(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場におきましては、バトルロイヤルといったゲームジャンルが市場において新たな地位を確立するとともに、引き続き中国、韓国をはじめとしたアジア勢のゲームが日本市場において存在感を強めており、今後もこの傾向が増してくることが予想されています。国内家庭用ゲーム市場におきましては、引き続き新型ハードが牽引し、ハード、ソフトともに好調に推移いたしました。また、期待される市場として、eスポーツやインディーゲーム関連のニュースも多く取り上げられました。アミューズメント市場におきましては、好調を維持してきたプライズゲームの成長にやや落ち着きがみられたものの、微増ながら市場規模の拡大は継続いたしました。音楽映像市場におきましては、世界最大級の音楽ストリーミングサービス企業の上場が大きな話題を呼ぶなど、配信ビジネスの成長と競争激化に注目が集まりました。ライブエンターテイメント市場におきましては、会場不足やチケット転売等の問題をかかえながらも、その盛況ぶりは衰えることなく継続いたしました。
このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間(2018年4月1日~2018年6月30日)の経営成績は、売上高6,296百万円(前年同期比30.6%増)、営業利益650百万円(前年同期比8.2%減)、経常利益699百万円(前年同期比1.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益440百万円(前年同期比16.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
a.オンライン事業
当事業におきましては、「剣と魔法のログレス いにしえの女神」をはじめとする長期運営タイトルの売上が低迷し、前期にリリースしたタイトルの中では「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」が好調な推移を見せているものの、他の新作タイトルは十分な収益貢献ができませんでした。一方で、強化をすすめる海外展開におきましては、「戦刻ナイトブラッド(繁体字版)」を台湾・香港・マカオにて、「戦刻ナイトブラッド(簡体字版)」と「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」につきましては、中国本土での配信開始を決定いたしました。なお、「ORDINAL STRATA -オーディナル ストラータ」につきましては、協業先であるフジゲームス社へ全ての運営を移管するとともに、当社における開発費を一括償却いたしました。
この結果、当事業の売上高は2,302百万円(前年同期比1.2%減)、セグメント利益は29百万円(前年同期比90.4%減)となりました。
b.コンシューマ事業
当事業の自社販売部門におきましては、国内ではシリーズ最新作の「Fate/EXTELLA LINK(フェイト/エクステラ リンク(PS Vita・PS4))」を2018年6月7日に発売したほか、海外では、2006年にXbox360向けに販売された「Bullet Witch(バレットウィッチ)」を子会社Marvelous USAより、Windows PC移植版として全世界向けに配信を開始いたしました。また、旧作リピート販売も好調に推移いたしました。
アミューズメント部門におきましては、稼動開始より3年目となる「ポケモンガオーレ」が堅調に推移し、「ポケモントレッタ」の海外展開も順調に推移いたしました。また、前期に新発売した「TRYPOD」も海外を含めて順調な販売が継続いたしました。
この結果、当事業の売上高は2,668百万円(前年同期比99.3%増)、セグメント利益は509百万円(前年同期比87.4%増)となりました。
c.音楽映像事業
当事業の音楽映像制作部門におきましては、TVアニメ『HUGっと!プリキュア』等のパッケージ商品化や、TVアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』の放送を行ったほか、映像配信を中心としたライブラリ作品の二次利用収入が拡大いたしました。
ステージ制作部門におきましては、「ミュージカル『薄桜鬼』」、「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』」、「ミュージカル『テニスの王子様』」、「舞台『ジョーカー・ゲーム』」といったシリーズ作品を多数公演いたしました(いずれも計上は第2四半期)。また、「舞台『刀剣乱舞』」、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』シリーズのパッケージ販売がそれぞれ好調に推移いたしました。
この結果、当事業の売上高は1,326百万円(前年同期比13.9%増)、セグメント利益は454百万円(前年同期比4.5%増)となりました。
②財政状態の分析
当社グループの当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、資産24,038百万円(前連結会計年度末比1,450百万円減)、負債6,860百万円(前連結会計年度末比214百万円減)、純資産17,178百万円(前連結会計年度末比1,235百万円減)となりました。
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は、受取手形及び売掛金、たな卸資産の減少等により20,143百万円となり、前連結会計年度末に比べ993百万円減少いたしました。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末における固定資産は、有形固定資産及び無形固定資産の減少等により3,894百万円となり、前連結会計年度末に比べ456百万円減少いたしました。
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は、買掛金及び未払金の減少等により6,809百万円となり、前連結会計年度末に比べ214百万円減少いたしました。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末における固定負債は50百万円となり、前連結会計年度末からの増減はありません。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益440百万円を計上したものの、前連結会計年度の配当により利益剰余金が減少し17,178百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,235百万円減少いたしました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業94百万円、コンシューマ事業37百万円、総額は131百万円となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。