第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクに重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、新たに締結又は決定した経営上の重要な契約等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

 当第2四半期連結累計期間(2017年10月1日から2018年3月31日まで)における当社を取り巻く環境は、欧州においては英国のEU離脱やドイツ総選挙後における連立政権成立までの不安定な状態などが経済に悪影響を及ぼす懸念がありましたが、今のところその影響は限定的との見方が主流です。米国ではトランプ政権による保護主義的な動きはあるものの雇用・所得環境の改善等を背景に個人消費の増加に支えられ景気回復が続きました。国内においても、堅調な企業業績により雇用・所得環境の改善等を背景に株価は上昇しました。アジアでは、中国経済が一時の停滞を脱し、再び経済活動の活発化が見られるようになりました。

 高級二輪乗車用ヘルメット市場においては、欧州市場は、ドイツ、フランス、イギリスの二輪新車販売が2017年度、前年比減少したものの依然底堅く推移しており、ヘルメット市場も堅調に推移しました。

 北米市場は、二輪新車販売は依然停滞しており、ヘルメット市場も横ばいで推移しました。

 日本市場は、126cc以上の二輪新車販売が増加に転じており、ヘルメット市場はシニア層を中心に高級品、複数個所有の傾向から増加しました。

 アジア市場は、全体で拡大しており、中国での中大型二輪車販売が以前程の伸びはないものの増加しており、ヘルメット市場も堅調に推移しました。

 

 このような状況の下で、当第2四半期連結累計期間における日本、海外を合わせた販売数量は、前期よりタイトな生産状況による期ずれもありましたが、前年度比5%増加となりました。欧州市場では悪天候の影響により、販売数量が前年度比9%減少となりました。北米市場では、昨年10月より販売代理店を1代理店制から2代理店制へ移行しましたが、既存代理店が移行に先立ち在庫を圧縮したこと、3月より出荷の新製品の販売が好調であることにより、販売数量は前年度比112%増加となりました。日本市場は堅調に推移しており販売数量は前年度比5%増加となりました。アジア市場では、全体の販売数量が前年度比微増となり、中国市場についても、前年度比横ばいとなりました。

 

 当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は7,381,730千円と、前年同期比749,188千円 (11.3%) の増収、営業利益は製品売上が増加したことにより1,674,462千円と、前年同期比152,030千円 (10.0%) の増益となりました。経常利益は為替差損の減少により1,657,071千円と前年同期比196,882千円 (13.5%) の増益となりました。また、税金等調整前四半期純利益は1,656,719千円と前年同期比197,876千円 (13.6%) の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,122,250千円と前年同期比123,651千円(12.4%) の増益となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

(当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー)

  当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」と表示します。)は、前期末比257,268千円減少し、6,973,424千円(前期末比3.6%減)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動による資金の増加は1,280,710千円(前年同期比88.8%増)となりました。

 主な要因は、税金等調整前四半期純利益による資金の増加1,656,719千円、減価償却費による資金の増加427,440千円、仕入債務の増加による資金の増加691,975千円などによる資金の増加のほか、たな卸資産の増加による資金の減少1,008,301千円、法人税等の支払による資金の減少464,643千円などの資金減少によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は539,916千円(同51.7%増)となりました。

  主な要因は、生産設備の維持・増強のための有形固定資産の取得による支出527,887千円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動による資金の減少は1,171,032千円(同7.8%増)となりました。

 主な要因は、配当金の支払により1,169,583千円減少したことによるものです。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題については次の通りです。

 現在中国へのヘルメット販売は、安全規格として日本工業規格(JIS)の製品を輸出しておりますが、昨年9月に発表されました中国国務院による工業製品認証基準の変更により(10月11日に対象品目の公告)、2018年8月1日以降中国(香港を除く)では新しい安全規格(*GB811-2010)が施行されることになりました。現在販売中のヘルメットの中で中国当局の新規格認証を得ることが困難なものもあるため鋭意仕様変更検討すると共に商品戦略の見直しを行なっています。

 現在見込まれる今期の中国市場における影響については、当初予想より約5,700個減少の約17,000個と前期並みの販売個数となる見込みです。

*GB811-2010規格の主な特徴

 ・耐貫通性試験:3kg×3mからの貫通テストにおいてストライカが人頭模型に接触しないこと。

 ・ヘルメットの重量制限:フルフェース/ジェット(Aタイプ)の全サイズにおいて1,600g以下であること。

 

参考:日本工業規格(JIS)

 ・耐貫通性試験:3kg×2mからの貫通テストにおいてストライカが人頭模型に接触しないこと。

 ・ヘルメットの重量制限:特になし。

 

(4) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、39,351千円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。