第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動制限の緩和が進み、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、原材料・エネルギー価格の高騰や急激な為替変動に伴う物価上昇の影響、世界的な金融引き締めによる景気後退リスクなどにより、先行きは不透明な状況が続いております。

このような状況のなか、当社グループは「グループ一体での飛躍的成長に向けた基盤整備の時期」と位置づけた第7次中期経営計画(2024年7月期~2026年7月期)を策定し、グローバル展開の加速と事業領域の拡大を重要課題として基本戦略を推進してまいりました。

当第1四半期連結累計期間における売上高は、包装機械事業における主力商品の販売実績の増加に伴い、前年同期に比べ170百万円の増収となりました。利益につきましては、包装機械事業における増収効果により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期に比べ増益となりました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は1,447百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は39百万円(前年同期比161.9%増)、経常利益は43百万円(前年同期比164.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は21百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失0百万円)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(包装機械事業)

主力商品であるメカトロハイスペック包装機を中心とした給袋自動包装機の販売実績が増加したことから、売上高は1,170百万円(前年同期比41.1%増)、営業利益は32百万円(前年同期は営業損失72百万円)となりました。

(生産機械事業)

大型プラントの販売実績が減少したことに伴い、売上高は277百万円(前年同期比38.1%減)、営業利益は6百万円(前年同期比92.4%減)となりました。

 

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における資産合計は10,644百万円となり、前連結会計年度末に比べて393百万円減少いたしました。主な要因は、棚卸資産が586百万円増加した一方で、売上債権及びファクタリング方式により譲渡した売上債権の未収額の合計額が697百万円、現金及び預金が385百万円、それぞれ減少したことであります。

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債合計は4,388百万円となり、前連結会計年度末に比べて325百万円減少いたしました。主な要因は、前受金が149百万円増加した一方で、仕入債務が255百万円、未払法人税等が106百万円、長期借入金が36百万円、それぞれ減少したことであります。

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は6,256百万円となり、前連結会計年度末に比べて68百万円減少いたしました。主な要因は、利益剰余金67百万円の減少であります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は48百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。