当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、メタバース(仮想空間)やNFT(非代替性トークン)に大きな注目が集まりました。国内のモバイルゲーム市場におきましては、市場規模は一部人気タイトルの影響により前期比で微増いたしました。一方、新規参入タイトルを取り巻く環境は依然厳しく、既存タイトルを含めた競争が激化しています。国内家庭用ゲーム市場におきましては、ソフトはパッケージ販売が減少しつつもダウンロード販売の伸長により堅調に推移いたしました。しかしながら、ハードは前年同期の『PlayStation®5』『Xbox Series X/S』発売の反動や、部品不足によるゲーム機の品薄の影響を受け、前年の市場規模を下回りました。アミューズメント市場におきましては、緊急事態宣言の解除に伴い復調し、堅調に推移いたしました。音楽映像市場におきましては、パッケージ市場の縮小傾向が継続し、厳しい市場環境が続いている中、好調が続く動画配信市場においても、配信サービス各社による獲得タイトルの選別が進んでいます。ライブエンターテイメント市場におきましては、緊急事態宣言の解除により回復の兆しを見せつつも、客足は完全には戻らず、依然厳しい市場環境となっております。
このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)の経営成績は、売上高18,953百万円(前年同期比9.6%増)、営業利益4,006百万円(前年同期比19.9%増)、経常利益4,190百万円(前年同期比27.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,937百万円(前年同期比25.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
a.オンライン事業
当事業におきましては、新作タイトルとして、2021年11月24日にスマートフォン向けゲームアプリ『千銃士:Rhodoknight(ロードナイト)』の配信を開始いたしましたが、収益貢献は限定的となりました。既存タイトルにつきましては、『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』、『ブラウザ三国志』といった長期運営タイトルにおいて、コラボ施策や周年イベントを実施いたしましたが、経年に加えオンライン市場における競争環境の激化により売上が減少いたしました。
この結果、当事業の売上高は4,571百万円(前年同期比21.0%減)、セグメント利益は764百万円(前年同期比42.6%減)となりました。
b.コンシューマ事業
当事業のゲームソフト販売部門におきましては、本年5月に発売した『ルーンファクトリー5』の販売好調に加え、その他旧作のリピートタイトルが堅調に推移いたしました。また、2019年に発売した『牧場物語 再会のミネラルタウン』のPlayStation®4版とXBOX版を2021年10月及び11月に、海外アクイジションタイトル『The Riftbreaker(リフトブレイカー)』のPlayStation®5ダウンロード版を同年10月14日に発売いたしました。
アミューズメント部門におきましては、キッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』が、2021年12月に累計プレイ回数1億回を突破するなど、引き続き好調に推移いたしました。また、新コンセプトによる小型プライズマシン『TRYDECK(トライデッキ)』を、同年11月より全国のアミューズメント施設にて順次稼働開始いたしました。
この結果、当事業の売上高は11,469百万円(前年同期比29.8%増)、セグメント利益は4,173百万円(前年同期比68.7%増)となりました。
c.音楽映像事業
当事業の音楽映像制作部門におきましては、TVアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』を2021年10月から12月に放送し好評を博したほか、劇場版プリキュアの最新作『映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』が同年10月23日に公開となりました。また、TVアニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』、TVアニメ『遊☆戯☆王SEVENS』等のパッケージ商品化を行いました。
ステージ制作部門におきましては、それぞれのシリーズ最新作となる「舞台『血界戦線』Blitz Along Alone」、「PERSONA5 the Stage #3」等に加え、新規タイトルとして『ワールドトリガー the Stage』の公演を実施いたしました。第2四半期において、2021年1月から6月に公演を実施した「舞台『刀剣乱舞』」の売上計上があったこと等により、前年同期比で増収となりましたが、新型コロナウイルスの影響により大幅な減益となりました。
この結果、当事業の売上高は2,916百万円(前年同期比8.7%増)、セグメント利益は136百万円(前年同期比78.2%減)となりました。
②財政状態の分析
当社グループの当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、資産35,710百万円(前連結会計年度末比2,247百万円増)、負債7,859百万円(前連結会計年度末比1,147百万円増)、純資産27,851百万円(前連結会計年度末比1,099百万円増)となりました。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、売掛金、棚卸資産の増加等により26,610百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,821百万円増加いたしました。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、無形固定資産の増加等により9,100百万円となり、前連結会計年度末に比べ425百万円増加いたしました。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、買掛金の増加等により7,672百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,172百万円増加いたしました。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、役員株式給付引当金の減少等により186百万円となり、前連結会計年度末に比べ25百万円減少いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度の配当による利益剰余金の減少があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益2,937百万円を計上したことにより27,851百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,099百万円増加いたしました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、オンライン事業259百万円、コンシューマ事業235百万円、総額は494百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。