第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場においては、市場の成長が鈍化しつつある中、大手家庭用ゲームメーカやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、SAP(ソーシャル・アプリケーション・プロバイダ)等の各社による協業タイトルや、人気IP(知的財産)を使用した作品、特定の女性層をターゲットとした作品を始め、引き続き多くの新作ゲームが配信されました。国内家庭用ゲーム市場におきましては、新型ハード登場の効果もあり、2017年の上半期は3年ぶりに前年比プラスとなりました。アミューズメント市場におきましては、VR(ヴァーチャル・リアリティ)コンテンツの投入や新たな料金形態の導入等、新たな取り組みが活発となっております。音楽映像市場においては、パッケージ市場の減少が続く一方で、音楽ライブエンターテイメントの活況や、劇場向け映画作品のヒット、アニメグッズ等2次利用商品の拡大など周辺事業が成長しております。活況が続くライブエンターテイメント市場においては、公演数の増加が続く一方で、国内の会場不足等が深刻になる中、映画館やインターネットによるライブビューイングや海外公演の実施等、新たな収益機会創出への取り組みが活発となりました。

このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。

この結果、当第1四半期連結累計期間(平成29年4月1日~平成29年6月30日)の業績は、売上高4,822百万円(前年同期比22.3%減)、営業利益708百万円(前年同期比11.1%増)、経常利益711百万円(前年同期比73.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益528百万円(前年同期比74.5%増)となりました。

 

 セグメントの業績は次のとおりであります。

 

①オンライン事業

当事業におきましては、平成29年5月29日よりスマートフォン向けゲームアプリ「戦刻ナイトブラッド」のサービスを開始し、サービス開始から1ヶ月足らずで、200万ダウンロードを突破する好調なスタートとなりました。一方で、平成29年4月17日にサービスを開始したPCブラウザゲーム「天歌統一ぷろじぇくと」は、収益を軌道に乗せることができず、サービスの終了を決定し、開発費用を一括計上いたしました。また、既存の主力タイトル「剣と魔法のログレスいにしえの女神」は、根強い人気は維持しつつも、前期と比べて低調な推移となりました。

この結果、当事業の売上高は2,330百万円(前年同期比37.3%減)、セグメント利益は313百万円(前年同期比45.7%減)となりました。

 

②コンシューマ事業

当事業の自社販売部門におきましては、国内での新作発売はなかったものの、前期にリリースした「Fate/EXTELLA(フェイト/エクステラ(PS Vita・PS4)」や「閃乱カグラ PEACH BEACH SPLASH(PS4)」のリピート販売等が好調に推移いたしました。また、海外におきましても、前期に発売した「STORY OF SEASONS: Trio of Towns(ニンテンドー3DS)」や、「SENRAN KAGURA ESTIVAL VERSUS(Windows PC)」のリピート販売等が好調に推移いたしました。

アミューズメント部門におきましては、前期より稼動開始した「ポケモンガオーレ」が堅調に推移したほか、その前身機種である「ポケモントレッタ」の海外展開も順調に推移いたしました。

この結果、当事業の売上高は1,338百万円(前年同期比13.2%減)、セグメント利益は271百万円(前年同期比119.5%増)となりました。

③音楽映像事業

当事業の音楽映像制作部門におきましては、TVアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」等のパッケージ商品化を行ったほか、前期に放送したTVアニメ「刀剣乱舞-花丸-」のBlu-ray・DVD販売が引き続き好調に推移いたしました。また、当社ライブラリの中でも、主幹事アニメ作品「東京喰種」の国内外商品化等による収益が好調に推移いたしました。

ステージ制作部門におきましては、平成29年5月に公演した新作「舞台『ジョーカー・ゲーム』」は、チケット完売の好評となりました(計上は第2四半期)。また、定番シリーズにおきましては、平成29年4月に「ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助 篇」(当四半期計上)、「ミュージカル『テニスの王子様』」は平成29年4月に「TEAM Live HYŌTEI」、5月に「コンサートDream Live 2017」(いずれも計上は第2四半期)の公演を実施いたしました。また、前期に行った公演が大好評だった「『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~Take your marks!~」のBlu-ray・DVDを平成29年5月に発売し非常に好調な販売となったほか、舞台・ミュージカル各シリーズのパッケージ販売、ライブビューイング、国内配信事業等が好調に推移いたしました。

この結果、当事業の売上高は1,164百万円(前年同期比23.1%増)、セグメント利益は435百万円(前年同期比72.0%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当社グループの当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、資産21,336百万円(前連結会計年度末比2,892百万円減)、負債5,838百万円(前連結会計年度末比1,849百万円減)、純資産15,497百万円(前連結会計年度末比1,042百万円減)となりました。

 

(流動資産)

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少等により16,695百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,589百万円減少いたしました。

 

(固定資産)

 当第1四半期連結会計期間末における固定資産は、有形固定資産及び無形固定資産の減少等により4,640百万円となり、前連結会計年度末に比べ302百万円減少いたしました。

 

(流動負債)

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債は、未払金及び未払法人税等の減少等により5,776百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,849百万円減少いたしました。

 

(固定負債)

 当第1四半期連結会計期間末における固定負債は62百万円となり、前連結会計年度末からの増減はありません。

 

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益528百万円を計上したものの、前連結会計年度の配当により利益剰余金が減少し15,497百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,042百万円減少いたしました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業55百万円、コンシューマ事業22百万円、総額は78百万円となりました。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。