第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場におきまして、引き続き多くの新作タイトルがリリースされる一方、一部ヒットタイトルに人気が集中する傾向が続き、競争環境はさらに激しさを増しております。国内家庭用ゲーム市場におきましては、新型ハードの情報に関心が集まる中、大型タイトルの発売に牽引されるかたちでハード・ソフトともに好調に推移いたしました。アミューズメント市場におきましては、消費税率アップによる影響が懸念されつつも、市場規模はほぼ横ばいとなりました。音楽映像市場におきましては、巨大IT企業による動画配信サービスの開始が大きな話題を呼ぶなど、配信ビジネスの成長と競争激化に注目が集まりました。ライブエンターテイメント市場におきましては、引き続き2.5次元舞台が盛況を呈しましたが、国内の深刻な会場不足等により競争がさらに激化しました

このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)の経営成績は、売上高18,546百万円(前年同期比8.2%減)、営業利益2,111百万円(前年同期比49.9%減)、経常利益2,135百万円(前年同期比50.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,336百万円(前年同期比53.0%減)となりました。

 

 セグメントの経営成績は次のとおりであります。

 

a.オンライン事業

当事業におきましては、リリースから3年目に入った「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」が堅調な推移となりましたが、12月で6周年を迎えた「剣と魔法のログレス いにしえの女神」をはじめとする長期運営タイトルの売上が減少いたしました。また、スマートフォン向けの新作タイトルとして、ログレスシリーズの最新作「ログレス物語(ストーリーズ)」を9月18日に、中国発の弾幕シューティングRPG「ガール・カフェ・ガン」を9月20日に配信開始いたしましたが、期待通りの収益を上げることが出来ませんでした。さらに、一部タイトルにつきましては、将来の収益見込みを見直し、資産計上していた開発費を評価減いたしました

 この結果、当事業の売上高は5,975百万円(前年同期比13.5%減)、セグメント利益は120百万円(前年同期比86.3%減)となりました。

 

b.コンシューマ事業

当事業のゲームソフト販売部門におきましては、シリーズ初のNintendo Switch向けタイトル「牧場物語 再会のミネラルタウン」を10月17日に発売し、好調なセールスを記録いたしました。また、「ノーモア★ヒーローズ」シリーズ最新作「Travis Strikes Again: No More Heroes Complete Edition」のPlayStation4版を同じく10月17日に発売し、Windows PC版を10月18日より配信開始いたしました。さらに、海外アクイジションタイトル「CONTROL(コントロール)」をPlayStation4向けに12月12日に発売いたしました。アミューズメント部門におきましては、キッズアミューズメントマシン「ポケモンガオーレ」が、引き続き好調に推移いたしました。しかしながら、前期の第2四半期に実施したソフトウェア資産等の売却による一時収入からの反動減が前年同期比において大きく影響いたしました。

この結果、当事業の売上高は8,714百万円(前年同期比10.1%増)、セグメント利益は1,936百万円(前年同期比27.0%減)となりました。

 

c.音楽映像事業

当事業の音楽映像制作部門におきましては、劇場版プリキュアの最新作『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』が10月に公開となりました。ステージ制作部門におきましては、「ミュージカル『テニスの王子様』秋の大運動会2019」を10月に、「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』コンサート Rails Live 2019」を10月と11月に開催いたしました。また、今期の完全新作といたしましては、テレビアニメ化もされた人気漫画「血界戦線」を舞台化した「舞台『血界戦線』」を11月に、人気ゲーム「ペルソナ5」を舞台化した「PERSONA5 the Stage」を12月に公演いたしました。しかしながら、前期と比べてステージ公演のパッケージや関連商品の販売が減少いたしました。

 この結果、当事業の売上高は3,874百万円(前年同期比28.1%減)、セグメント利益は1,127百万円(前年同期比32.8%減)となりました。

 

②財政状態の分析

 当社グループの当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、資産25,754百万円(前連結会計年度末比626百万円減)、負債6,078百万円(前連結会計年度末比212百万円減)、純資産19,675百万円(前連結会計年度末比414百万円減)となりました。

 

(流動資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少、たな卸資産の増加等により18,208百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,198百万円減少いたしました。

 

(固定資産)

 当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、投資その他の資産の増加等により7,545百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,571百万円増加いたしました。

 

(流動負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、未払金、未払法人税等の減少等により5,962百万円となり、前連結会計年度末に比べ213百万円減少いたしました。

 

(固定負債)

 当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、役員株式給付引当金の増加等により115百万円となり、前連結会計年度末に比べ1百万円増加いたしました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益1,336百万円を計上したものの、前連結会計年度の配当により利益剰余金が減少し19,675百万円となり、前連結会計年度末に比べ414百万円減少いたしました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業346百万円、コンシューマ事業112百万円、総額は458百万円となりました。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。