に有形固定資産が3億53百万円、投資その他の資産が17百万円増加し、無形固定資産が5百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億65百万円(10.0%)増加し40億35百万円となりました。
負債は、前連結会計年度末に比べ2億96百万円(5.5%)増加し、56億41百万円となりました。
流動負債は、主に短期借入金が4億1百万円、前受金が1億81百万円増加し、一方、支払手形及び買掛金が2億55百万円、未払金が1億58百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ2億6百万円(6.2%)増加し35億55百万円となりました。
固定負債は、主にリース債務が73百万円、長期借入金が20百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ89百万円(4.5%)増加し20億86百万円となりました。
純資産は、主に利益剰余金が1億円増加し、その他有価証券評価差額金が26百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ73百万円(4.5%)増加し17億12百万円となりました。なお、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.2ポイント減少して22.9%となりました。
(2) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウィルス感染症の影響を受け、精密成形品その他事業の売上高は昨年インドネシアの子会社で実施した増産投資や秋元精機工業株式会社の連結子会社化の効果によって増加したものの、射出成形用精密金型及び成形システム事業の売上高が、顧客との間の検収手続きに遅れが発生したこと(射出成形用精密金型及び成形システム事業では顧客に検収をいただいた時点で売上を計上しております。)などにより減少し、前年同四半期比4億61百万円(9.1%)減少の45億88百万円となりました。
損益につきましては、精密成形品その他事業の売上高は増加したものの、射出成形用精密金型及び成形システム事業の売上高が減少したことなどにより、営業利益は、前年同四半期比60百万円(19.9%)減少の2億44百万円、主に為替差損の増加で、営業外費用が40百万円増加したこと等により、経常利益は1億2百万円(36.5%)減少の1億78百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は84百万円(37.6%)減少の1億39百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
<射出成形用精密金型及び成形システム事業>
売上高の約65%を占める医療機器用精密金型の売上高が、上記のとおり新型コロナウィルス感染症の影響で顧客との間の検収手続きに遅れが発生したことなどにより減少し、当セグメントの売上高は、20億39百万円(前年同四半期比18.5%減)となり、セグメント利益は2億50百万円(前年同四半期比6.9%減)となりました。
なお、個別受注生産である当事業の未検収の受注残高は高水準で推移しており、各工場の稼働率は高い状態であります。
<精密成形品その他事業>
主力製品である自動車部品用成形品は東南アジア市場を中心に中期的な受注をいただき、インドネシア及びタイの子会社で増産設備の稼働がスタートしたことに加え、秋元精機工業株式会社の連結子会社化により、当セグメントの売上高は、26億96百万円(前年同半期比1.2%増)となりましたが、新型コロナウィルス感染症の影響による稼働率の低下の影響で、セグメント損失は4百万円(前年同四半期はセグメント利益31百万円)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありませんが、新型コロナウィルス感染症の拡大については今後の経過を引き続き注視してまいります。
現在、射出成形用精密金型及び成形システム事業の各工場(松山、中国の常州)は高い稼働率を維持しており、自動車部品用成形品を主力製品とする精密成形品その他事業の各工場(国内子会社、タイ、インドネシア、中国の上海)の一部では、新型コロナウィルスの影響により稼働調整をしておりましたが、現時点では徐々に通常稼働の状態に戻りつつあります。
今後の市場及び主要顧客からの情報収集を徹底し、今後の増産に備え、平時には実施できない生産設備のメンテナンスや品質管理体制の整備・従業員研修などを重点的に実施しております。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は21百万円であります。なお、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備の状況
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に重要な変更があったものは、次のとおりであります。
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会社名 |
所在地 |
セグメントの 名称 |
設備の 内容 |
投資予定金額 |
資金 調達 方法 |
着手及び完了予定年月 |
完成後の 増加能力 |
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総額 (千円) |
既支払額 (千円) |
着手 |
完了 |
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PT.FUJI SEIKI INDONESIA |
インドネシア 共和国 西ジャワ州 |
精密成形品 その他事業 |
機械装置 |
81,799 |
63,248 |
自己資金 及び借入金 |
2020年 1月 |
2021年 3月 |
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(注)1.上記金額には、消費税等を含めておりません。
2.投資予定金額及び完了予定年月を変更しております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。