第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場におきましては、引き続き活況を呈し多くの新作タイトルがリリースされる一方、一部のヒットタイトルに人気が集中する傾向が続き、競争環境はさらに激しさを増しました。国内家庭用ゲーム市場におきましては、次世代ゲーム機PlayStation5、Xbox Series X/Sが発売され大きな話題となる中、ハード・ソフトともに好調に推移いたしました。アミューズメント市場におきましては、売上が回復基調にありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い11月後半から施設への来場者が減少し、厳しい状況が続きました。音楽映像市場におきましては、パッケージ市場の縮小傾向が続く一方、動画配信市場については配信サービスのグローバル化とともに、5Gの普及などの配信環境の変化により、今後拡大することが予想されています。ライブエンターテイメント市場におきましては、イベント人数制限の緩和など回復の兆しが見えつつも、依然厳しい市場環境が続きました。

このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)の経営成績は、売上高17,292百万円(前年同期比6.8%減)、営業利益3,340百万円(前年同期比58.2%増)、経常利益3,286百万円(前年同期比53.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,344百万円(前年同期比75.4%増)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 

a.オンライン事業

当事業におきましては、周年施策を実施した『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』と『剣と魔法のログレス いにしえの女神』が引き続き堅調に推移いたしましたが、5月に配信を開始したスマートフォン向けゲームアプリ『一騎当千エクストラバースト』につきましては、プロモーション効果などにより新規ユーザーが増加しながらも継続率が上がらず低調な推移となりました。その他、前期における不採算タイトルの整理等の効果もあり、利益率が上昇いたしました。

 この結果、当事業の売上高は5,788百万円(前年同期比3.1%減)、セグメント利益は1,331百万円(前年同期はセグメント利益120百万円)となりました。

 

b.コンシューマ事業

当事業のゲームソフト販売部門におきましては、11月にPlayStation4/Nintendo Switch/Windows PC向けに全世界で発売した和風アクションRPG『天穂のサクナヒメ』が、本格的な稲作体験ができる点が大きな話題となり、世界累計出荷本数85万本(2021年1月29日時点)を超える大ヒットを記録しております。また、2007年に発売した『ノーモア★ヒーローズ』と、2010年に発売した『ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル』のNintendo Switchダウンロード版を10月28日に発売し、北米・欧州で好調なセールスを記録いたしました。しかしながら、アミューズメント部門におきましては、新型コロナウイルスの影響を大きく受け、9月に稼動開始したポケモンアミューズメントマシンの最新作『ポケモンメザスタ』をはじめ、各タイトルでインカムが低下いたしました。『ポケモンガオーレ』の海外展開につきましては、稼動開始した地域においては好調に推移いたしました。

この結果、当事業の売上高は8,834百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益は2,474百万円(前年同期比27.8%増)となりました。

 

c.音楽映像事業

当事業の音楽映像制作部門におきましては、TVアニメ『アクダマドライブ』を10月から放送し、一部パッケージ商品化を行いました。また、新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていた劇場版プリキュアの最新作『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』が10月31日に公開となりました。ステージ制作部門におきましては、それぞれのシリーズ最新作となる「『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE –隠し弾(SECRET BULLET)-」、「舞台『血界戦線』Beat Goes On」、「PERSONA5 the Stage #2」に加え、新作として「ミュージカル『新テニスの王子様』The First Stage」、「ミュージカル『グッド・イブニング・スクール』」の公演を実施いたしました。また、新しい取り組みとして、オリジナルコメディドラマ『ハンサムセンキョ』を10月から放送いたしました。舞台公演につきましては、政府によるイベント収容人数規制の緩和後、徐々に収容率を上げて公演を実施いたしましたが、上期の公演中止等が響き、前年同期比で減収減益となりました。

 この結果、当事業の売上高は2,681百万円(前年同期比30.8%減)、セグメント利益は626百万円(前年同期比44.5%減)となりました。

 

②財政状態の分析

 当社グループの当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、資産33,013百万円(前連結会計年度末比6,774百万円増)、負債7,337百万円(前連結会計年度末比1,198百万円増)、純資産25,675百万円(前連結会計年度末比5,576百万円増)となりました。

 

(流動資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、受取手形及び売掛金、たな卸資産の増加等により23,782百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,249百万円増加いたしました。

 

(固定資産)

 当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、有形固定資産の増加等により9,230百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,524百万円増加いたしました。

 

(流動負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、未払印税、未払法人税等の増加等により7,197百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,174百万円増加いたしました。

 

(固定負債)

 当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、資産除去債務の増加により139百万円となり、前連結会計年度末に比べ23百万円増加いたしました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、第三者割当増資の払込に伴い資本金2,483百万円、資本剰余金2,483百万円を計上したこと、及び親会社株主に帰属する四半期純利益2,344百万円を計上したことにより25,675百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,576百万円増加いたしました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業240百万円、コンシューマ事業175百万円、音楽映像事業3百万円、総額は418百万円となりました。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。