第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内のモバイルゲーム市場におきましては、市場規模は一部大型タイトルの季節要因による復調等により前期比で微増いたしました。一方新規参入タイトルを取り巻く環境は依然厳しく、既存タイトルを含めた競争が激化しています。家庭用ゲーム市場におきましては、Nintendo Switchの新モデルが発表され注目を集める中、ハード・ソフトともに堅調に推移いたしました。アミューズメント市場におきましては、7月から9月にかけて発令された4回目の緊急事態宣言により、店舗の営業時間の短縮や休業といった影響を受けました。また、ライブエンターテイメント市場も同様に、イベント開催における人数の規制や公演中止などにより、非常に厳しい状況が続きました。音楽映像市場におきましては、パッケージ市場の縮小傾向が続いておりますが、引き続き活況を呈している動画配信市場において、主力コンテンツの一つとしてアニメの存在感が高まっています。

 このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)の経営成績は、売上高12,838百万円(前年同期比36.3%増)、営業利益2,900百万円(前年同期比70.7%増)、経常利益2,984百万円(前年同期比77.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,079百万円(前年同期比79.2%増)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 

a.オンライン事業

 当事業におきましては、『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』、『ブラウザ三国志』といった長期運営タイトルにおいて、コラボ施策や周年イベントを実施いたしましたが、経年に加えオンライン市場における競争環境の激化により売上が減少いたしました。スマートフォン向けゲームアプリ『一騎当千エクストラバースト』につきましては、App Store・Google Play・DMM GAMES版に加え、新たにMarvelous Apps版を9月に配信開始いたしました。

 この結果、当事業の売上高は2,955百万円(前年同期比26.1%減)、セグメント利益は603百万円(前年同期比38.2%減)となりました。

 

b.コンシューマ事業

 当事業のゲームソフト販売部門におきましては、本年5月に発売した「ルーンファクトリー」シリーズの最新作『ルーンファクトリー5』や、前期に発売した『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』が堅調に推移いたしました。『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』につきましては、2021年9月16日よりSteam版を発売し、全世界累計出荷本数が100万本を突破いたしました。また、「ノーモア★ヒーローズ」シリーズ最新作となる『No More Heroes 3』を、Nintendo Switch向けに2021年8月27日に発売いたしました。アミューズメント部門におきましては、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、主力であるキッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』において、2021年9月16日より稼動を開始した「スーパータッグ2弾」が好調に推移いたしました。一方で、海外展開中の『ポケモンガオーレ』につきましては、感染拡大地域における一部営業自粛や営業制限といった影響を受けました。

 この結果、当事業の売上高は7,999百万円(前年同期比105.1%増)、セグメント利益は2,941百万円(前年同期比164.7%増)となりました。

 

c.音楽映像事業

 当事業の音楽映像制作部門におきましては、TVアニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』、『映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』、TVアニメ『遊☆戯☆王SEVENS』等のパッケージ商品化を行いました。ステージ制作部門におきましては、「ミュージカル『テニスの王子様』」、「『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE」、「ミュージカル『憂国のモリアーティ』」、「舞台『モブサイコ100』」といったシリーズ作の公演を実施いたしましたが、長期に渡った緊急事態宣言によるイベント人数規制や公演中止などが影響し、依然として厳しい状況が続きました。2021年1月~6月に公演を実施した「舞台『刀剣乱舞』」の売上計上があり、前年同期比で増収となりましたが、大幅な減益となりました。

 この結果、当事業の売上高は1,884百万円(前年同期比23.9%増)、セグメント利益は57百万円(前年同期比84.1%減)となりました。

 

②財政状態の分析

 当社グループの当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、資産35,833百万円(前連結会計年度末比2,370百万円増)、負債8,927百万円(前連結会計年度末比2,216百万円増)、純資産26,905百万円(前連結会計年度末比154百万円増)となりました。

 

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、棚卸資産の増加等により27,051百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,263百万円増加いたしました。

 

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、無形固定資産の増加等により8,781百万円となり、前連結会計年度末に比べ106百万円増加いたしました。

 

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、買掛金、未払金の増加等により8,740百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,241百万円増加いたしました。

 

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、役員株式給付引当金の減少により186百万円となり、前連結会計年度末に比べ25百万円減少いたしました。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度の配当による利益剰余金の減少があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益2,079百万円を計上したことにより26,905百万円となり、前連結会計年度末に比べ154百万円増加いたしました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ1,673百万円増加し、18,076百万円となりました。

  当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前四半期純利益2,995百万円、未払金の増加2,231百万円等により、4,095百万円(前年同期比3,327百万円増)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果支出した資金は、有形固定資産の取得による支出103百万円、無形固定資産の取得による支出452百万円等により、441百万円(前年同期比1,045百万円減)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果支出した資金は、配当金の支払額2,007百万円等により、2,007百万円(前年同期比5,211百万円増)となりました。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業173百万円、コンシューマ事業153百万円、総額は326百万円となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。