(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場におきまして、引き続き多くの新作タイトルが配信され、中でも有力IP(知的財産)を用いたタイトルや、中国・韓国発のタイトル、女性向けタイトルの存在感が増す中、より競争が激化しております。国内家庭用ゲーム市場におきましては、新型ハードの牽引もあり、11年ぶりにハード・ソフト市場ともに前年の市場規模を上回りました。また、アミューズメント市場におきましては、VR(ヴァーチャル・リアリティ)や施設運営事業者によるインターネット事業参入の取り組みが活発となりました。音楽映像市場におきましては、依然としてパッケージ市場が厳しい状況ではありますが、アニメ関連やライブエンターテイメント市場は引き続き好調を維持しております。
このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間(平成29年4月1日~平成29年12月31日)の業績は、売上高17,390百万円(前年同期比19.6%減)、営業利益2,962百万円(前年同期比22.5%減)、経常利益2,990百万円(前年同期比23.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,025百万円(前年同期比28.2%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①オンライン事業
当事業におきましては、新作スマートフォン向けゲームアプリ「戦刻ナイトブラッド」を平成29年5月29日より、「おそ松さん よくばり!ニートアイランド」を同9月19日より、「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」を同11月29日より、サービスを開始し、中でも「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」は好調なスタートとなりました。一方で、一部の不採算タイトルはサービスの終了を決定したほか、当期リリースに向けて開発中であった一部タイトルの開発中止を決定し、それぞれ開発費用を一括計上いたしました。また、既存の主力タイトル「剣と魔法のログレスいにしえの女神」は、4周年イベントは好調であったものの、全体を通して前期と比べて低調に推移いたしました。
この結果、当事業の売上高は7,298百万円(前年同期比36.3%減)、セグメント利益は902百万円(前年同期比63.7%減)となりました。
②コンシューマ事業
当事業の自社販売部門におきましては、国内では、平成29年7月20日に「Fate/EXTELLA(フェイト/エクステラ)」(Nintendo Switch)を、同11月29日に「シノビリフレ -SENRAN KAGURA-」(Nintendo Switchダウンロード専売)を、同12月14日に「牧場物語 ふたごの村+」(ニンテンドー3DS)を発売し、それぞれ順調なセールスとなったことに加え、旧作のリピート販売等が好調に推移いたしました。また、海外におきましては、当社主力シリーズの北米・欧州等への展開を行い、好調に推移いたしました。
アミューズメント部門におきましては、前期より好評稼働中の「ポケモンガオーレ」が引き続き好調に推移したことに加え、新機軸のプライズマシンである「TRYPOD」を平成29年11月より出荷開始し、好評を頂いております。
この結果、当事業の売上高は5,839百万円(前年同期比10.1%減)、セグメント利益は1,608百万円(前年同期比34.4%増)となりました。
③音楽映像事業
当事業の音楽映像制作部門におきましては、TVアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」等のパッケージ商品化を行ったほか、前期に放送したTVアニメ「刀剣乱舞-花丸-」のBlu-ray・DVD販売が引き続き好調に推移したほか、これらのタイトルを含めたライブラリ作品の配信・番組販売・商品化といった二次利用収入が引き続き好調に推移いたしました。また、当社が事業横断で展開する「戦刻ナイトブラッド」のTVアニメを平成29年10月より放送開始いたしました。
ステージ制作部門におきましては、前期より展開しているシリーズの新作、「舞台『刀剣乱舞』義伝暁の独眼竜」や「舞台『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Judge of Knights~」が、特に好調に推移し好業績を牽引したほか、定番シリーズの「ミュージカル『テニスの王子様』」、「ミュージカル『薄桜鬼』」、「舞台『K』」、「舞台『弱虫ペダル』」の新作公演を実施いたしました(一部公演の実績は第4四半期計上)。また、当期の新作といたしまして、「舞台『ジョーカー・ゲーム』」、「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』」を実施し、好評を博しました。このほか、各シリーズのパッケージ販売、ライブビューイング、国内配信事業等が好調に推移いたしました。
この結果、当事業の売上高は4,280百万円(前年同期比15.4%増)、セグメント利益は1,409百万円(前年同期比42.3%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当社グループの当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、資産23,956百万円(前連結会計年度末比272百万円減)、負債6,944百万円(前連結会計年度末比743百万円減)、純資産17,011百万円(前連結会計年度末比471百万円増)となりました。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、たな卸資産の増加等により19,699百万円となり、前連結会計年度末に比べ414百万円増加いたしました。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、有形固定資産及び投資その他の資産の減少等により4,257百万円となり、前連結会計年度末に比べ686百万円減少いたしました。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、未払金及び未払法人税等の減少等により6,894百万円となり、前連結会計年度末に比べ731百万円減少いたしました。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、資産除去債務の減少により50百万円となり、前連結会計年度末に比べ12百万円減少いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度の配当、親会社株主に帰属する四半期純利益2,025百万円の計上により利益剰余金が増減し、17,011百万円となり、前連結会計年度末に比べ471百万円増加いたしました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業215百万円、コンシューマ事業69百万円、総額は285百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。