第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、3年ぶりに東京ゲームショウがリアル開催され、多くの来場者で盛り上がりを見せるなど、第7波による感染者増加の影響を受けつつも、徐々にコロナ前の日常を取り戻す動きが進みました。そのような中、国内家庭用ゲーム市場におきましては、大型人気タイトルの発売に牽引されるかたちで、ハード・ソフトともに好調に推移し、前年の市場規模を大きく上回りました。モバイルゲーム市場におきましては、市場の成長が鈍化する中、新規参入タイトルを取り巻く環境は依然厳しく、競争環境はさらに厳しさを増しています。アミューズメント市場におきましては、7月から8月にかけて感染急拡大の影響を受け、客数が一時的に減少いたしましたが、その後回復基調となり、コロナ禍以前の水準に近づきつつあります。音楽映像市場におきましては、パッケージ市場の縮小傾向が続き、ますます市場環境が厳しさを増しました。好調であった動画配信におきましても、巣ごもり需要の一巡により動画配信サービス間の競争が激化しており、サービスの統合や広告付きプランの導入など、収益力強化や顧客基盤の拡大を図る動きが広がっています。ライブエンターテイメント市場におきましては、観客動員の回復が遅れる中、第7波による感染者の増加により、公演関係者の感染に伴う公演中止が多発し、非常に厳しい市場環境が続きました。

 このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)の経営成績は、売上高11,546百万円(前年同期比10.1%減)、営業利益1,774百万円(前年同期比38.8%減)、経常利益2,427百万円(前年同期比18.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,655百万円(前年同期比20.4%減)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを変更しており、当第2四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。

 

a.デジタルコンテンツ事業

 当事業のコンシューマ部門におきましては、それぞれ2021年にNintendo SwitchTM向けに発売した、『ルーンファクトリー5』のSteam®版を2022年7月14日に、『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』のPlayStation®4版を同年7月28日に発売いたしました。しかしながら、当第2四半期におきましては、マルチプラットフォーム展開以外のタイトルの発売はなく、前年5月に発売し好調な販売を記録した『ルーンファクトリー5』の反動減により、前年同期比で減収減益となりました。

 オンライン部門におきましては、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』や『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』において、人気IPとのコラボ施策等を実施いたしましたが、経年により売上が減少いたしました。また、子会社である株式会社ジー・モードより、スマートフォン向けゲームアプリ『デジプラコレクション まるごと鉄道!』の配信を2022年8月10日より開始いたしましたが、期待通りの成績を上げることができませんでした。

 この結果、当事業の売上高は6,038百万円(前年同期比25.7%減)、セグメント利益は598百万円(前年同期比77.0%減)となりました。

 

b.アミューズメント事業

 当事業におきましては、主力であるキッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』において、2022年7月7日より稼動を開始した新弾「ダブルチェイン1弾」が非常に好調に推移し、過去最高の売上を更新いたしました。海外展開中の『ポケモンガオーレ』につきましても、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けていた一部地域の市場の改善により、稼動状況が回復いたしました。

 この結果、当事業の売上高は4,070百万円(前年同期比43.8%増)、セグメント利益は1,609百万円(前年同期比71.0%増)となりました。

 

c.音楽映像事業

 当事業の音楽映像制作部門におきましては、劇場版プリキュアの最新作『映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』同時上映『わたしだけのお子さまランチ』が2022年9月23日に公開となり、公開10日間で興行収入が5億円を突破するなど、好調なスタートを切りました。また、アニメ『刀剣乱舞-花丸-』シリーズの新作三部作の第2弾「特『刀剣乱舞-花丸-』~月ノ巻~」を2022年7月8日より、第3弾「特『刀剣乱舞-花丸-』~華ノ巻~」を同年9月1日より劇場公開いたしました。さらに、TVアニメ『デリシャスパーティ♡プリキュア』、TVアニメ『アオアシ』等のパッケージ商品化を行いました。

 ステージ制作部門におきましては、「ミュージカル『テニスの王子様』」、「舞台『弱虫ペダル』」、『ワールドトリガー the Stage』、「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』」といったシリーズ作品の新作公演を実施いたしました。しかしながら、公演関係者の新型コロナウイルスの感染に伴い、一部の公演が中止となりました。前年同期に売上計上した「舞台『刀剣乱舞』」大型公演の反動により減収となりましたが、当期第1四半期において、コンテンツグローバル需要創出促進事業費補助金等を計上したことや、コロナ禍からの若干の収益改善などにより、前年同期比で増益となりました。

 この結果、当事業の売上高は1,438百万円(前年同期比23.7%減)、セグメント利益は364百万円(前年同期比535.9%増)となりました。

 

②財政状態の分析

 当社グループの当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、資産35,511百万円(前連結会計年度末比1,020百万円減)、負債6,170百万円(前連結会計年度末比1,387百万円減)、純資産29,341百万円(前連結会計年度末比367百万円増)となりました。

 

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金、売掛金の減少等により26,265百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,840百万円減少いたしました。

 

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、無形固定資産の増加等により9,245百万円となり、前連結会計年度末に比べ820百万円増加いたしました。

 

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、買掛金、未払印税の減少等により5,831百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,311百万円減少いたしました。

 

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、役員株式給付引当金の減少等により338百万円となり、前連結会計年度末に比べ76百万円減少いたしました。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度の配当による利益剰余金の減少があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益1,655百万円、為替換算調整勘定679百万円を計上したこと等により29,341百万円となり、前連結会計年度末に比べ367百万円増加いたしました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ3,833百万円減少し、12,598百万円となりました。

  当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前四半期純利益2,427百万円、棚卸資産の増加1,499百万円等により、171百万円(前年同期比3,924百万円減)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果支出した資金は、定期預金預入による支出2,010百万円、有形固定資産の取得による支出109百万円、無形固定資産の取得による支出1,053百万円等により、3,254百万円(前年同期比2,812百万円増)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果支出した資金は、配当金の支払額2,007百万円により、2,007百万円(前年同期比0百万円減)となりました。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、デジタルコンテンツ事業220百万円、アミューズメント事業42百万円、音楽映像事業4百万円、総額は266百万円となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。