第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当社は、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、アプリゲーム市場において、その成長スピードにやや落ち着きが見られたものの、市場拡大は継続いたしました。また、日本と同様にスマートフォンの普及が進むアジア太平洋地域においても、オンライン上でのコンテンツ、商品・サービスのスマートフォンシフトが進行しています。こうした中で、日本・アジア各国のゲーム会社が相互の市場に参入する動きも活発になってきております。家庭用ゲーム市場におきましては、海外においては「プレイステーション4」の好調な販売が牽引し市場規模が拡大する一方で、国内においては引き続き市場の縮小傾向が続いております。しかしながら、「プレイステーション4」では初めてとなる本体価格改定や大型タイトルの発表、VR(ヴァーチャル・リアリティー)への注目、ネット動画によるゲーム実況や動画共有等の新たな技術・サービスにより関心が高まっております。アーケードゲーム市場につきましては、市場全体では縮小傾向にありながらも、強力なIPを題材にした機器は好調に推移しております。音楽・映像分野におきましては、定額制ビジネスの普及やデジタル経由のコンテンツ販売等により、CDやDVDなどのパッケージ商品の販売は厳しい環境下にあります。一方で、2次元で描かれた漫画・アニメ・ゲームなどの世界を舞台コンテンツ化した「2.5次元ミュージカル」は、右肩上がりに公演数・動員数を伸ばし、国内ではすでに固有のジャンルとして定着してきており、ミュージカルナンバーのCDや関連グッズの販売に加え、海外展開やライブビューイング上映など更なるビジネスの広がりを見せております。

 このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年9月30日)の業績は、売上高16,447百万円(前年同期比44.4%増)、営業利益2,841百万円(前年同期比96.0%増)、経常利益2,793百万円(前年同期比84.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,910百万円(前年同期比104.4%増)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

①オンライン事業

 当事業のネイティブアプリにおきましては、「剣と魔法のログレス いにしえの女神」が引き続き好調に推移いたしました。同タイトルは、継続的なTVCMに加えて、平成27年9月にはTVCMと屋外広告を連動させた過去最大規模での広告展開を実施したことも功を奏し、同月には累計ダウンロード数が700万件を突破するとともに、過去最高のDAU(Daily Active Users:1日にゲームをしたユニークユーザー数)を更新するなど、引き続き多くのユーザー様よりご支持をいただいております。このほか、平成27年8月28日より「クロノドラゴン 〜ななつの光と太初の樹〜」を、平成27年9月10日より「幕末Rock 極魂(アルティメットソウル)」の配信を開始いたしました。ブラウザゲームにおきましては、ロングヒットタイトル「ブラウザ三国志」や「一騎当千バーストファイト」を中心に底堅く推移したほか、平成27年内に配信予定の新作ソーシャルゲーム「VALKYRIE DRIVE -SIREN-(セイレーン)」の事前登録を開始いたしました。

 この結果、当事業の売上高は10,608百万円(前年同期比73.4%増)、営業利益は2,276百万円(前年同期比103.7%増)となりました。

 

 

②コンシューマ事業

 当事業の自社販売部門におきましては、平成27年7月30日に「IA/VT -COLORFUL-(イア ビジュアルトラックス カラフル)(PS Vita)」を、平成27年8月6日に「ルミナスアーク インフィニティ(PS Vita)」を発売いたしました。また、米国子会社Marvelous USA, Inc.において、平成27年7月21日に「Onechanbara Z2: Chaos(PS4)」(日本名称:「お姉チャンバラZ2~カオス~」、発売元:D3 PUBLISHER)、平成27年9月15日に「Senran Kagura 2: Deep Crimson(ニンテンドー3DS)」(日本名称:「閃乱カグラ2-真紅-」)を発売し、各種リピート販売と合わせて好調に推移いたしました。

 アミューズメント部門におきましては、3周年を迎えた「ポケモントレッタ」が夏期商戦において好調に推移したほか、平成27年6月25日より稼働を開始した「モンスターハンター スピリッツ」も堅調に推移いたしました。

 この結果、当事業の売上高は3,741百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益は590百万円(前年同期比43.8%増)となりました。

 

③音楽映像事業

 当事業の音楽映像制作部門におきましては、当社主幹事TVアニメ作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」の映像商品化を行い、その販売が好調に推移いたしました。また、新作OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)「東京喰種トーキョーグール[JACK]」や、前期より引き続き「暁のヨナ」、「プリキュア」シリーズの音楽・映像商品化を行いました。

 ステージ制作部門におきましては、平成27年7月に公演を行いチケット完売の好評となった新作「舞台『東京喰種トーキョーグール』」や、「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs不動峰」、「ミュージカル『薄桜鬼』黎明録」、「舞台『戦国無双』関ヶ原の章」の公演実績を計上いたしました。また、「舞台『K』第二章-AROUSAL OF KING-」、「超★超歌劇『幕末Rock』」(ともに実績計上は第3四半期)の公演を行いました。加えて、「舞台『弱虫ペダル』」シリーズをはじめ、各シリーズのDVD・Blu-ray販売も堅調に推移いたしました。

 この結果、当事業の売上高は2,101百万円(前年同期比13.9%増)、営業利益は576百万円(前年同期比35.3%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当社グループの当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、資産19,954百万円(前連結会計年度末比2,085百万円減)、負債7,682百万円(前連結会計年度末比906百万円減)、純資産12,272百万円(前連結会計年度末比1,178百万円減)となりました。

 

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少等により15,464百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,160百万円減少いたしました。

 

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、のれんの増加等により4,489百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,075百万円増加いたしました。

 

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、未払法人税等の減少等により7,636百万円となり、前連結会計年度末に比べ899百万円減少いたしました。

 

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、長期借入金の減少、資産除去債務の増加等により45百万円となり、前連結会計年度末に比べ7百万円減少いたしました。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益1,910百万円を計上したものの、前連結会計年度の配当による利益剰余金の減少、自己株式の取得等により12,272百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,178百万円減少いたしました。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ1,721百万円減少し、7,216百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における資金の増減は、営業活動による収入3,109百万円(前年同期比1,721百万円増)があったものの、投資活動による支出が1,725百万円(前年同期比146百万円増)、財務活動による支出が3,085百万円(前年同期比2,214百万円増)であったことにより、1,721百万円の資金の減少(前年同四半期連結累計期間は993百万円の減少)となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、法人税等の支払額1,660百万円があったものの、税金等調整前四半期純利益2,739百万円、売上債権の減少1,584百万円、減価償却費472百万円等の要因により、3,109百万円となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果支出した資金は、有形固定資産の取得による支出213百万円、無形固定資産の取得による支出543百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,532百万円があったものの、定期預金の払戻による収入600百万円等の要因により、1,725百万円となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果支出した資金は、配当金の支払額1,069百万円、自己株式の取得による支出2,033百万円等により、3,085百万円となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業187百万円、コンシューマ事業69百万円、総額は256百万円となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)従業員数

連結会社の状況

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は、前連結会計年度末より151名増加し、653名となっております。

 これは主に、オンライン事業において、株式会社ジー・モードの株式を取得し、連結子会社化したこと等によるものであります。

 なお、従業員数は就業人員数であります。