第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

 当第2四半期連結累計期間(以下「当期」という。)におけるわが国経済は、政府や日銀による経済政策や金融政策を背景に、企業収益や雇用環境に改善が見られ、景気は緩やかな回復基調が続いております。一方で、中国を始めとした新興国経済の減速懸念など、依然として先行きが不透明な状況が続いております。

 このような状況の中で、当社グループでは、平成27年4月から3カ年にわたる中期経営計画を策定し、「本格的な高齢社会で求められるニーズに対応するため、グループが保有する経営資源を集中させ、シルバービジネスの更なる強化と積極的な展開を図ることにより、『グループ総体としての企業価値の最大化』を目指す」という基本方針のもと、中期的な目標や成長戦略を掲げました。

 主な成長戦略は、①得意分野の強化策としての「福祉用具貸与事業を中心とした介護事業の深耕」、②新たな収益機会の獲得のための「介護保険制度に過度に依存しない収益基盤作り」(「リハテック事業」の拡大)、③安定的に収益を確保できるビジネスモデルへの転換策としての「インテリア健康事業の収益性の改善」であり、当期は、これらの戦略を実現するための具体的な取り組みをスタートさせました。

 これらの結果、当社グループの当期における業績は、売上高は25,651百万円(前年同四半期比2.8%増)、営業利益は1,194百万円(前年同四半期比48.9%増)、経常利益は1,176百万円(前年同四半期比47.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は656百万円(前年同四半期比76.5%増)となりました。

 各セグメントの業績は、次のとおりであります。

① メディカルサービス事業

 メディカルサービス事業においては、営業拠点(大阪府泉大津市)の新設や新商品の投入などにより、介護保険の給付額が増加している福祉用具貸与事業を中心とした売上高の拡大を図りました。

 当期におきましては、前期より在宅介護部門への投入を開始した、ベッドからの転落事故のリスクを軽減し、高さ調節機能により介護負担の軽減を図る「超低床リクライニングベッド FLB-03J フロアーベッド」を、テレビコマーシャルの放映の継続により、認知度の更なる向上と新たな需要喚起に注力することで、顧客数の拡大と代理店の獲得に取り組んでまいりました。また、4月から介護保険の給付対象となった介助式電動車いす「SP40-K」や、筋力の衰えた高齢者の立ち座りをサポートする「マルチファンクションリフトアップチェア01」などのアクティブシニアを対象とした「リハテック」ブランドの新商品や、バランス機能が低下している方の歩行をサポートする歩行車「アームプラス」などの新商品を市場に投入し、主にレンタル売上の拡大に努めました。さらに、片まひの方や足腰が弱まった高齢者など、自立歩行はできるが歩行に不安がある方を対象として、バネの力と振り子の力を利用して足の振り出しをサポートする歩行支援機「ACSIVE(アクシブ)」について、販売及び一般レンタルを全国で開始致しました。

 「リハテック」ブランド商品の販売に関しましては、自転車感覚で気軽に乗れるハンドル型電動車いす「スマートパル S637」や電動アシスト三輪自転車などの商品を、お客様の自宅近くで体験できる出張試乗会を実施することなどの販売手法により売上の獲得を図るとともに、アクティブシニア向けの商品を取り扱う直営店「リハテックショップ」の展開により、認知度の向上やブランドイメージの定着を図ってまいりました。

 病院・福祉施設等に対しましては、ベッド上の利用者の起き上がりや離床などの動きを感知し、ナースステーションなどに通知することにより、看護師や介護職員などの負担軽減を図る「見守りケアシステムM-1」や、利用者の方のベッドからの転落事故のリスクと介護者の負担を軽減する「超低床フロアーベッド FLB-03」などの付加価値の高い商品について、継続的な販売促進に取り組んでまいりました。

 以上の結果、メディカルサービス事業の売上高は14,253百万円(前年同四半期比6.3%増)、営業利益は1,061百万円(前年同四半期比46.9%増)となりました。

② インテリア健康事業

 インテリア健康事業においては、消費税増税後の需要の低迷からの回復が遅れている家具市場に対して、今までにない独創性の高い新商品を市場に投入して新たな需要を喚起するとともに、主力の家具販売店ルートに加えて、住宅関連企業や家電量販店に対する販売にも注力し、収益力の向上に努めてまいりました。

 当期におきましては、前期より継続して、マットレスのクッション部に東洋紡と共同開発した新素材「ブレスエアーエクストラ®」を採用し、スプリング部の高密度連続スプリングと組み合わせることにより、理想的な寝姿勢で、心地よい眠りを提供する「新リハテックマットレス RH-BAE」の販売に注力いたしました。また、世界の一流ホテルで採用されている最高級ブランド「スランバーランド」ベッドシリーズにつきましては、テレビコマーシャルの放映等により商品の認知度を高めていくことで拡販に努めてまいりました。

 「リハテック」ブランド商品については、既存の取引先に加えて、新たな販売チャネルに対して、消費者の方が、試乗体験が出来る各種イベントの開催や、「リハテックコーナー」の設置を働きかけてまいりました。

 シティホテル等の法人需要に対しては、インバウンド需要が増加していることに加えて、2020年に東京オリンピックが開催されることを機に、今後ベッドの需要がさらに増加していくことが見込まれることから、前期より営業体制を強化してきたことなどにより好調に推移いたしました。また、さらなる需要を取り込んでいくために、快適な寝心地と使い勝手に優れた折り畳みタイプの「ニューフォールディングベッド」のレンタル事業の全国展開を7月より開始いたしました。

 以上の結果、インテリア健康事業の売上高は9,646百万円(前年同四半期比2.0%減)、営業利益は169百万円(前年同四半期比134.7%増)となりました。

③ その他

 戸別訪問販売事業においては、同事業の基礎となる販売員の活性化を図るための施策を引き続き実行するとともに、「リハテック」ブランド商品の拡販のために新規取引先の開拓を積極的に取り組むことにより、売上高の確保に努めてまいりました。

 また、日用品雑貨販売事業においては、店舗毎に立地環境・顧客ニーズなどを検討の上、取扱商品の見直しや売り場レイアウトの変更を行うとともに、集客効果の高い各種の企画セールや在庫一掃セールなどを実施してまいりました。

 以上の結果、その他の売上高は1,751百万円(前年同四半期比3.1%増)、営業損失は53百万円(前年同四半期は営業損失7百万円)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)と比較して1,195百万円減少し58,213百万円となりました。流動資産は前期末と比較して430百万円減少し30,412百万円となりました。主な要因は、現金及び預金112百万円、有価証券1,399百万円などの増加に対し、受取手形及び売掛金(電子記録債権を含む)1,485百万円、たな卸資産319百万円などの減少によるものであります。固定資産は前期末と比較して755百万円減少し27,750百万円となりました。主な要因は、有形固定資産の取得などによる増加に対し、1年基準(ワンイヤールール)適用となる譲渡性預金600百万円の流動資産への振替、土地の売却336百万円などの減少によるものであります。

(負債)

 負債は、前期末と比較して609百万円減少し21,512百万円となりました。主な要因は、短期借入金300百万円などの増加に対し、ファクタリング未払金380百万円、長期未払金654百万円などの減少によるものであります。

(純資産)

 純資産は、前期末と比較して586百万円減少し36,701百万円となりました。主な要因は、増加については親会社株主に帰属する四半期純利益656百万円などであり、減少については剰余金の配当481百万円、自己株式の取得611百万円などによるものであります。

 以上の結果、自己資本比率は、前期末の62.7%から63.0%となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は、現金及び現金同等物残高が前期末と比較して912百万円増加し、10,624百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動によるキャッシュ・フローは、3,140百万円の収入(前年同四半期は1,931百万円の収入)となりました。主な要因として、収入については、税金等調整前四半期純利益1,153百万円、売上債権の減少1,498百万円、非資金項目である減価償却費1,819百万円の計上などによるものであり、支出については、仕入債務の減少241百万円、ファクタリング未払金の減少380百万円、確定拠出年金制度への移換金669百万円などによるものであります。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動によるキャッシュ・フローは、1,634百万円の支出(前年同四半期は1,914百万円の支出)となりました。主な要因として、収入については有形固定資産の売却354百万円などであり、支出については、有形固定資産の取得1,953百万円などによるものであります。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動によるキャッシュ・フローは、592百万円の支出(前年同四半期は558百万円の支出)となりました。主な要因として、収入については短期借入れによる収入600百万円などであり、支出については、短期借入金の返済300百万円、配当金の支払額482百万円、自己株式の取得611百万円などによるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、103百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

資金需要ならびに財務政策について

 当社グループにおける主な資金需要は、当社及び子会社が事業活動を行っていく上で必要な運転資金及び設備投資資金であります。

 これらの資金需要に対しては、主として営業活動からのキャッシュ・フローと金融機関からの借入及び社債(私募債)により調達しており、グループとして最適な資金調達を実現するために当社が中心となり調達を行っております。

 また、当社グループではCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入しており、グループ各社における余剰資金を当社に集中し、一元管理を行うことで金融費用の削減を図っております。なお、当第2四半期連結会計期間末における当社グループの有利子負債残高は9,770百万円となりました。内訳としては、短期及び長期借入金3,050百万円(短期借入金1,850百万円、長期借入金1,200百万円)、社債4,350百万円(1年内償還を含む)、リース債務2,370百万円であります。

 一方、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は10,624百万円となり、前連結会計年度末と比較して912百万円増加しております。将来発生し得る資金需要については、営業活動によって得られるキャッシュ・フロー及び手元資金により、対応可能な状況であると認識しております。