第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場におきまして、人気IP(知的財産)を用いた大型タイトルが相次いでリリースされ、市場として大きな盛り上がりを見せつつも、ユーザーの獲得競争がさらに激しさを増し、厳しい市場環境が続きました。国内家庭用ゲーム市場におきましては、ゲーム機の新モデル登場により盛り上がりを見せたハード市場を中心に、好調に推移いたしました。アミューズメント市場におきましては、プライズゲームを中心に引き続き好調を維持し、市場規模の拡大が継続いたしました。音楽映像市場におきましては、アニメの配信市場が拡大する一方で、パッケージ市場の縮小傾向が続き、国内外の番組販売や配信など、収益の多極化を模索する動きが進みました。ライブエンターテイメント市場におきましては、引き続き2.5次元舞台が盛況を呈し、市場規模の拡大が続きましたが、国内の深刻な会場不足等により競争がさらに激化しました。

 このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)の経営成績は、売上高10,836百万円(前年同期比18.6%減)、営業利益1,264百万円(前年同期比54.3%減)、経常利益1,247百万円(前年同期比56.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益743百万円(前年同期比61.7%減)となりました。

 

 セグメントの経営成績は次のとおりであります。

 

a.オンライン事業

 当事業におきましては、リリースから2年目の「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」が堅調な推移となりましたが、「剣と魔法のログレス いにしえの女神」をはじめとする長期運営タイトルの売上が減少いたしました。スマートフォン向けの新作タイトルといたしましては、「ログレス」シリーズの最新作「ログレス物語(ストーリーズ)」を9月18日に、中国発の弾幕シューティングRPG「ガール・カフェ・ガン」を9月20日に配信開始いたしました。しかしながら、いずれも9月中旬以降の配信であったため、当第2四半期連結累計期間中の収益貢献は限定的となりました。一方で、前期に実施いたしましたオンライン事業の構造改革により費用面が改善されたほか、不採算タイトルの整理を行ったことで利益率が向上いたしました。

 この結果、当事業の売上高は3,553百万円(前年同期比20.7%減)、セグメント利益は500百万円(前年同期比37.2%増)となりました。

 

b.コンシューマ事業

 当事業のゲームソフト販売部門におきましては、2012年にニンテンドー3DS向けに発売した「ルーンファクトリー4」をNintendo Switch向けにリマスターした「ルーンファクトリー4スペシャル」を7月25日に発売し、好調なセールスを記録いたしました。また、同じくNintendo Switch向けの完全新作アクションゲーム「DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)」を9月13日に全世界同時発売し、好評を博しました。アミューズメント部門におきましては、キッズアミューズメントマシン「ポケモンガオーレ」が稼動開始から4年目に入りましたが、引き続き好調に推移いたしました。また、当社では初となるアミューズメント施設向けリズムゲーム「WACCA」を7月18日より稼動開始いたしました。しかしながら、前期の第2四半期に実施したソフトウェア資産等の売却による一時収入からの反動減が前年同期比において大きく影響いたしました。

 この結果、当事業の売上高は5,241百万円(前年同期比8.3%減)、セグメント利益は875百万円(前年同期比57.0%減)となりました。

c.音楽映像事業

 当事業の音楽映像制作部門におきましては、TVアニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』と2019年3月公開の『映画プリキュアミラクルユニバース』のパッケージ商品化を行いました。ステージ制作部門におきましては、それぞれのシリーズ最新作となる「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」、「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学vs立海 前編」、「『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Destruction x Road~」を公演し盛況となりましたが、収益計上はいずれも第3四半期となります。その他、松本零士氏の作品「スタンレーの魔女」を原作とした舞台公演を行ったほか、「舞台『K』」、「ミュージカル『薄桜鬼 志譚』」、「ミュージカル『憂国のモリアーティ』 」のブルーレイ・DVDを発売いたしました。

 この結果、当事業の売上高は2,059百万円(前年同期比34.1%減)、セグメント利益は616百万円(前年同期比40.9%減)となりました。

 

②財政状態の分析

 当社グループの当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、資産25,390百万円(前連結会計年度末比990百万円減)、負債6,301百万円(前連結会計年度末比10百万円増)、純資産19,089百万円(前連結会計年度末比1,001百万円減)となりました。

 

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少、たな卸資産の増加等により18,282百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,124百万円減少いたしました。

 

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、無形固定資産及び投資その他の資産の増加等により7,107百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,133百万円増加いたしました。

 

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、未払印税の増加、未払法人税等の減少等により6,185百万円となり、前連結会計年度末に比べ9百万円増加いたしました。

 

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債は役員株式給付引当金の増加等により115百万円となり、前連結会計年度末に比べ1百万円増加いたしました。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益743百万円計上したものの、前連結会計年度の配当により利益剰余金が減少し19,089百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,001百万円減少いたしました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ786百万円減少し、11,431百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、未払金の減少315百万円、法人税等の支払額694百万円があったものの、税金等調整前四半期純利益1,222百万円、売上債権の減少905百万円、減価償却費419百万円等の要因により、1,180百万円(前年同期比2,389百万円減)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果支出した資金は、有形固定資産の取得による支出142百万円、無形固定資産の取得による支出587百万円、投資有価証券の取得による支出1,000百万円等があったものの、定期預金の払戻による収入1,638百万円等の要因により、221百万円(前年同期比854百万円減)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果支出した資金は、配当金の支払額1,723百万円等の要因により、1,725百万円(前年同期比2百万円増)となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業242百万円、コンシューマ事業73百万円、総額は315百万円となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。