第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場におきましては、依然として厳しい競争環境が続きながらも、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響でユーザーのプレイ時間の増加傾向が見られるなど、市場全体として好調に推移いたしました。家庭用ゲーム市場におきましても、同様に巣ごもり需要により好調に推移し、ハード・ソフトともに前年の市場規模を上回りました。アミューズメント市場およびライブエンターテイメント市場におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請や施設の閉鎖、イベント自粛要請により、市場環境が大きく悪化いたしました。音楽映像市場におきましては、同様に新型コロナウイルスの影響によりテレビアニメの放送延期が相次ぎましたが、一方、動画配信市場は巣ごもり需要により利用者が大幅に増加し、活況を呈しました。

このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。

この結果、当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年6月30日)の経営成績は、売上高4,668百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益890百万円(前年同期比34.4%増)、経常利益891百万円(前年同期比44.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益593百万円(前年同期比72.8%増)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 

a.オンライン事業

当事業におきましては、リリースから3年目となる『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』が引き続き好調に推移したことに加え、6周年を迎えた『剣と魔法のログレス いにしえの女神』が、コラボ施策等により好調な売上を記録いたしました。また、2020年5月に配信を開始したスマートフォン向け新作タイトル『一騎当千エクストラバースト』も順調に立ち上がり、新作・既存タイトルともに好調に推移いたしましたなお、中国発の弾幕シューティングRPG『ガール・カフェ・ガン』につきましては、開発元であるSeasun Gamesの日本子会社である株式会社西山居へ、2020年7月22日付で配信・運営を移管いたしました。

この結果、当事業の売上高は2,068百万円(前年同期比24.7%増)、セグメント利益は582百万円(前年同期比77.4%増)となりました。

 

b.コンシューマ事業

当事業のゲームソフト販売部門におきましては、国内においては新作ゲームソフトの発売はありませんでしたが、巣ごもり消費により利益率の高いリピート販売や、米国子会社でのSteamサマーセールが好調に推移いたしました

しかしながら、アミューズメント部門におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け、緊急事態宣言による店舗の休業や外出自粛により、主力であるキッズアミューズメントマシン『ポケモンガオーレ』をはじめとした全機種において、インカムが大きく低下いたしました

この結果、当事業の売上高は1,623百万円(前年同期比7.8%減)、セグメント利益は442百万円(前年同期比12.7%増)となりました。

 

c.音楽映像事業

当事業の音楽映像制作部門におきましては、TVアニメ『ミュークルドリーミー』と『啄木鳥探偵處』の放送を開始いたしましたが、『ミュークルドリーミー』につきましては、新型コロナウイルスの影響により一部放送を延期いたしました。また、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』のTV放送を4月から7月に延期、プリキュアシリーズの『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』の公開延期に伴い、それぞれの関連商品の発売を延期いたしました。

ステージ制作部門におきましては、新型コロナウイルスの影響により、当四半期に予定していた「ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇」、「ミュージカル『テニスの王子様』 コンサート Dream Live 2020」、「『ダイヤのA』 The MUSICAL」、「舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花」の公演を中止いたしました。なお、「ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇」、「ミュージカル『テニスの王子様』 コンサート Dream Live 2020」につきましては、前期に公演中止損を特別損失として計上済みとなります

この結果、当事業の売上高は977百万円(前年同期比11.0%減)、セグメント利益は280百万円(前年同期比18.5%減)となりました。

 

②財政状態の分析

 当社グループの当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、資産29,079百万円(前連結会計年度末比2,841百万円増)、負債5,160百万円(前連結会計年度末比979百万円減)、純資産23,919百万円(前連結会計年度末比3,820百万円増)となりました。

 

(流動資産)

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、たな卸資産の増加等により21,094百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,561百万円増加いたしました。

 

(固定資産)

 当第1四半期連結会計期間末における固定資産は、無形固定資産の増加等により7,985百万円となり、前連結会計年度末に比べ280百万円増加いたしました。

 

(流動負債)

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債は、買掛金、未払金の減少等により5,048百万円となり、前連結会計年度末に比べ974百万円減少いたしました。

 

(固定負債)

 当第1四半期連結会計期間末における固定負債は、資産除去債務の減少により111百万円となり、前連結会計年度末に比べ、4百万円減少いたしました。

 

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度の配当による利益剰余金の減少があったものの、第三者割当増資の払込みに伴い資本金2,483百万円、資本剰余金2,483百万円を計上したこと、及び親会社株主に帰属する四半期純利益593百万円を計上したことにより23,919百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,820百万円増加いたしました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社が優先的に対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業72百万円、コンシューマ事業46百万円、音楽映像事業1百万円、総額は119百万円となりました。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当社は、2020年5月25日付で、中国深セン市に本社をおく、Tencent Holdings Limited(騰訊控股有限公司)の完全子会社であるImage Frame Investment (HK) Limited(本社:香港)との間で資本業務提携に係る契約を締結しております。