当社は、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、アプリゲーム市場においては、その成長スピードが緩やかになる中、人気IPタイトルの登場や、日本・欧米・アジア各国のゲーム会社による相互市場参入等により、市場環境は益々激化いたしました。家庭用ゲーム市場におきましては、「プレイステーション4」が欧米を中心に存在感を増す一方で、国内市場は引き続き市場全体の縮小傾向が続いております。アーケードゲーム市場につきましては、市場全体では縮小傾向にありながらも、有力IPを題材にした機器は好調に推移しております。音楽・映像分野におきましては、パッケージ商品の販売は依然厳しい環境にある中、中国における日本アニメの人気化による需要拡大や国内外における新しい動画配信サービスの拡充が進んでおります。また、2次元で描かれた漫画・アニメ・ゲームなどの世界を舞台コンテンツ化した「2.5次元ミュージカル」は、国内ではすでに固有のジャンルとして定着し、公演数・動員数の増加とともに市場規模の拡大が続いております。
このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)の業績は、売上高24,229百万円(前年同期比33.1%増)、営業利益3,972百万円(前年同期比35.8%増)、経常利益3,940百万円(前年同期比26.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,690百万円(前年同期比43.5%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①オンライン事業
当事業のネイティブアプリにおきましては、「剣と魔法のログレス いにしえの女神」が引き続き当事業収益の柱となりました。同タイトルは、平成27年10月22日よりGarena Online Private Limitedを通じて台湾・香港・マカオでのサービスを開始し、リリース当初より好調な推移となり、平成27年12月4日時点で台湾におけるApp Storeセールスランキングで1位を獲得いたしました。また、ブラウザゲームにおきましては、平成27年11月25日より「VALKYRIE DRIVE -SIREN-(セイレーン)」のサービスを開始したほか、既存の各タイトルが底堅く推移いたしました。
この結果、当事業の売上高は15,352百万円(前年同期比45.4%増)、営業利益は3,368百万円(前年同期比39.7%増)となりました。
②コンシューマ事業
当事業の自社販売部門におきましては、平成27年11月26日に「ネットハイ(PS Vita)」を、平成27年12月10日に「VALKYRIE DRIVE -BHIKKHUNI-(ヴァルキリードライヴビクニ)(PS Vita)」と「ニトロプラス ブラスターズ -ヒロインズインフィニット デュエル-(PS4/PS3)」を発売いたしました。また、米国子会社Marvelous USA, Inc.においては、平成27年10月13日に「Corpse Party: Blood Drive(PS Vita)」(日本名称:「コープスパーティー BLOOD DRIVE」、発売元:5pb.)、平成27年12月22日に「The Legend of Heroes: Trails of Cold Steel(PS3/ PS Vita)」(日本名称:「英雄伝説 閃の軌跡」、発売元:日本ファルコム)等を発売し、各種リピート販売と合わせて好調に推移いたしました。
アミューズメント部門におきましては、「ポケモントレッタ」の新弾投入や「モンスターハンタースピリッツ」の新弾投入及び筐体の投下台数を増加させたこと等により、堅調に推移いたしました。
この結果、当事業の売上高は5,919百万円(前年同期比31.8%増)、営業利益は653百万円(前年同期比31.2%増)となりました。
③音楽映像事業
当事業の音楽映像制作部門におきましては、当社主幹事TVアニメ作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」の映像商品化を行い、その販売が好調に推移したほか、当社ライブラリの映像配信や番組販売等の二次利用収入が好調に推移いたしました。
ステージ制作部門におきましては、平成27年8月に公演を行った「舞台『K』第二章-AROUSAL OF KING-」、「超★超歌劇『幕末Rock』」の実績を計上いたしました。また、「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs聖ルドルフ」、「舞台『弱虫ペダル』IRREGULAR~2つの頂上~」、「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』」(それぞれ実績計上は第4四半期)の公演を行いました。
この結果、当事業の売上高は2,963百万円(前年同期比6.4%減)、営業利益は797百万円(前年同期比8.1%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当社グループの当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、資産19,835百万円(前連結会計年度末比2,203百万円減)、負債6,781百万円(前連結会計年度末比1,807百万円減)、純資産13,054百万円(前連結会計年度末比396百万円減)となりました。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少等により15,211百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,412百万円減少いたしました。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、のれんの増加等により4,624百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,209百万円増加いたしました。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、未払金及び未払法人税等の減少等により6,745百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,790百万円減少いたしました。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、長期借入金の減少等により35百万円となり、前連結会計年度末に比べ16百万円減少いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益2,690百万円を計上したものの、前連結会計年度の配当による利益剰余金の減少、自己株式の取得等により13,054百万円となり、前連結会計年度末に比べ396百万円減少いたしました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業295百万円、コンシューマ事業120百万円、総額は416百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
連結会社の状況
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は、前連結会計年度末より133名増加し、635名となっております。
これは主に、オンライン事業において、株式会社ジー・モードの株式を取得し、連結子会社化したことによるものであります。
なお、従業員数は就業人員数であります。