当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場におきましては、新型コロナウイルスによる影響は限定的で引き続き活況を呈しましたが、多くの新作タイトルがリリースされる一方、一部のヒットタイトルに人気が集中する傾向が続き、競争環境はさらに激しさを増しました。国内家庭用ゲーム市場におきましては、年末に発売されるPlayStation5や新型Xboxの情報が公開され大きな話題となる中、ハード・ソフトともに前年の市場規模を上回り、引き続き好調に推移いたしました。アミューズメント市場におきましては、緊急事態宣言解除後、徐々に施設に客足が戻りつつあるものの、依然厳しい状況が続きました。音楽映像市場におきましては、パッケージ市場の縮小傾向が続く中、動画配信市場については配信サービスのグローバル化とともに、5Gの普及などの配信環境の変化により、今後拡大することが予想されています。ライブエンターテイメント市場におきましては、舞台公演が再開されつつも、政府によるイベント人数規制などにより、依然として非常に厳しい市場環境が続きました。
このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)の経営成績は、売上高9,419百万円(前年同期比13.1%減)、営業利益1,699百万円(前年同期比34.4%増)、経常利益1,678百万円(前年同期比34.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,160百万円(前年同期比56.0%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
a.オンライン事業
当事業におきましては、『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』や『剣と魔法のログレス いにしえの女神』等の既存タイトルが引き続き堅調に推移いたしました。新作タイトルといたしましては、スマートフォン向けゲームアプリ『一騎当千エクストラバースト』を5月25日に、売り切りゲームアプリ『Fate/EXTELLA』、『Fate/EXTELLA LINK』を7月22日に配信を開始いたしました。その他、前期における不採算タイトルの整理等の効果もあり、利益が増加いたしました。
この結果、当事業の売上高は3,998百万円(前年同期比12.5%増)、セグメント利益は975百万円(前年同期比94.8%増)となりました。
b.コンシューマ事業
当事業のゲームソフト販売部門におきましては、国内における新作ゲームソフトの発売はありませんでしたが、海外におきまして『牧場物語 再会のミネラルタウン』北米・欧州版、Windows PC版を7月に発売し、好調なセールスを記録いたしました。さらに、利益率の高いリピート販売も好調に推移いたしました。しかしながら、アミューズメント部門におきましては、新型コロナウイルスの影響を大きく受け、売上が減少いたしました。また、ポケモンアミューズメントマシンの最新作『ポケモンメザスタ』を9月17日より稼動開始し、前作『ポケモンガオーレ』の初動を上回る好調なスタートを記録いたしましたが、第2四半期への収益貢献は限定的となりました。
この結果、当事業の売上高は3,900百万円(前年同期比25.6%減)、セグメント利益は1,111百万円(前年同期比26.9%増)となりました。
c.音楽映像事業
当事業の音楽映像制作部門におきましては、当社主幹事TVアニメ作品『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』を7月より放送開始し、一部パッケージ商品化も行い好調なスタートとなりました。また、『ヒーリングっど♥プリキュア』、『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』のパッケージ商品化を行いました。ステージ制作部門におきましては、新型コロナウイルスの影響により予定していた公演を中止しておりましたが、政府・地方自治体の方針や、公益社団法人全国公立文化施設協会、緊急事態舞台芸術ネットワークのガイドライン等に従った上で、7月~8月に舞台『刀剣乱舞』を科白劇という新形態での演劇として、そして「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2 -大英帝国の醜聞-」の公演を実施いたしました。
この結果、当事業の売上高は1,521百万円(前年同期比26.1%減)、セグメント利益は361百万円(前年同期比41.4%減)となりました。
②財政状態の分析
当社グループの当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、資産30,277百万円(前連結会計年度末比4,039百万円増)、負債5,778百万円(前連結会計年度末比360百万円減)、純資産24,498百万円(前連結会計年度末比4,399百万円増)となりました。
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、たな卸資産の増加等により21,122百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,589百万円増加いたしました。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、有形固定資産、無形固定資産の増加等により9,154百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,449百万円増加いたしました。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、未払金、未払印税の減少等により5,595百万円となり、前連結会計年度末に比べ427百万円減少いたしました。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、資産除去債務の増加等により183百万円となり、前連結会計年度末に比べ67百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度の配当による利益剰余金の減少があったものの、第三者割当増資の払込に伴い資本金2,483百万円、資本剰余金2,483百万円を計上したこと、及び親会社株主に帰属する四半期純利益1,160百万円を計上したことにより24,498百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,399百万円増加いたしました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ2,429百万円増加し、13,599百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、たな卸資産の増加1,086百万円、未払金の減少954百万円、未払印税の減少329百万円等による減少があったものの、税金等調整前四半期純利益1,664百万円、減価償却費302百万円等による増加により、768百万円(前年同期比412百万円減)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、有形固定資産の取得による支出927百万円、無形固定資産の取得による支出559百万円により、1,487百万円(前年同期比1,266百万円増)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、配当金の支払額1,723百万円があったものの、株式の発行による収入4,967百万円により、3,203百万円(前年同期比4,929百万円増)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業151百万円、コンシューマ事業104百万円、音楽映像事業1百万円、総額は257百万円となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。